姫君 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1384
レビュー : 193
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167558055

感想・レビュー・書評

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  • 変温動物であること。熱がさめ気付く。
    情熱の最中の意見の一致、ベッドにもぐり込む前の前戯に過ぎない。
    倦怠が忍び込む。
    この繰返し。あーあ、つまんない。

    検温が良かったかな。

    姫君も、良かった。そういう愛の形として。
    でも、卓袱台ひっくり返されるか読んでてヒヤヒヤでした。

    • 9nanokaさん
      やっぱり、好きな話が全然違いますね(^^)
      私は姫君とMENUが好きでした。
      風味絶佳はハードカバーなので、今度持っていきます。
      やっぱり、好きな話が全然違いますね(^^)
      私は姫君とMENUが好きでした。
      風味絶佳はハードカバーなので、今度持っていきます。
      2014/08/27
  • 何度読んだか分からないけど、何度読んでも泣かされる
    あまりにも特別な一冊。
    ラストで泣くのではなく、二人が愛しいというか切ないというかで
    しょっぱなから感情を揺さぶられまくるので危険です。
    干からびてしまうので要ポカリ。
    これからもきっと何度も読み返します。

  • [恋、奉り候]自ら「姫子」という源氏名を名乗りながらホームレス生活をし、拾った男の欲望の操縦に生きがいを見いだす女性の恋模様を描いた表題の「姫君」。欲望の視点から主人の女性を観察した「フィエスタ」を含む全5編の短編を収録した作品。理性とはとっくの昔に袂を分かった女性の内なる心情が描かれています。著者は、直木賞受賞作家でもある山田詠美。


    「姫君」の鮮烈さが特に印象に残りました。一般の読者からすれば180°倒錯した恋の物語でありながら、それを読み進めるうちに次第に360°一回転して純情すぎるほど純情な恋の物語になってしまうところがなんとも不思議。その終わり方を気に入るかどうかは読者それぞれに依るところと思うのですが、諧謔性も含まれた恋に焦がれさせてくれる短編として非常に秀逸だと思います。


    山田詠美さんの作品を始めて手に取ったのですが、用いられる表現が時として強烈というところにも興味が持てました。普通に考えていたらこんな言葉出てこないだろうし、逆に出てきたら変な感じになっちゃうだろと思いながら、その強烈な言葉のイメージに絡めとられてみるのも一興かもしれません。

    〜春は、唇が、溶けやすい。〜

    ホワイトデーですか、そうですか☆5つ

  • 面白かった。
    女性らしい作品なのに、どこかきちんと引いた目がある。
    自己愛に埋もれ切ったナルシスティクな女性作家が多いなかで彼女の客観的なフェミニンさは貴重。

  • 後味の悪い話も、こういう後味の悪さは好きだ
    面白かった

  • menu

    昼間に読んでよかったかもしれない。
    ずっしり重かった。

    麻子のトキを大切に想う故に聖一と結婚を選ぶのか。。
    トキは麻子を憎いって気持ちは愛情の裏返し。

    トキの心情を変化に苦しくなる作品。

    聖子との異様な関係がトキの拠り所なのかな。

    麻子を一番傷つける存在になれない事を知った

    こういう感情よく文書にして表現できるよね、すごい。。

  • 結構前に読んだのを再読。一番最初の話に出てくる男が最低だった…という印象が強烈だったのですが、やはりもう一度読んでみてもMENUの時紀が強く印象づけられました。
    愚直なほど誠実な聖一、血は繋がってないけど時紀と本質がよく似ている義妹の聖子、ほどよい距離感を保っていた友人の麻子…時紀の周囲にいる様々な人間に対する複雑な感情の描写に惹き込まれました。あの後時紀や聖子はどんな人生を歩んでいくのか、とても気になるお話でした。

  • レビュー書いたつもりになってた。
    確かに半年くらい前に全部読んだはずなのに、全然記憶に残っていない・・・。
    山田詠美さんの作品は文章が素敵だから、いつも何だかんだ手に取って読んでしまうんだけど、
    今回は、最初の話が結構後味悪い内容だったことくらいしか覚えてないです。

  • 山田詠美の文章は、とてもぞくぞくどきどきする



    MENU、姫君、シャンプー
    が好き

    MENUの時紀みたいな子が現実にいたら
    私は怖がって近づかないとか思ったり
    姫君、みたいに愛されたいとか思ったり

    フィエスタ
    は、後でもう一回読みたい

  • 表題作を含む短編集。この中では、『MENU』が1番山田詠美さんっぽくて好きです。

    『MENU』は親の自殺で人生を斜に構えた姿勢でしか捉えられなくなった青年と、彼の血の繋がらない妹を軸にした話なんだけど、この妹がとにかくエイミーワールドな女性!笑

    「地球を失くす方法知ってる?抱き合って目を閉じるの」

    という妹の言葉にグッときた。というのも、これはT.M.Revolutionの『AQUA LOVERS~DEEP into the night』という曲の世界観によく似ていると思ったから。私はいわゆる西オタ(西川貴教ファン)であり、かつ浅倉大介&井上秋緒という彼の楽曲の多くを作曲・作詞している2人のファンであり、この妹の台詞はまさにこの曲がよく似合うものだと感じたからだ。

    というわけで、西川貴教ファンの方がいたら、ぜひこちらもご一読いただきたい。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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