蒲生邸事件 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2000年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (688ページ) / ISBN・EAN: 9784167549039

みんなの感想まとめ

歴史と現代が交錯するタイムトラベルの物語が展開され、主人公の成長が描かれています。大学受験を控えた青年孝史が、古びたホテルに宿泊する中で直面する火災をきっかけに、昭和11年の東京都にタイムスリップしま...

感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆきさんの初期のSF歴史ミステリ。
    大学の受験に失敗し、予備校を受けるために上京した主人公の孝史は、とある古びたホテルに宿泊する。ホテルの場所にはかつて陸軍大将蒲生憲之の邸宅があり、時折彼の幽霊が現れるとささやかれていた。さらに、ホテルの宿泊客には妙に暗い影を持つ薄気味悪い男もおり、孝史は落ち着かない気持ちで滞在する。

    受験を控えた深夜、ホテルが火災に見舞われる。絶体絶命の危機に陥った孝史の前に突然現れたのは例の薄気味悪い男だった。彼は孝史を連れてとある場所へと避難する。その場所とはなんと、昭和11年2月26日の東京都永田町、まさに2.26事件が始まろうとしている時だった。

    本書はいわゆるタイムトラベルものである。この手の話では、タイムトラベラーが歴史を変えられる場合とそうでない場合があるが、本書では歴史の大筋は変えられないという設定になっている。例えば、大事故を未然に防いだとしても別の形で同じような大事故が起こってしまう、といった具合である。本書がこの設定を取ることで、物語の中にタイムトラベラーの存在意義についての苦悩が生まれることになる。

    本書はまた、主人公孝史の成長ストーリーでもある。受験範囲に含まれない歴史はほとんど知らない現代の青年で、学歴のない田舎育ちの父親のコンプレックスに振り回され、自分に自信を持てずにいた彼が、昭和11年のリアルを体感することにより、一回り大きくなって現代に戻ってくる。実家に戻った彼が父親に掛ける言葉は、彼の成長を感じさせてじんとくる。

    さらに、未来を知ることができるなら、その情報をどう使うのか、といったことも、本書の大きなテーマの一つである。大きな歴史は変えられないけれど、自分や近しい人の未来はある程度コントロールできる。大切な人の有利になるように動くのか、あるがままの歴史の流れに委ねるのか。本書には、歴史に対するさまざまな哲学が描かれる。自分なら都合のいいように利用しちゃうかもしれないな、なんて反省しながら読んだ。

    文庫本700頁近くの長編ながらミステリの要素で一気に読み進められ、時にほろっとしたり考え込ませられる、内容の濃い小説である。

    • たなか・まさん
      積読でずっと読んでない本です。出張とかに持って行くと良いかな。
      積読でずっと読んでない本です。出張とかに持って行くと良いかな。
      2023/03/11
  • おもしろかった!

    日本SF大賞受賞作品だそうです。
    いわゆるタイムトラベルもので、前半はやや単調な感じで話の流れもよく見えないのですが、後半は見事な伏線回収でミステリーとしても楽しめます。

    ラストはホロリとなります。

    オススメ!

  • 10年以上本棚で埃を被ったままになっていた一冊。陸軍の青年将校たちが起こしたクーデターから87年の「2•26」を迎える前にと一念発起。SF大賞受賞&直木賞候補作、しかも題材は二・二六事件。骨太の歴史改変ものかと思いきや、やけに軽いタッチのSF×恋愛×ミステリーで正直拍子抜けした。語り手たる主人公に共感しづらいとか、無駄に長いとかいうのはあったけれど、終盤のまとめ方はさすがというか「ズルをしない時間旅行」という概念には好感が持てた。

  • 以前から読みたいと思っていて、本のボリュームと2.26事件という重みで時間がある時にと、今まで読んでなかった本。
    読み終わって今読んでよかったと強く思いました。
    この本が書かれた94年と今も時代が少し変わっています。
    そして2.26事件からの戦争へ向かうと時代。
    その時代を生きる人、色んなことを考えた本でした。
    本の厚さを忘れるくらいどんどん読んでしまいました。
    読み終わった後にジーンと
    改めて言うまでもなく良い小説、読んでよかった。

  • 1994年の大学受験に失敗した高校生が、東京のホテルで火災に遭い、昭和11年2月26日、いわゆる2.26事件の最中にタイムトラベルするという話です。

    2.26事件について、北村薫さんの「鷺と雪」を読んで興味を持ちました。
    そこで、本作を読もうと思いました。
    ですが、約680ページという分厚い長編のため、なかなか読み進められませんでしたが、今年の積読は今年のうちにと思って、なんとか読み終わりました。
    なお、現在、文庫版は上下巻に分かれた新装版が出ていますが、私の読んだのは古い版です。

    30年くらい前の作品なので、文章的に多少の古さを感じます。
    SFやミステリというよりも、青年の成長物語なのですが、最終章は、心を打たれるものがありました。
    読後感はとても良いです。
    でも、ちょっと長かったなぁと思いました。

  • タイムトラベル物だが、これがまた引き込まれる。あまり勉強していない現代日本史の一片に触れ、色々ググッてウィキペした。私は一体何を学校で学んでいたのだろう…。

  • 昭和ノスタルジーを体感できる感動作!昭和11年2月26日に勃発する二・二六事件をめぐるタイムトリップ物語。タイムトリップ系ベスト3に入る。大学受験に失敗した孝史はホテルでの火事に遭遇するが、平田に助けられ、移動した先は蒲生邸。陸軍大将の蒲生憲之の自決の真相が思いもよらぬ方向に動く。二・二六事件後に第二次世界大戦へと進む日本、誰もがそれを憂い、それを回避しようと努力するが歴史は不変。また、蒲生邸の女中のふき。ふきの愛嬌ある性格に好感を持つ。現代で生前のふきと会えず、ふきへの愛おしさが倍増した。

  • タイムスリップものだがミステリーとしての側面も持っている物語である。
    受験した大学はすべて不合格、駄目な奴だと自分に言い聞かせるように口にするどこにでもいそうな若者が主人公・孝史である。
    受験のために宿泊していたホテルの火災に巻き込まれ、間一髪のところを平田に助けられる孝史。
    時間移動の能力を持つ平田は自らの能力を嫌っている。
    危機に面した孝史を見捨てられなかったこと、無理をして現代に孝史を戻そうとしたこと。
    基本的に彼は善良な人だったのだろう。
    孝史がたどり着いたのは1936年2月26日の帝都。
    あの二・二六事件のあった日だ。
    平田の縁でしばらくの間住むことになった蒲生家では、同じ日に当主である憲之が命を絶っていた。
    戦争前夜ともいえる時代へ飛んだ孝史だったが、蒲生家で暮す人々は孝史の知る人たちと何ら変わらない人々だった。
    怒りや悲しみ、戸惑いやためらい、人としての感情は時代に関係なく誰にもあるものなのだから・・・。
    時間を遡り過去にたどり着いた者は歴史を変えてはならない。
    こんなルールを聞いたことがある。
    どんな場面に遭遇しても、未来に人間がそこに介入することは許されない。
    見守ることしか出来ないのだとしたら、何のための能力なのかと疑問に感じてしまうこともわかるような気がした。

    単なるミステリーやタイムスリップに終わらないところがこの物語の良さだ。
    結末に待ち受けている感動とあたたかさ。
    時を経てもつながっていく思い。
    読んでよかった・・・そんなふうに思いながら余韻を楽しめる物語だった。

  • ほぼ読んでいる宮部さんですが、時代物、SFは敬遠してしまっていた。言いたいことがわかってないと思うげど、歴史に抗えないからこそ、今を大切にと言ってくれてるのかな。今8月。期せずしてこの季節に読めたのは、ある意味よかった。
    この世の春も読んでみよう。

  • 高校3年生の尾崎孝史が東京の予備校を受験するために泊まったホテルが火事に会い、死を覚悟した時に謎の男に導かれて2.26事件の昭和11年にタイムトリップする。タイムトリップした場所は、そのホテルがあった場所、元陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。
    何故蒲生邸だったのか?何故2.26事件の時だったのか?蒲生憲之の死と遺書の秘密は?タイムトリップに導いた平田と名乗る謎の男の目的は何?
    蒲生憲之の長男蒲生貴之とその妹珠子の不可解な行動、蒲生憲之の年の離れた弟で実業家、貴之の叔父蒲生嘉隆、憲之の後妻で嘉隆と密通している鞠恵、そして女中のふきとちゑ。蒲生邸に居合わせる登場人物が絡み合って謎が謎を呼ぶ。
    蒲生憲之が拳銃で自決したのにその拳銃がなくなっていた。それが色んな思惑を呼び、物語が展開していく。2.26事件を起こした青年将校と同じ思想だったはずの蒲生憲之が途中で考え方を変えた理由こそが事件の核なのだとわかるが、現代の人間の平田が昭和11年に蒲生邸で下男となって働いているのは何故?色々な疑問がわかるまでワクワク感が続く。
    最後の現代での尾崎孝史の時代を超えた恋の行方には感動した。

  • 最初は主人公:孝史の身勝手さに不満も感じたが、読み進むうちに何となく理解できた。最後のところでの謎がすべて解けて、出会いがあり・・
    厚い本で、途中で投げ出したくなりましたが、後半から楽しく読み進めることができた。
    実際の出来事かと思ったが、後書きでまったくの架空の話とあったが、本当にあった話とおもってしまった。

  • 最後の手紙、泣けた。

  • SFタイムスリップファンタジー?ミステリー?
    突如昭和11年の2・26事件の舞台へ
    事件を乗り越えて行く
    最後の答え合わせは超秀逸

  • やっぱり宮部みゆきは安定感抜群。
    読みやすくて、思わずページをめくっちゃうテンポのいい展開。

    タイムトラベルものはいろいろあるけど、
    この本はタイムトラベルに対してキャラクターがすごく現実的なとらえ方をしていた気がする。

    好きな人のために、誇りをもって能力を発揮するひと
    変えられない流れに絶望して能力を捨てようとするひと
    好きな子を安全なところに連れて行きたいと願う気持ち
    家族をおいて逃げられないと断る気持ち

    どれも、自分がその立場だったら間違いなくそうなってたと思う。

    結局、タイムトラベルなんてあっても意味ないのかな。

  • ・あらすじ
    予備校受験のために上京した尾崎孝史。
    宿泊したホテルは蒲生邸と呼ばれ元陸軍大将だった蒲生憲之の邸宅を改装したものだった。
    そしてそのホテルには死んだはずの蒲生大将が幽霊となって現れる、という噂があった。

    2月26日、ホテル火災に遭遇した尾崎は宿泊中に何度か見かけた暗い不気味な雰囲気の中年男、平田に助けられる。
    しかし平田に助けられた先はなんと二.二六事件勃発直前の帝都、東京だった。

    ・感想
    歴史SF+蒲生大将の死の真相をめぐるミステリー要素もあり。
    読みやすかったのですぐ読み終えてしまった。

    平田の最期が良かった。
    時間旅行できるという特殊な能力故にどこにいても異分子になってしまう。
    チートして億万長者になることもできるのに、その道を選択せず「その時代に生きる人間」として死んだ平田…。

    あとは蒲生の長男の貴之も良かったな。
    この人も未来をカンニング済みではあるのに、その知識で冷笑せずに時代の波に飲み込まれて誠実に生きた人だったんだろうな。

    しかし、蒲生の弟と押し掛け女房だった人はちょっと可哀想w
    そこまでしなくても…と思ってしまったw

  •  平成9年、1997年度第18回日本SF大賞受賞作。
     現在は新装版として上下巻に分かれて出版されている。約680ページという読み応え十分な作品。
     タイムトラベルによって、二・二六事件前夜に運ばれた主人公が軍人自決に隠された真実を追う異色のミステリー。歴史に「もし」があったらどうなるか。それは誰しもが一度は考えたことがあるのではないか。「もしあの時、こうしていたらどうなっていただろうか」歴史の流れは変わったのだろうか。現代に生きる人間が過去に行って現代に戻る、また過去の人間が現代にきて過去に戻る、そうすることで何が変わるのだろうか。そうした疑問もこの作品ではじっくり氷解していく。

  • 「蒲生邸事件」
    著者会心の日本SF大賞受賞長篇。


    宮部みゆきの作品はたくさんありすぎて追いつかない。本作は宮部みゆきのSFって読んだことなかった(はず)ので、漸く手にとった。確かにあらすじを見ればSFなのだけど、それだけじゃない。


    二・二六事件真っ只中の戦前の東京にある蒲生憲之陸軍予備役大将の館に身を寄せた孝史は、蒲生予備役大将の自決に遭遇する。その自決に事件性を感じた孝史は犯人探しをするが、これはミステリー。


    また、まがい物の神だと自虐的に語る時間旅行の能力を持つ平田との衝突と生まれる絆、そして、ふきとの出会い。そこからすると恋もありな成長物語。


    色んな側面がある作品だ。その中で一番強いのは、歴史的な側面。テーマはSFでも恋でも成長でもなく、過去は過去と差別しないで、生きている時代に逃げずに向き合っていく。それを二・二六事件に直面する蒲生家とその関係者との短い日々を通じて、孝史は感じていく。


    孝史は、負けると分かっている戦争からふきを助ける為、共に孝史の時代にいこうと誘う。しかし、ふきはそれをしてしまうと逃げてしまうと言う。ふきはふきの時代に向き合って、孝史は孝史が生きていた時代に帰り、向き合いなさいと言うことだ。


    タイムスリップする前の孝史であれば、平田の人間として生きて死にたいと言う願いと同じくらいふみのこの言葉も理解できなかっただろう。しかし、僅かな日々であったが、蒲生事件や貴之、ふみ、珠子などの人々、なにより二・二六事件と当時の日本を肌で感じることで変わっていく(父曰く大人になった)。


    歴史がテーマとは言え、五十年以上の時間を越えたふきとの再会は、寂しくもあるが、爽やかでもある孝史の今後の姿が楽しみになる締め。また、平田に対する回想も良かった。


    個人的には、孝史の素直な(タイムスリップに対するリアクションを含め)とこや平田の実直なところ、珠子のキャラと登場人物が良かった点も含め、宮部みゆきって改めて凄いなと感じる一冊。

  • 期待通り……いえいえ、期待以上に面白かった蒲生邸なのですよ!11

    タイムトラベルだって言うのはもうあらすじで見ていたのですが
    好きなのですよそう言うの!!1

    『リプレイ』や『7回死んだ男』も『リピート』も『さよならの代わりに』も!
    映画だと『ミッション8ミニッツ(Source Code)』なんかも!邦画だと有名過ぎる『時をかける少女』や『青天の霹靂』などなど。仁先生や『信長コンチェルト』もそうか!
    舞台でもそう言えば好きなのがあったのです。
    良いのですよね良いのですよね


    この、タイムトラベル物、或いはタイムリープ物で、しーなが好きな所が2つ!あるのですよ!!1見どころと言うかなんと言うか。


    1つ目は「自分が未来、或いは過去から来たと告白するシーン」

    これってもう、伝家の宝刀みたいな気持ち良さがあるのですよね。
    未来の情報を口が滑ったり、少しだけ言ってしまったり。
    全然信じて貰えなかったのに、ちょっとした予言が当たったりすると……
    からの、終盤に「実は……」の告白。
    「何となく気付いてた」とか身近な人が味方になってくれたり。
    良いシーンなのですよね……!
    この、正解をストーリーに突き付ける気持ちの良さ。

    2つ目は、やっぱり「その後」なのです
    トラベラーが元の時間に戻ってしまう時の名残惜しい感じ。
    そして戻ってからの、歴史の確認やふれあい。手紙とか。
    過去へ戻った場合は、今から、未来にまた出会えると言う期待。

    もうね、少し寂しくて少し嬉しくて懐かしくて……と言う気持ちがめちゃめちゃ良いのですよね!!1


    と言う事で、二・二六事件へとタイムトラベルしてしまう主人公。
    楽しみに読み始めたのでした

    史実の中に蒲生さんと言う名前は無かったから、恐らくフィクションな元大将の退役軍人なのでしょうが
    蒲生邸があるのは四ツ谷。
    主人公が外に出たりして赤坂見附まで歩いたりするのですけど、道路や風景や駅が浮かんできて
    四ツ谷に住んでいたことがあるしーなとしては何とも呻いてしまったのです

    タイムトラベルした事がなかなか信じられない主人公。
    その18歳の受験生の目から見る1936年の東京は、ドラマや映画でしか想像できないのですが
    「皆が生きて働いてる」と言う、何でもボタン一つで出来てしまう現代との違いをひしひしと感じさせてて
    主人公の家庭環境を、改めて考え直したり、自分の将来について思い直したり
    そう言うミステリ以外の部分でもちゃんと物語やテーマがあって、やっぱり宮部みゆきと言う感じなのでした

    昭和初期の人達との関係が、段々会話からも親しんで行く過程が読み取れたり
    生活の中で、段々とその時代が好きになったり。
    良いのですよね。とっても。

    しーなの好きな山場もちゃんと味わえたし
    最後のシーンも悲しいけど気持ちが暖かくなったし
    そしてミステリとしても楽しめたし、SFとしても面白かったのです。
    色んな所謂「リプレイ物」を思い出したのですよ
    こう言うSFミステリーは、やっぱり時々読みたいのですよね。

  • 心に残った記述

    歴史の意図も知らず、流れの中で、先も見えないままただ懸命に生きる人間に。
    明日消えるかもしれない自分の命を愛せる人間に。
    明日会えなくなるかもしれない隣人と肩をたたいて笑い合う人間に。
    それがどんなに尊いことであるか知りもしないまま、普通の勇気を持って歴史のなかを泳いでいく人間に。

    過去は直したってしょうがないものだし、未来のことを心配したって駄目なんだ、その時その時、精一杯やろうってさ。

    過去を差別しないという原点

  • 1996年9月毎日新聞社から上梓。
    2000年文春文庫化。
    タイムトリップをするまでの展開に、やや冗長なところがあり、再読でも、つまづいてしまうのですが、そこを過ぎれば、面白いです。
    タイムトリップを通した歴史観を登場人物達に語らせる部分が興味深く、日本SF大賞受賞もうなずけます。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ・みゆき):一九六〇年東京都生まれ。八七年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木三十五賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。『霊験お初捕物控』『ぼんくら』『三島屋変調百物語』シリーズ、『きたきた捕物帖』シリーズなど著書多数。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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