誰か―Somebody (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.33
  • (185)
  • (659)
  • (1241)
  • (197)
  • (35)
本棚登録 : 6439
レビュー : 586
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167549060

作品紹介・あらすじ

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める-。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これは……再読だな。

  • 父親の死が姉妹を苦しみに、そして同じ人を好きになった

  • 高一 ◯

  • さすが宮部さん、見せ方は上手い。ただ、お話としては最後にもう少しカタルシスが欲しかったかな。主人公が一般人だからこれ以上の追及は出来ないのだろうけれど、どうもスッキリしない。あと、終始「他人事感」が拭えなかった。

  • 杉村三郎シリーズ第一弾。
    今多コンツェルングループ広報室の編集者・杉村が関わる、会長お抱え運転手の事故死と遺児姉妹の謎。
    歌や絵本による彩りの杉村の家庭の幸福と世間の偏見も含めストーリーの膨らみを感じる。
    杉村の察しの良さ、対応のクレバーさを感じながら、それでも傷つき葛藤する主人公に、自分自身を重ねきれない妬ましさも感じた。
    19-81

  • 警察でも探偵でもないし、犯罪に関わったこともないし、人には言えない過去があるわけでもない。ごく普通の暮らしで、善良な性格で、どこにでもいそうなサラリーマン杉村三郎を主人公とするミステリーシリーズの第1作。

    物語のきっかけは杉村が勤める会社のオーナーで、杉村の義理の父、今田会長の個人運転手がひき逃げで亡くなったこと。今田会長は遺された2人の娘の頼み事を杉村へ依頼する。

    ひき逃げ犯を探し出す推理ミステリー小説かと思いきや、物語は意外な方向で終結。味方だと思っていたら実は、って意表を突く展開と散りばめられた伏線の回収に無理がない。

    世の中には常識的な善悪が通じない人が結構いる。そんな人間を前にすると、常識のある普通の人間は余計な苦労をしてしまう。そんなことを実感させられる作品。まだまだ活躍の余地がある登場人物たちの今後も気になるので、シリーズの次回作も読みたくなった。

  • 2019.7.20

  • 1冊目の主人公のイメージくらいで
    この話自体の印象が残ってない。

  • 杉村三郎シリーズ2冊目。遡って読んでいるため探偵を本業にしてない本作は謎解きがちょっとのんびりムード。ただぐいぐい読ませる文章はさすが。

  • 杉村三郎の視点を通して描かれた気を張らずにほのぼのとした気持ちで読める事件簿。
    事件を通してわかる被害者の娘姉妹の対照的な性格と生い立ち。

全586件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

誰か―Somebody (文春文庫)のその他の作品

宮部みゆきの作品

誰か―Somebody (文春文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする