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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167551070
みんなの感想まとめ
忠臣蔵を吉良家の視点から描いたこの小説は、従来の物語とは異なる新たな解釈を提供します。読者は、吉良が意地悪をしただけで、なぜ浅野が殿中で切りかかり、命を落とすことになったのかという疑問に直面し、その背...
感想・レビュー・書評
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忠臣蔵を吉良家側から書いた小説。
とても面白かった。昔読んだ忠臣蔵よりこっちが史実なのでは?と思わせる。
思えば忠臣蔵は突っ込みどころ満載。
塩の作り方を教えてくれなかった浅野家に吉良が意趣返しで教えるべきことを教えず意地悪をしたので、浅野が殿中で切りかかった。
→例え意地悪が本当だとしても、殺すのはいかん。
浅野は即日切腹。お家断絶。→早いけどやったことを思えば妥当。殿中で殺人未遂だからね。
浅野家家臣、喧嘩両成敗なのにと怒る。→喧嘩じゃない。浅野が勝手に切りかかってきただけ。
いろいろあって大石蔵之介が仇討ちを果たす。→まず仇討ち相手は幕府では?吉良はちょっと意地悪しただけだぞ?浅野が無防備な吉良に切りかかったことについてはどう思っているのか?
堀部安兵衛は浅野と大した関係無いっぽいし、吉良の領地では上野介は良政を敷いていたらしいし、浅野の妻は子供っぽいし、浅野は怒りっぽすぎる、そもそも吉良が何をした、となんか変だなあと思っていた疑問が解けた。
もちろん実際はどうだったかはわからないわけだが。
時代小説としても雰囲気があって、一学が清々しくて良い。 -
突然逆ギレして殿中で切りかかってきた馬鹿の家臣に逆恨みされて斬り殺された上に、孫は幽閉されお家断絶を迎えた老人の悲哀の物語。
世論を納得させる裁きの公正さが大事と。 -
畳の縁の模様で格式がある。上野介の知恵をもっと出したら良かった。
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読完2011.08図書館
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こういう裏側から見たものって、
比較的偏りがちになってしまいがちなものなのですが、
この小説はあまり上野介側に偏ることなく、
見事に一歩離れた目で見ています。
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