- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167535049
感想・レビュー・書評
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「妹尾河童」のエッセイ集『河童が覗いた「仕事場」』を読みました。
「妹尾河童」作品は3年前に読んだ『河童が覗いたトイレまんだら』以来なので久しぶりですね。
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好奇心溢れる「河童」が「和田誠」、「倉本聰」、「三宅一生」、「山下洋輔」から米大統領執務室、総理官邸執務室まで覗きまくる驚異のイラスト&エッセイ集。
覗かれた50人からの『河童を覗き返す』も収録!
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「妹尾河童」が50人にも及ぶ著名人の仕事場を訪ね、例の独特で緻密な手書き俯瞰図とともにエッセイ風にまとめた作品で、『週間朝日』の1985年1月4・11日号から同年12月27日号で発表された作品がまとめられています。
「妹尾河童」作品は、読むよりも観るって感覚の方が近いですねぇ、、、
イラストに描かれた仕事場の絵も素晴らしいのですが、独特で読みやすい文字も芸術的です… でも、イラストばかりではなく、エッセイの方も面白いのが、本シリーズの魅力ですね。
覗かれる方って、なかなか素の状態を出し難いはずなのに、短い取材時間でお互いに打ち解け、仕事だけでなく生活や考え、ライフスタイルまで、いつの間にか、その人の全てをさらけ出してしまっている感じ… 著者の人柄が表れているエッセイだと思います。
そして覗かれた側からの『河童を覗き返す』で、「妹尾河童」に対するコメントが入っているのも愉しめました、、、
最終回は、自らの仕事場を覗くことになるのも面白い趣向でした。
単行本化された際のタイトルは『河童が覗いた50人の仕事場』らしいです… 文庫化の際、ちょっとだけ変更されたようですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20180930読了
1997年発行。河童さんが各界の人々を取材してその仕事場を描いている。その数48名。写真じゃなくてわざわざ寸法を測り比率などを計算して手書きする手法で、というのは誰にでもできることじゃないから、河童さんならではのぜいたくな取材を受けた人たちは幸運なのではないだろうか。最後にはご自身の仕事場も。 -
この緻密な絵をえがける情熱は、ただ枯れることなく湧きあがる〝好奇心〟からだと思う。自分の仕事周りのこと、興味のあること、だけでなく、広くかつ浅からぬ好奇心をいだきつづけられる――。〝河童さん〟には本書ではじめて出会ったが、すごいひとだなあ、というシンプルな感想。
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2014/01/25購入
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吉原すみれさんが嬉しかった。立花隆さんの昔の書斎や堀江謙一さんのソーラーボードが面白かった。
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ひとは多かれ少なかれ覗き趣味を持っているのです。
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楽しい。河童さんの本はついコレクションしてしまう
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どこまでも厭きない河童ワールド全開。
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何よりも細かい洞察力、観察力がこの本には詰まっている。図解はやってみたいけど、こんなに細かくは書けない。<br>文庫本。