事件を見にゆく (文春文庫 よ 13-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167547011

感想・レビュー・書評

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  • 2016年8月24日、読了。

  • これは俺の好きなルポルタージュ作品!

    44個もの事件を取り上げたものを『週刊文春』で一年間連載したのが原作。

    勿論一年間で44個しか事件起きなかったわけではないが、概ね事件、繁栄、政治、ハイテク、故郷、少年犯罪、青春にバランスよく事件を選んでいて、44の事件が一つ一つジグソーパズルみたく組み合わさり取材した時代を綺麗に反映しているなぁと思える作品。


    最後に何故人が存在する限り事件は起きるのだろうか考えてみた。

    多分人は生きている限り規則、秩序、管理を煩わしいと少なからず思うだろう。それは今に始まったことではなくアダムとイブが知恵の木のリンゴを食べてエデンを追放されたとされる遠い昔からのことだろうし。

    そしてそれらの煩わしいと感じるものを破った時、事件と呼ばれるものが起きるのだろう。

  • ¥105

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著者プロフィール

1948 年長野県生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学時代にベトナム反戦運動「ベ平連」に参加。1985 年の日本航空123 便墜落事故を取材した『墜落の夏 日航123 便事故全記録-』(新潮社)で第9 回講談社ノンフィクション賞を受賞。2017 ~ 2021 年まで日本ペンクラブ会長を務める。主な著書に『M/ 世界の、憂鬱な先端』( 文藝春秋) 、『奇跡を起こした村のはなし』( ちくま書房)、『散るアメリカ』( 中央公論社) ほか多数。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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