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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167546168
感想・レビュー・書評
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伊集院さんは先日読んだ『お父やんとオジさん』を書くために作家になった
とおっしゃっているらしいので
それでは別の作品もと『少年譜』という短編集も読んだ
こちらは初々しいさに富んだ少年の成長物語を
文学的な、あまりにも文学的な表現であった
初期の作品かなと思ったら今世紀に入ってからのもの
手練れなのかなあ
えっ?女性にも?
ゴルフもうまいらしいよ
へへへ
こちらの『少年譜』もわたしは好きだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊集院静さんが亡くなった。
伊集院さんの著作との出会いはエッセイの「大人の流儀」だった。
記憶が定かではないが、東日本大震災が発生し、世の中が騒然となり、今までの普通が普通でなくなった時、地に足をつけて生きていくことができなくなった(それまでも地に足がついていたかどうかは疑わしい。ただ、自分は自分の力で生きている、という根拠ない自信みたいなものがあった)。仕事も厳しいプロジェクトの真っ只中で疲弊しきっていた。
そこで手を取ったのが「大人の流儀」だった。
それまで伊集院静の本は読んだことがなかった。
夏目雅子の旦那で、今の奥さんは篠ひろ子ぐらいの知識しかなかった。
なぜ、「大人の流儀」を手に取ったのだろう。。
全く思い出せない。
大人はつらいのである。人生は厳しいのである。でも歯を食いしばって前を向き、周りの人に優しくしてあげなければいけないのである。
というメッセージを、低音でゆっくりと語りかけてくるような言葉で自分の胸の中にすうっと染み込んできた。
悲しみを受け入れ、人の痛みは分かち合えないけど、気持ちを通わせる努力をし、ほんの少し明日に向かって微笑む。
一歩ずつまた前を向くことができるようになった感じがした。
恥ずかしながら、今までエッセイしか読んだことがなく、小説は今回が初めてだった。
作家の、伊集院静の人生を思わせる、厳しい中にも一筋の優しさが光る短編集だった。
みんな一生懸命生きている。
間違いも失敗もするが、それを糧にしてみんな生きている。
人生とはこういうものなんだよ、とわかったようでわからないと考えている作家が、それでも人生は捨てたものではない、とエッセイのときにも感じた低音でゆっくりと語りかけてくるような小説だった。 -
懸命に一つのことに取り組み励む男の子による7篇の短編集。
男の子だったら誰もが経験したり感じたりしたことがある懐かしさがある。
たまに読みかえしたくなる小説。 -
短編で泣かされるのは良い小説の証拠と思っている。導入部分はどれも古臭い感じで入りにくいが気付いた時には没入している。小さなことを積み上げてそれが力となってい行く、とにかく励め!そんなメッセージを頂いた気がした。今の自分にぴったりの本だった。
石田衣良の伊集院静のお礼の方法(スーツを作るかご飯を食べるか)そしてクラブでの振る舞い(女性に好かれるにはまずは弱点を見せる)はさすが伊集院静先生(私が住む現実とは乖離が激しく、こんな世界があるのか。。。ワラ)といった感じ。 -
昭和の終戦前後の少年たちを主人公にした短編集。貧しいながらも、これからの成長へ向けて皆ががんばっていた時代。厳しい境遇に流されず生きた少年たちを描く。
ああ、昭和だ。 -
うまく言えないが時間をゆっくり進ませる力がある作品たちだった。
心を休めるにはいい作品。 -
P217
少年時代に苦労した美学 -
自分たちの根本や物事の本質を見つめなおそうと思わせる少年小説です。五十歳を過ぎると人は身体に穴があく。そこから物事がひとつ、ふたつ抜けるものだ(P73)、神様を大切にする、それは人の力でできることなどたいしたことではないからのう(P204)の一節が印象に残りました。
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苦難に負けず、ひたむきに努力する殊勝な少年達の姿を描いた短編集。
遠い日、少年の頃に抱いていた大切な想いが甦る。 -
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伊集院静初読。
ちょっと前時代で清らかなかんじでした。
少年のまっすぐさを保たせる存在になれたら、人は幸せだろうな。 -
少年時代の切なさを綴った短編集。本作の完成度が揺るぎないのは当然だが、あとがきの石田衣良の文章の面白さは新しい発見。石田衣良に今度挑戦してみよう。
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なぜかピンときませんでした。
昭和の少年を主人公にした短編集。その割にノスタルジックな雰囲気が無く、どこか古臭い立身出世風の作品が多かったせいかもしれません。
世の中では評価の高い本です。
私の方の問題なのでしょうね。 -
少年小説集ということで手に取ってみた。
耐えること、ひたすら真摯であることなどの美学が描かれている。
良きも悪きも現代の少年を描いているものとは違い、とっつきにくさも感じながら、新鮮な感じで彼らの人生を追わせてもらった。 -
伊集院静の本初めて読んだ。
見た目と文章が全然違うw
他の本も読んでみよう -
どちらかというと、男性が読むと心に沁みてくる話だと思った。
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「古備前」「親方と神様」が良かった。
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少年小説が揃った短編集。
少年独特の残酷さも垣間見られるが…そこが本来のテーマではなく。
少年達が各々の逆境の中で健やかに成長していく姿を、まるで自分も見届けているような想いになった。
登場する大人達もまた、彼等の心の美しさを慈しみ、愛おしみ、教える者としての存在に徹しようとしている。
こうした大人達は、今の世の中にはどのくらい存在するか。
自分勝手な理想と我侭をただ押し付け…一個の人格として尊重してはいないからこそ、毎日あんなに酷いニュースが流れるのではないかと思う。
この作品にある、一種の「懐かしさ」が失われることなく、いつまでも感じ続けていたい。
「少年譜 笛の音」
「古備前」
「トンネル」
「腕くらべ」
「朝顔」
「茶の花」
「親方と神様」所収。
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