大地の子 一 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.10
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本棚登録 : 2475
レビュー : 261
  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167556013

感想・レビュー・書評

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  • 山崎豊子先生の小説の中で、「大地の子」が一番好きです。陸一心の生き様が凄い。

  • 中国残留孤児のお話。

    7歳にして、両親をソ連に虐殺され、妹とは生き別れてしまった主人公が、
    小日本鬼子といじめられ、不当で過酷な扱いをうけながらも、生き抜く様子が描かれている。

    ちょっとこの作品は良くない。
    実話を元に構成されている(らしい)ものの、中国人社会の排日の様子がえげつなく描かれていて、日本人である自分が読んでてダークな心境になってしまう。。。
    この本を読むときは、自虐的日本史感にとらわれないように注意しないと。。。

  • 十数年ぶりに再読。戦後中国の歴史への知識が多少増えた分、よりおもしろく読めていると思う。上川隆也がNHKドラマで熱演した陸一心の姿が目に浮かび、養父 陸徳志の深い愛に胸を打たれた。思えばこの作品が山崎豊子との出会いだった。

  • 中国共産党の怖さ、戦争の悲惨さ、親子、家族の絆、主人公陸一心の生きる力、妹あつ子との再開、強制労働、牢獄、日本人たるが故に受ける蔑視etc. 多くのことを想像させられ、考えさせられた名作。
    山崎豊子さんの取材力の凄さには参った。

  • 中国残留孤児の話。敗戦直後の満州での生活(逃亡)も労改所での生活もひどくて自分だったら生きていけないだろうなと思う。

  • 私にとって、山崎豊子との出会いの小説です。
    大地というとパールバックの印象が強く、感銘を受けつつ、中国の近代史(と、カテゴリー分けしていいのか?)に興味を持ち、ワイルドスワンで辛い現実に直視できなくなりつつありました。
    そんな中、大地の子は事実を上手に小説化しており、「事実を勉強するだけ」「娯楽だけ」ではなく、いずれも兼ね備える骨太の内容に、私は以後山崎ファンになりました。

  • 最近、「グローバルな人材を」と言われるけど、松本さんのような人こそ、本当にグローバルに仕事をしてきた人たちだなあと思った。
    主題はもちろんそこではないんだけど、一番感銘を受けたのは、火入れの瞬間。

    そして、主題のほうは・・・難しいですね・・。

    改めて平和に感謝しつつ、中国のことをもっと知りたくなった。

    私が好きな「ラストエンペラー」にも「覇王別姫」にも、そういえば文化大革命のことが出てきていたような気がする。
    文化大革命って何だったのか。
    「蒼穹の昴」の後、何がどうなって、文化大革命につながっていったのか、自分なりに研究してみたいです。

    • 939okimuk939さん
      私自身文化大革命を報道などにてリアルタイムに見聞きした世代なので、どうしても中国に対しての見方に偏見があります。
      私自身文化大革命を報道などにてリアルタイムに見聞きした世代なので、どうしても中国に対しての見方に偏見があります。
      2012/01/22
  • “中国残留孤児”という言葉をニュースで聞くだけで、その実態を何もわかっていなかった。戦争、そして文化大革命、そのなかでどれだけ多くの人々が生活を、誇りを、命を奪われ、国家に翻弄されたのか。あまりにも壮絶で、これがほんの数十年前に起きたこととは俄かに信じがたいほど。でもこれが歴史なのだと思う。
    戦争、国家が動くとき、人間ひとりひとりはその尊厳すら守られない。その中で、日本人孤児である陸一心を危険を顧みずに実の子として育てる養父母、養父母の慈愛に応えどんな状況でも生き抜こうとする陸一心の強さと温かさが、ショッキングなほどに胸に迫る。

  • 友達に薦められて読みました。1部では主人公である一心が日本人の血を持っているばかりにうけた迫害や冤罪に苦しめられながらも、中国人として立派に成長いくさまが描かれています。

    最初っから涙をさそう物語でしたが、一番悲しかったのはやはり妹との別れ、そして再開してからの展開でした。

    この本を読むまでは日本人が行った行け!満州!という意味も、中国に残された日本人孤児たちの悲しい運命も『なんとなく』としか知らなかった。

    歴史を勉強したくなりました。

  • 涙涙の作品、一気にシリーズを読破。
    妹との再会には胸がつまる‼

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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