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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167556013
作品紹介・あらすじ
日本人戦争孤児で、中国人の教師に養育された陸一心。肉親の情と中国への思いの間で揺れる青年の苦難の旅路を、戦争や文化大革命などの歴史を背景に壮大に描く大河小説。(清原康正)
みんなの感想まとめ
戦争孤児としての苦悩を抱えた主人公の成長と、戦争の影響を受けた人々の絆を描いた物語は、歴史の重みを感じさせる深いテーマを持っています。日本と中国の複雑な歴史観が交錯する中で、主人公が経験する過酷な状況...
感想・レビュー・書評
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中国を侵略した日本は満洲国を建設するにあたり日本から開拓団を募集して100万人以上の移民を派遣したのだが、終戦時には多くの移民を取り残して関東軍は無責任にも帰国してしまうのだ。その撤収にあたり関東軍は敗戦の2ヶ月も前から司令部を日本に近い朝鮮半島付近に移し、橋を爆破して破壊したというのだから驚きだ。
しかも数十万人の規模で残された戦争孤児たちを救出する動きは日中国交回復するまでは全く起こっていないのだから呆れてしまう。ドイツ人は東ドイツに残された棄民を5年以内に全て救出したというのだから、日本人はどうなんだろうと思ってしまう。考えてみれば、インパール作戦や太平洋の離島で飢餓死した多くの日本兵の遺骨さえほとんど収拾していないのは周知の事実だ。モンゴルやシベリアにも多くの日本人の遺骨が散逸したままになっている。
この作品は山崎豊子の著作の中でも日本人として必読の書であると思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人であるが故に様々な苦難が待ち受けている。
そんな中でも味方になってくれる人は必ずいる。
中国と日本の歴史観、歴史教育も違う、日本人も酷いことをしてきたこと、歴史観は双方からみて初めて理解できるのだと感じた。 -
宮尾登美子の満州引揚げの話を読んだら他の満州ものも読みたくなったので、山崎豊子の戦争三部作のうちの一つ『大地の子』を。
母に薦められて前にも読もうとしたことがあるのだが、序盤の批判大会(集団リンチ)からの取調べがあまりにも怖くて挫折。
あれから耐性がついたのか、今回はさらっと読めた。
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戦争がこの世界から無くなることはないのだから、現代日本の平和を有り難く噛みしめつつも、ボケーッと甘受していないで、有事の際の最善策をいつも想定しておかなければ、と自戒。
さもないと、あっという間に地獄行き。
無力で憐れなのは子供。
大人の一心(イーシン)への拷問も見るに耐えないのだが、それ以上に子供時代のイーシンのなす術のなさを見るのは辛すぎた。
それにしても中国の批判大会の恐ろしさといったら言語を絶する。
感情を露わにした恐ろしげなスローガンや、造反の奨励とか、原始時代のような労役とか、およそ人間らしさのない残酷さ。
戦後の中国の混乱具合の異常さに、ただただどん引き。
イーシンの養父母や、袁(ユワン)のような、仁義愛に厚い中国人もいるのが唯一の救い。
よくぞここまで実名を挙げて中国の内情を書けたものだと、山崎豊子に感嘆する。 -
この作品は、山崎豊子さんが約8年かけて取材・執筆し、300人もの中国残留孤児への聞き取りを重ねて生まれた小説です。
戦前戦後の混乱の中で中国に取り残された残留孤児の過酷な運命を背景に、主人公の陸一心が歴史や政治に翻弄されながらも尊厳を失わずに生き抜く姿が描かれ、強く心に残りました。
入院中に読み、退院後に時間が空いても即物語に入り込めるほど引き込まれ、私の人生で「過去イチの作品」になりました。主人公の苦難に満ちた人生を知り、人生への向き合い方に深く感化されました。
舞台化もされていますが、まずはNHKのドラマを観て、感動をもう一度味わいたいです。取材の軌跡を記した本も読んでみたいと思います。 -
『不毛地帯』に続く山崎せんせの大作にチャレンジ!『不毛地帯』でのシベリア抑留シーンもえぐかったのですが、今回舞台の中国ではあの産業革命に次ぐ、画期的な大改革と謳われる文化大うんこ革命真っ只中、そして噂の収容所シーンもやっぱりえぐかったですね。私なら耐えられずに〇〇してます。
主人公である中国残留孤児のルー・イーシンくん、モデルとなる方がいらっしゃるとの事ですが、当時現地での日本人への扱い方は地獄であったようで、あらためて戦争は憎しみしか生まないと、戦後80年の今、熟読するべき小説ではないでしょうか。
そう言えば昨日家族で盛り上がった例のユーチューバー『バッパー翔太』氏。新疆ウイグル自治区取材後音信不通となり、2ヶ月後無事帰国しましたと動画をアップするも、どうみても中国なんですがね・・・・^^;右目の青タンの後もうっすら確認され、そして目も死んでおりました。いかがお過ごしでしょうか。
翔太くんもまずこの作品を熟読していたらそこに行かなかったのではと、中国の怖さもあらためて感じる秋の夕暮れでございます。早く日本に帰られるといいね。 -
第1巻を読み終えた。中国残留日本人となった主人公一心が、過酷な運命により、魂が削られるような悲惨な境遇に陥るさまは、読んでいて胸が苦しくなった。満州開拓団と文化大革命はどちらも歴史的な事実であり、国家という巨大な装置による個人の運命の蹂躙である。一心のように、国の都合によって不条理な悲劇に見舞われた人々が多くいたのだと思うと、個人の努力や幸福など、奔流に飲み込まれる木の葉に過ぎないのだと気づかされる。
しかし、そんな奔流のなかでも、輝く希望がある。残留孤児であった一心を無条件に愛した養父・陸徳志の愛情とその愛に報いるために生き続ける一心の報恩の精神だ。どんなに悲惨な状況にあろうと、この二人の精神は折れない。フランクル『夜と霧』に、「人間からすべてを奪うことはできるが、与えられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由を奪うことはできない」というような言葉があったことを思い出した。 -
『大地の子』を読んでみました。
『華麗なる一族』に続いての山崎豊子作品でしたが、中華人民共和国という国の恐ろしさ、そして知識人に向けられる異様な圧力が印象深く描かれていたと思います。読んでいて胸が締めつけられるような場面も多く、ここから物語に救いがあるのか気になっています。 -
実は本よりも先にNHKのドラマを見てしまいました。上川隆也のデビュー作!もちろん若い!そして涙なしでは見られない感動巨編。満州での悲惨な歴史を知らない人も多いと推測するが、本かドラマに是非とも触れてもらいたい。最近は漫画版まであるそうで。でも、やはりドラマが素晴らしい。中国の父がとにかく泣ける。
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山崎豊子大先生、巨匠
まず「大地の子」に取り憑かれ
大ファンです。
白い巨塔、次から次に大作を
社会悪を暴き、問題を投げかけ
それぞれの作品が
取材、構成
気が遠くなるくらいかかってたどりつくのだろう。
読む側も姿勢を正して
読まなくてはとおもう。
大地の子のレビューなぞ、力量ない自分には書けない。
泣いて、泣いてー
考えた。
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ソ連国境近くの中国で平穏に暮らしていた日本人の少年が、ソ連対日参戦にりより避難を余儀なくされ、ソ連軍の虐殺によって家族がバラバラになってしまう。
唯一生き残った妹とも別れ、貧しい農家に売られ酷使される。
連日の虐待から逃れた先で、陸徳志という愛情深い学校の先生と出会い、、、
とにかくこの一冊は苦しい(ToT)
とにかく、最初から最後まで結構苦しい(ToT)
こんなに一冊の最初から最後まで辛い物語も読んだことがなかったかもしれない。
もう読むの止めちゃおうかなと思うくらい辛い。
しかし、陸一心の心が本当に強い。
彼の生きたいと思う心と、誠実さが心を打ち、苦しいながら一冊やっと終わった。
ほんの少しだけ光が射してきた。
2巻では少しでも幸せになって欲しい、、、
お願い!これ以上彼を痛め付けないで!(ToT) -
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一度は読んでみたかった山崎豊子。
中国が舞台の話は少し苦手なんだけど、思いのほかすいすい読めて一気に読了してしまった。
でも終始報われない話で少し辛かった。
これから明るい方向へ展開していくのか、重苦しいままなのか、続きを読むか悩んでいる。
堅苦しい文章じゃなくて読みやすいのはすごく良かった。 -
読書会の課題本
否応なしに引き込まれる。第一巻は、「もうそんなにまでして一心をいじめないで…」と祈りながら読み続けた… -
一巻めは一心が無実の罪で囚人として労働改造所で過ごす辛い時間が長い。そんな中で養父母や江月梅たちとの関わりが暖かくて感動する。
今までよく知らなかった中国の残留孤児の問題について知る機会になってよかった。一心は仕事も家族も充実していて本当に恵まれているけど、日本語も話せず中国で虐げられるように暮している孤児が多い。日本にも中国にも迎え入れられない孤児たちの問題に日本政府がきちんと取り組んで欲しかった。-
2020/07/30
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2020/07/30
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2020/07/31
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心に残る名作です。何度も、何度も、読み返し、DVDも拝見いたしました。皆様にも、是非一度お読みいただくことをおすすめします。
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先頃放送されたテレビドラマ『レッドクロス』に触発されて、山崎豊子女史の労作、本書を手に取る。
残留孤児、日本人であるがため、中国社会ではこれ程の辛酸と屈辱を受け入れなければならないのか。主人公陸一心の過酷な運命は、まだ第1巻。
今後、どのような人生が待っているのか、読み進めるのが苦痛にさえなってくる。
「すべて事実に基づいて再構成したフィクションである」この作品を読み、改めて旧日本軍の蛮行ばかりでなく、さらにあの苛烈な文化大革命と政治闘争が、現在の中国の民衆に大きな傷跡を残しているのだと、考えずにはいられない。 -
不毛地帯に続き、大地の子。流石の山崎豊子先生。
どれもこれも苦し過ぎて、読むのが辛いが、読んで良かったと思える一冊。 -
読んでいて辛いけれど、北京にいる今この空気を吸いながら読んでおきたい。中国の近代史を学ぶ一つの手段でもあると思っている。
一心がどうなっていくのかとても気になる。 -
日本人残留孤児とはどのような存在だったのか深く考えさせられる。残留孤児という言葉すらほとんど聞くことすら無くなった現代において、自分達の歴史を認識する意味でも価値のある小説である。主人公の人生に寄り添うことや共感することすらおこがましい平和な現代に生まれ生きる自分にとって大きな学びを与えてくれる。
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母にも祖母にも別のタイミングで勧められて読み始めました 三世代目やね
知らなかった言葉や過去の出来事を調べながら読んだから少し時間かかった 色んな本を読むたび自分の無知を知る 二章へ行ってきます -
あらすじ
太平洋戦争の敗戦によって、満州で残留孤児となった主人公・陸一心(中国名)が、中国人養父母への愛情と日本の実父との愛憎に揺れながらも、文化大革命の荒波を越え、日中共同の製鉄プラント事業を完成させるまでの物語。
感想
これが山崎豊子かって感じがした。
著者プロフィール
山崎豊子の作品
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