ものぐさ箸やすめ アメリカと日本、男と女を精神分析する (文春文庫 き-14-6)
- 文藝春秋 (2002年5月10日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167540074
みんなの感想まとめ
多様なテーマを扱ったこの作品は、著者独特の切り口で人間関係や社会について深く掘り下げています。特に、国際関係や男女の関係性に対する精神分析的な考察は、安心感を与える一方で、現代社会の本能の壊れた側面を...
感想・レビュー・書評
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久々に岸田秀の本を読んだ。ずいぶん長い時間がかかったのは雑文集だったからだと思う。僕の好きな、いわゆる岸田秀的文面は第一部、第二部に表れている。国際関係を精神分析したり、人間が本能の壊れた動物である、という前提から男女の関係を論じる部分は全くブレておらず、読んでて安心すらしてしまう。第三部以降の雑文に時間が掛かったが、今また振り返ってみて別の著作を読んでみたいという衝動に駆られている。
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少し古いけれど、ズバズバと言い切る文体が小気味良いです。
〈以外、要約メモ〉
●アメリカは理念だけで成り立っている国。相手の面子を立てながら平和裡に解決という発想がなく、精神的安定の為に敵を必要とする。
●家庭内の立ち位置として、西欧の女性は父親(夫)の女であることを強要され、日本の女性は逆に性的存在ではなく子の母および家族の世話役であることを強要される
●濃密で情緒的な人間関係を避けたり、不潔恐怖に通ずる
性の自閉的傾向 (自分は安全でいたいとう幼稚性)の増加
●人間は本能が壊れてしまっているので、本能だけでは性活動ができず、幻想(ポルノグラフィ:イメージ、物語)の助けを必要とする
特に男性は、そこに母親に育てられた事による女性への倒錯的要素(侮辱性、反発的暴力性)を含んでいる。→よって性行為に女性の人格などはむしろ邪魔=敬意を払うような女性や性的に強い女性は母親を無意識下で連想し、不能になる恐怖の為。
女性の方も、それを感知している(不能になられては困る)ので、ただでさえ行為が侮辱的なのだから、まして自分より格下の男性は避けたい。
●その他、執筆行為や信頼、暇の恐怖、など文化人類学的、心理学や精神分析的な面白いコラムがありました。
P.242 “最初に形成される自我は、ナルチシズムに支えられた誇大妄想的自我であるが、このような幼児的な自我の形に固執し、その後成長過程で自我に組み込まれなければならない多くの要素を排除している人は、自分を重んじてくれることがわかっている身近な人以外の人を恐れるであろう。” -
アメリカと日本を比較する。
色々は方向から比較していましたが
へぇ…と思うだけで終了。
男女共、あちらの男女に走るというのが
面白かったです。
どっちもどっち、というのは
こういう事なのかも??
いや、日本女の方が日本男に対して、放置状態なので
落差が激しかったです。 -
914.6
少し難解だったが…精神科医だと思っていたが医者ではないらしい -
へぇーっ
こんな視点からの「モノの見方」があるのだ。
が随所に出てくる。
長い目、短い目、どこから読んでも楽しめるのが嬉しい。
長編小説を読んでいて、
ちょっと頭をほぐしたいときに
適当にひょいと開いて
じっくり味わって
フムフム
そんな読書に最適だと思います。
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岸田秀の作品
