101個目のレモン (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2004年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167548049

みんなの感想まとめ

この作品は、30代の著者が自身の恋愛や結婚観、短歌への思いを綴ったエッセイであり、時代の移り変わりを背景にした人間の感情や文化への深い洞察が特徴です。特に、短歌を通じた祝福のエピソードは、多くの読者に...

感想・レビュー・書評

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  • ご自身もあとがきに書いてましたが、まさに30代の俵万智を詰め込んだ一冊!
    当時の恋愛や結婚観、興味関心、短歌へ想いなどなど。弟の結婚を短歌を交えて祝福する話が特に好き。31文字の中に込められた意味や想いに触れ、その奥深さを知るきっかけにもなりました!

    チョコレート革命読みたいなぁ〜、与謝野晶子にも興味が湧いたし、画家の鴨居玲も気になる。私の関心幅がぐっと広がりました。

  • (かなり昔に購入したが、毎回何故か途中で読まなくなって、今回3度目の挑戦)

    興味深く読んだ
    若い頃はピンとこなくて読み進められなかった部分も今読むとすんなり入ってきた
    若い頃の自分は文化的知識が圧倒的に足りなくて俵万智さんの書いてる作品のことがさっぱりわからなかっただけだったのだ

  • ちょうど20年前に刊行されたエッセイ。20世紀から21世紀へ、世の中が激しく移り変わる時代だったようだ。そのなかで感じる不安や危機感、未来への期待や希望が記されていてとても興味深かった。2021年の今、便利な世の中だが、言葉の価値が薄れていっている。彼女の言葉の力への想いを読み、改めて言葉を大切に使い、文化を残していかなければならないと感じた。彼女の短歌同様、無駄を削ぎ落とした素直で真っ直ぐな文章が心に響いた。

  • 俵万智の30代を綴ったエッセイ集。
    テーマは本当にバラバラ。短歌に関わることも、そうでないことも。
    俵万智の感性と選ぶ言葉が大好きで、読むたびいつも共感する。もしくは、いいことを教えてもらったような気分になる。普通に生活していく中から、選び、切りとり、言葉でつなぐ。とても女らしい人だと思う。



    それからこの本には、とてもいい短歌や、読み返したくなる本や、読みたいと思う本がいくつも出てきて、これからの読書につながる部分が多く、嬉しかった。ちゃんとメモして古本屋行く。

  • 三章 大切な本たち、四章 絵画のあれこれ、 五章 短歌の部屋 のみ読了。エッセイは、好きな箇所だけ抜粋して気ままに読めるからいいなと思う。

    ・北杜夫のどくとるマンボウ、梶井基次郎の檸檬がとてつもなく読みたくなった。タイトルの「101個目のレモン」は、ここからきてるのねー、と納得。
    ・単行本を借りる派だけど、文庫本を買う派に移行したくなった。
    ・久しぶりに短歌を目にして、懐かしいなという気持ちになった。高校の国語の授業ぶり。

    観覧車回れよ回れ思ひ出は
    君には一日我には一生
    栗木京子

    これ、すきだったなあ。

  • 俵万智のエッセイ集。
    相変わらず、気取らず読みやすい文。
    タイトルのヒントになったのは、梶井基次郎の「檸檬」から。

  • 俵万智さんの随筆。自身の歌集であるチョコレート革命やチョコレート語訳「みだれ髪」などの解説もありなかなかおもしろかったです。

  • 短歌を織り交ぜたエッセイみたいなもの。
    何だか彼女の世界観を少し垣間見た気がする。

    この中で紹介されていた
    大口玲子「海量」がとても気になった。

    "甘えたき気持ち悟られまいとしてイルカのやうな明るさを見す"

  • ごめんなさい俵万智さん。
    ごめんなさい俵万智さん。
    本・絵画そしてお芝居についてのエッセイでした。彼女の短歌は短歌ではないように思います。歳月と人々の目の中で磨耗しなくなってしまうような、薄い作品だと感じました。ところどころに入る短歌はなんだか場違いて?なものが多かったです。ひとつひとつの論評もなんだか芸術家ぶっていて…。きっとワタシの読み方があまいのでしょう。
    古典というのは、長い年月、おもしろいから読みつがれてきたものなのです。とありますが、まさにこの作品が文庫とならんことを。

  • 全身これ日本語の人なのだな。村上春樹のエッセイと並んで口語文体のお手本。エッセイ+短歌の組み合わせもまた秀逸。

  • 「百年後の秋」
    僕はもうすぐ死ぬ。けれども必ず死ぬことにおいては、誰もが同じなんだ。今その通りを歩いている人たちも、100年たったら、誰もいないんだよ!
    100年たったらだあれもいないーだからどうでもいいや、とは思いたくない。けれどこの言葉を、呪文のようにとなえていると、心が軽くなってくる。人生という限られた時間のなかで、自分にとって本当に大切なものだけを、大切にしたい。そんなシンプルな気持ちになる。
    「短歌と虚構」
    どんな無垢な者に対しても、たとえ誰かを傷つけてしまうとしても、ゆずれない感情があるーそんな思いが、心の揺れであり、一首のスタートだった。
    現実には難しくても、短歌の中でなら、言えることがある。三十一文字という短さは、言い訳や助走や逡巡を許さない。だからこそ、自分は短歌の中なら潔くなれる。思いって、心から「好き」と言える。その結果として、事実から遠ざかることがあったとしても、真実には近づいているのだと思う。作品にどのくらい虚構があるかは、一首一首によって違う。ほとんど事実そのままで着地することもあれば、かなり遠いところに着地することもある。
    ちなみに、読者にとって、どれくらい事実なのかは、重要なことなのだろうか。その作品が、どれくらい心に響くかは、事実の分量に左右されるとは思わないのだが。

  • 題名がいいよねー。またブログのタイトルを変えたくなっちゃったよ。これはかるーい感じで読めたけど、いろいろいい本も紹介してあって、それが読みたくなった。俵万智さんの意外とミーハーなところとか、のんびりしてるところとか、身近に感じられた。これだけ日本語が上手いと自分が思ってることをとっても正確に伝えられるんだろうなぁ。うらやましい。

  • バイブル

  • すっきり読めるエッセイ集。寝る前にどーぞ

  • 読書期間:06/7/13-7/18
    レシピ本に夢中になっている場合じゃないと思って手にとりました。エッセイで数年間をまとめて回想するスタイルが気に入った。

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著者プロフィール

俵 万智(たわら・まち):1962年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に、佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。1986年に角川短歌賞、1988年に現代歌人協会賞を受賞。『サラダ記念日』『プーさんの鼻』『考える短歌』など、歌集・著書多数。2021年度朝日賞受賞。歌誌「心の花」所属。最新刊は第七歌集『アボカドの種』。2023年、秋の褒賞で紫綬褒章を受章。

「2026年 『短歌ご一緒しませんか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

俵万智の作品

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