最後の貴公子・近衛文隆の生涯 夢顔さんによろしく 下 (文春文庫)
- 文藝春秋 (2002年10月10日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167534059
みんなの感想まとめ
歴史に埋もれた人物の壮絶な生涯を描いた作品は、近衛文隆の波乱に満ちた人生を通じて、戦前の日本の歴史を鮮やかに蘇らせます。名門近衛家に生まれながらも、放蕩やスパイの罠に巻き込まれ、最終的にはシベリアで命...
感想・レビュー・書評
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事実は小説より奇なり。歴史に埋もれた人物をフォーカスして大河小説の様な物語(上下2巻)に昇華させた取材力と筆力で柴田錬三郎賞受賞の力作。
近衛文麿の息子として生まれながら、最期は一兵卒としてシベリアに抑留されて、帰国を早める代わりにソ連のスパイ(スリーパー)の打診を受けるも断り、科学的ロボトミーの処置を施され抑留中に亡くなった近衛文隆の人生を描く。
検閲をパスした文隆から家族宛の手紙に妻もよく知る岸、白洲、西園寺等の名前の他に「夢顔さんによろしく」という文言が。妻も関係者も誰も知らない夢顔さんとは一体誰なのか?それとも検閲逃れの暗号か何かなのか?謎解きの趣向も加味したストーリーも絶品。忙しい人や私の様な天邪鬼は下巻のみ読んでも十分満足できます。末國善己氏の解説も乙。 -
凄絶な近衛文隆の生きざま、そして、それを見事に描き上げた著者の筆力に感激すること請け合いです。戦前の歴史を風化させてはならない。
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・名門近衛家の世継ぎでありながら、放蕩狼藉の限りをつくし、あげくの果てに赴任先の上海で、当時日本と交戦中の蒋介石政権が放った美貌のスパイの罠に嵌り、駆け落ち騒ぎを引き起こした。それに対する懲罰的な意味合いもあって、満州の辺境に駐屯する部隊に二等兵として招集され、戦後抑留先のシベリアで命を落としたーというのが、複数の文献に現れた近衛文隆のプロフィルであった。
・敢えて言うなら、それらの文献の記述が、名門の面汚し的なろくでなし、という形で、あまりに一致していたことへの違和感だったと思う。 -
近衛文隆氏を主人公にしたノンフィクションノベル。下巻は満州時代からシベリア抑留まで。捕虜郵便に記された「夢顔さん」とは誰だったのか・・・?
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こんな悲しい物語はない。
ピンルー…
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著者プロフィール
西木正明の作品

劇団四季『異国の丘』を見に行ったときに、元となった小説がこちらの『夢顔さん』だと聞いて題名だ...
劇団四季『異国の丘』を見に行ったときに、元となった小説がこちらの『夢顔さん』だと聞いて題名だけ覚えていました。私が見たのは初演で、近衛文隆を戻るにした「秀隆」を演じたのは石丸幹二さんで、当時も今もキラッキラですね 笑
https://www.shiki.jp/applause/ikoku/
ミュージカルはあくまでも「元にした」なので「夢顔さん」というメモもありませんでした。こちらのレビューを読んだら夢顔さんが何者か気になったのですが、過酷だから読む気力が湧かず…(-_-;)
懐かしく思いだしました。ありがとうございました!