風と水の流れ (文春文庫 と 11-8)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167544089

感想・レビュー・書評

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  • この方の小説、本当に好き。
    文章がとても読みやすい。そして、主人公の女性、好きになる。
    主人公は29歳で、まもなく30歳を迎える女性。
    妻がいる男性との恋愛。
    異母兄弟の男性との関係。
    その男性を好きな女性の後輩。

  • 真代の父親と加以の母親が連れ子同士で結婚して、血のつながらない家族となる。母親は真代を自分の息子より可愛がり、自分のいいなりにお見合い結婚をさせるが、真代の最初の反抗は離婚という行動だった。そしてその片棒をかついだのが加以だった。その後両親とは絶縁状態になってしまう。
    最後の最後に何故、加以は片棒を担いだのか、そして真代は加以の気持ちに気づいていたが気づかないふりをしていたのかという場面が一番好きで、ついつい何度も読み返してしまうのだった。
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    離婚して五年、三十歳を目前にした真代の下にかかってきた三本の電話。妻子ある現恋人の立花、血のつながらない弟・加以の女友達、そして最後は、加以その人から…。長かった「離婚の復習」が終わろうとしている。自分の内面を見つめる程に戸惑い、過去に引き戻されながら、いまそっと手を触れる私だけの愛のかたち。(裏表紙より)

  • 主人公の気持ちにゆっくり寄りそって読み進めることが出来た。

  • しっくりこなかった。
    あたしは行動に理由を求めたいタイプだから。
    最後はここで納まっちゃうのね。と思ったら、
    なんだか読んだ意味あんまりなかったなぁ、なんて。

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