我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4835
レビュー : 443
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167549015

作品紹介・あらすじ

僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを"誘拐"したのだが…。表題作以下5篇収録。

感想・レビュー・書評

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  • どの短編も無条件で面白かったです!5篇のお話はどれも好きでした。杉田比呂美さんのカバーイラストが可愛らしくて、この男の子とスピッツ・ミリーは、最初のお話「我らが隣人の犯罪」の登場人物なのですが、そのまんまのイメージで頭の中をクルクル動き回っていました。まるでアニメを観ているようにどの登場人物たちも色彩を持ってイキイキしています。
    ミステリ初心者にも、小説を初めて読む方にも、そして目が肥えた読書家のみなさんにも、いやいやもっと大きく出て日本中、世界中(!)の方に気楽に楽しんでもらえると思うし、きっとどれかお気に入りの1篇が見つかるはずです。
    わたしは、全部気にいっちゃいましたけどね(*^^*)

  • ミステリー短編作。

    ・我らが隣人の犯罪
    ・この子誰の子
    ・サボテンの花
    ・祝・殺人
    ・気分は自殺志望

    どの短編も内容が濃く、よい感じで読者を驚かせてくれるとてもお得な短編作。

    こんなに面白い短編作は初めて。

    宮部みゆきの魅力を感じる事ができる1冊。

  • 隣の家のスピッツがやかましい!いなくしちゃえー「我らが隣人の犯罪」
    嵐の夜現れた女は父さんとの間にできたと言って赤ちゃんを連れてきたー「この子誰の子」
    六年一組の少々扱いづらい子供たちと教頭先生のお話ー「サボテンの花」
    妹の披露宴、美人エレクトーン奏者が刑事である自分に持ち込んだ話とはー「祝・殺人」
    公園でいつも会う初老の男性が駆け出し小説家の僕に「自分を殺してくれ」と言ってきたー「気分は自殺志願」
    以上5本収録の短編集

    どのお話もとても面白いです。
    読んで味わっていただきたいのでどこがどんなふうに面白いとか書かないです。読めば絶対に面白いので。
    あえて順位をつけるなら、一番好きなお話は「サボテンの花」次が「気分は自殺志願」。
    5本すべて趣が違い、すべて後味がよかった。
    未読の方はぜひ!
    短編ですから出勤途中の細切れ読みにもよいです。
    通勤電車から降りたくなくなるかも。

  • 5編の短編集。前半3作は子どもたちが出てきますが、いいなあ〜^^特にサボテンの花が好きです。子どもたちがなりの真剣さが、真面目でおかしくて...教頭先生でなくても泣けてきます。

  • 宮部みゆきさんの推理短編、あっさり読んでほっこりできるから好き。この本の中では「サボテンの花」がすごく気に入った。教頭先生の信念とやさしさ、そしてそれをきちんと理解して教頭先生を想う子供たち。いい話だったなあ。

  • 僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐”したのだが…。表題作以下5篇収録。

    「この子誰の子」「「サボテンの花」が良かったよ。

  • 宮部みゆきさん初めて読みました!とっても楽しかったです♪5編の短編集。どのお話もよくできていてミステリーとしても楽しめ温かい気持ちにもなり素晴らしかったです★20年以上も前に出た短編集なのに全然そんな感じないです!解説で北村薫さんが絶賛されているのも納得♪北村薫さんにとって宮部みゆきベスト1であり続けてきた作品とのこと!この短編集バラエティー豊かで本当に大満足♡初めて宮部さん読むのにも読みやすくていいと思います!全てすごく楽しめましたが中でも「サボテンの花」とても良かったです(இдஇ; )オススメでーす★

  • おもしろかったー。
    宮部さんの作品は今に至るまで1作も読んだことがなくて(常々タイミングを逸するというか)、
    でも周りには宮部作品読者がたくさんい(て、良い良いと言われ続け)るのでずっと気にはなってたんだけど。
    いやー、絶賛されるだけはあるなぁああ。おもしろかった!
    なんか、男の人みたいな文章を書くね。
    ていうか、いわゆる女流作家的な言葉回しでなかったりとか。

    キャラの設定も逐一いいなぁと思う。
    少年が嫌味じゃない程度に賢しくて素敵。主人公も、主人公じゃなくても。
    大人も良い味出してるし。おじさんと教頭と中田さんがとても好きだ。

    「サボテンの花」が良い話すぎたー。だいすきこういうの…。
     

  • 「この子誰の子」の温かさ。「サボテンの花」が特に良かった。権藤教頭、秋山徹―子どもの味方の大人たち。“校長先生にならないでいてくれて ありがとう”という子どもたちの言葉には泣けた。

  • タイトルが好き。読む前からドキドキさせられます。もしかしたら私の隣人も…?

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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