- 文藝春秋 (1991年10月9日発売)
本棚登録 : 193人
感想 : 20件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167544010
作品紹介・あらすじ
ホテルで女主人の到着を待つ若い男女。その背後に潜むエゴイズム、孤独感を澄明な文体で彫琢、愛と性のかかわりをさぐり直木賞に輝く優品。「鳥、とんだ」「三月の兎」を併録。(植田康夫)
みんなの感想まとめ
テーマはエゴイズムや孤独感を掘り下げながら、愛と性の関係を探求することにあります。直木賞を受賞したこの作品は、心理描写が非常に緻密で、登場人物の生き方に共感を呼び起こします。特に、悩みながらも懸命に生...
感想・レビュー・書評
-
心理描写がすばらしい。
そんな生き方もあるよね、一生懸命悩んでそして生きているよね、と共感しかり。
Wikipediaで高校と大学を見て、そうなのか。。。藤だったのね。その感性は北の大地とここからなのかな。
先日、藤に行ってきました。こわいくらい丁寧に対応いただきました。すごいなあ。ここで育ったのね。(本書とは関係ありません)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若かりし頃、藤堂さんの作品を読み漁っていたような記憶が。改めて直木賞に輝いたこの作品を読んでみた。
不倫していた母親が嫌で家を出たのに同じことをしている女、お気に入りのマダムに手の上で転がされていた女、手に入れた男に素の自分を曝け出せない女、の3編集。
だいぶまどろっこしい。共感できず、読んでいて疲れる作品でした。昔の自分は共感出来ていたのだろうか? -
直木賞、解説:植田康夫
鳥、とんだ◆熟れてゆく夏◆三月の兎 -
2018/07/28読了
第100回直木賞受賞作品 とのこと。
少し拗れた女性の夏と性愛 のようなもの。
けど、私としてはあまり受け付けなかったです。
主題はどこにあるのかわからず、あちこち彷徨う
本題は、よせばいいのに詩とか過去とか入ってくるから
とりとめがなさすぎて
ストーリーが入ってきませんでした・・・
映像化したら、面白いとは思ったけど・・・。 -
P191
第100回 直木賞 受賞作品。
いまひとつ、自分としては何か物足りない作品。 -
3つの短編集。
それぞれの主人公は壊れた部分がある。
誰しもが少なからずどこかが壊れていて、それを補うように何かに依存したり、反発したりするのかもしれない。 -
標題作含め、全体的に受け付けにくい世界が書かれていました。読むのを途中で止めてしまおうかと思ったほど。直木賞にもいろんなタイプの作品があるなだと勉強になりました。
-
男性に対して嫌悪感や恐怖感を抱きながら、それを認めることを拒み続けている律子。ある日律子の元に、疎遠になっていた従姉の道子から自作の詩集が送られてくる。その中の一篇の詩が、幼い頃の二人の甘美な秘め事を思い出させ、律子を責めていた。
そんな律子が慕うのはアルバイト先で知り合った松木夫人。夫人には紀夫という若いヒモがいた。律子はこの粗野な男が大嫌いだった。それがどういうわけか、律子は紀夫とともに海辺のリゾートホテルに滞在することになってしまう。
主人公は、男性よりも女性に惹かれてしまう自分の性癖を、暗い影として背負っているのだが、作品全体も鬱蒼としていて、読んでいてもいまいち感情が入っていけない。ラストも、何だかよく分からなかった。表題作の他、二編を収録。
☆直木賞 -
テーマが多すぎる気がする。男性恐怖症、同性愛など理解しづらい内容だからか?女性の気持ちが分かってないからか?
もう少し大人になってから読み返そう。 -
理屈っぽ過ぎかな。
-
9月20日読了。直木賞受賞作の表題作を含む3編の短編を収録。外側から熱にじりじりとあぶられ、内側から甘ったるく腐っていくような、3人の主人公女性たちを描く。起伏があってドラマティック・ロマンティック!!な小説ではないが、むせ返るような描写を下品にならず書けるのはやはり作者の実力あってのことなのか。男性恐怖症・同性愛・色情欲、女性にも色々あるやねえ。
-
第100回直木賞。
主人公は20歳の女子大生・律子。バイト先で知り合った松木夫人に誘われ、海沿いのホテルへの10日間の小旅行中。しかし夫人は来ず、その若い愛人・紀夫と過ごすはめになる。
律子は、高校時代に同性愛を体験し、男性経験を経るが今は男嫌い。
結末がいまいちよく分からなかったし、私小説の延長のような感じで、直木賞作品だけど芥川賞作品のような雰囲気。 -
藤堂さんの作品、好きになりました。作品に出てくる女性に共感する部分がある。
-
【第100回直木賞受賞作】
-
短編2編と中篇の表題作です。
直木賞受賞作なのかぁ、ってかんじです。
特別感激もしなかったなぁ。
『混沌とした愛欲の世界を描いた~』という紹介文はちょっと誇大広告では? -
表題作は直木賞受賞作。他2編の短編。文章が遠回りな感じで、考えながら読んだけど理解しずらい表現がたくさんあった。う〜ん。22.Feb.08
-
3篇収録。最初の「鳥、とんだ」のラストがよかった。
藤堂志津子の作品
