大地の子 一 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 261
  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167556013

作品紹介・あらすじ

陸一心は敗戦直後に祖父と母を喪い、娘とは生き別れになった日本人戦争孤児である。日本人であるがゆえに、彼は文化大革命のリンチを受け、内蒙古の労働改造所に送られて、スパイの罪状で十五年の刑を宣告された。使役の日々の中で一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。

感想・レビュー・書評

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  • 先頃放送されたテレビドラマ『レッドクロス』に触発されて、山崎豊子女史の労作、本書を手に取る。
    残留孤児、日本人であるがため、中国社会ではこれ程の辛酸と屈辱を受け入れなければならないのか。主人公陸一心の過酷な運命は、まだ第1巻。
    今後、どのような人生が待っているのか、読み進めるのが苦痛にさえなってくる。

    「すべて事実に基づいて再構成したフィクションである」この作品を読み、改めて旧日本軍の蛮行ばかりでなく、さらにあの苛烈な文化大革命と政治闘争が、現在の中国の民衆に大きな傷跡を残しているのだと、考えずにはいられない。

  • 敗戦後に祖父と母が亡くなり、妹と日本人戦争孤児となった陸一心。
    その後、妹とも生き別れとなる。
    日本人であるがゆえに、様々なひどい目に合い、それでも今の育ての親、陸徳志に出会えた。
    しかし、日本人てあるが故の運命はまだまだ一心に試練を与える。

    2019.4.6

  • 陸一心は敗戦直後に祖父と母を喪い、娘とは生き別れになった日本人戦争孤児である。日本人であるがゆえに、彼は文化大革命のリンチを受け、内蒙古の労働改造所に送られて、スパイの罪状で十五年の刑を宣告された。使役の日々の中で一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。

  • 壮絶!ずいぶん前にTVドラマで見ていたたが、フィクションながら真実の歴史。

  • 構想力がすごい、お勧めです。

  • 終戦後も非常な状況のみが続く。
    耐え抜き、生き残る、ただそれだけなれど全力。

  • 陸一心の波瀾万丈の人生…!中学生以来約15年振りに再読。

    旧満州国の残留孤児、そして毛沢東時代の動乱、文革と、息つく間もなく、辛いエピソードの数々。文化大革命が1960、70年代という最近に起きたというのが驚愕です。紅衛兵は酷すぎる。あの人たちはどんな大人になってるのか、恐ろしい。

    「二つの祖国」と共に、学生時代に必ず読んでおきたいものです。平和と国家、自分のアイデンティティーについて考えさせられる。

  • 面白い。

    3/4くらい読んだところでスマフォで「LOST」を見始めてしまい2ヶ月中断中。

    2013.1.15 読み終わった。

    面白いという表現では軽い気がする。
    是非読んでいただきたい一冊。

  • 小日本鬼子
    棄民
    この子売ります
    爸々
    洋槐
    労働改造所
    流刑
    さくらさくら
    百里香
    直訴
    二つの手紙

    第52回文藝春秋読者賞
    著者:山崎豊子(1924-2013、大阪市中央区、小説家)

  • 2017.12.12 社内読書部で話題になる。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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