猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4164
レビュー : 531
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167557034

感想・レビュー・書評

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  • 唇にひげが生えて、成長しなくなった、偉大な将棋師についての話。大きくなりすぎてしまうことをおそれ、狭い場所にとどまってそこから出られなくなるを自ら選んでしまった男の子の話。

    ゆったりとした、ちょっと変わっている世界で、こだわりを持ちつつ素直に純粋に生きる。この空気感をゆっくり味わえる人は好きだろうし、そうじゃない人は少し物足りなくなるんだろうなという感じの一冊。

  • 文章から想像される映像が、どうも私には合わなかったようで・・・。以前読んだ小川洋子さんの作品も、似たような空気を感じました。レビューをみる限り高評価の方が多く、この空気感が好きな方も多いのかなと思いますが、残念ながら私は途中で怖くなって読むのをやめてしまいました。最後まで読めば感想も変わるのかな?

  • 不思議なお話です。本当に小川洋子さんならではの小説です。チェスと共に生きる少年がまっすぐに大人になっていく。海底チェスク倶楽部の怪しさやシニアハウスなど、場所も非常にユニークですが、少年も含め、鳩を肩にのせた女の子、古布を手放せないおばあちゃん、バスに住む巨大なチェスマスターなど、キャラクターもそれぞれが面白かったです。

  • 内容を知る前からタイトルの響きが好きだったけど、読むうちにその意味がわかって世界観が広がった。
    チェスをそんな風に捉えられるなんて、なんて素敵なんだろう、と。
    とにかく好きな小説の一つ。

  • 終始、リトル・アリョーヒンとチェスの海に身を委ねていた感じ。
    ゆったりと話は進むのに、それが心地いい。

  • あぁ…あぁ
    とても好きです。この小説。

  • 終始静かだけれど何処か温かい本だった。読後しばらくチェスにはまってしまいました。

  • ミーナの行進以来の小川洋子作品だったのだが、素晴らしいの一言に尽きた。
    私自身が饒舌である自分を嫌っているからかもしれないが、リトル・アリョーヒンの生き方は美しく思う。何よりも自分を語る一つのことと向き合うような濃密な人生に強いあこがれを持った。
    インディラとマスターには出会うことができたと思うが、私のポーンとミイラを見つけなければ。

  • 初読かつ初小川作品。無駄なものなどなく、すべてが繋がり合っているかのよう。読み終わった後も余韻にひたりたいと思わされるし、実際ひたらせてもくれる作品。マスターと総婦長は対照的だけど同じ存在。個人的には老婆令嬢が印象的だった。年老いた後にこそまた読んでみたい。

  • じわじわっとモヤモヤっとする読後感...

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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