姫君 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1383
レビュー : 193
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167558055

感想・レビュー・書評

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  • 痛々しい話が多かった、短編集。
    詠美節炸裂、だけど読むのしんどかった。

    「姫君」がすごくよかったけれど、あんなオチになると思わなかったから残念。
    ハッピーエンドにしてもらいたかったな。


    ----春は、唇が、溶けやすい。

  • MENUが凄く良かったなあ。最低なはずなんだけど、なんか引き込まれるような。聖子が切ない。
    山田詠美さんもなかなかいいなと思って来た今日この頃。

  • 個性的キャラの短編集

  • 短編集。表題作の「姫君」も良かったけど、「menu」が一番お薦め。

  • 【本の内容】
    たとえ、自分が生と死の境に立っていようとも、人は恋をする。
    なぜなら…。
    傷を傷というふうにも表せない男女が魅かれあう姿を通して、人が人を求める気持ち、言葉にできない寂しさを描いた五篇を収録。
    人を愛することで初めて生ずる恐怖、“聖なる残酷”に彩られた、最高に贅沢な愛と死のシミュレーション。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2014/7/27
    すごく女性的な話だと感じた。自分の力不足なのか男だからなのか気持ちがわからずむずむずした。どれも読みやすかったけど。
    もう少しこの人の他の本も読んでみよう。

    検温のおばあさんにはぞっとした。

  • 姫君、の摩周と姫子の二人がかわいかった。特に石投げ云々と「ばかもの。」可愛いなーかわいいなーと思いながら読んだ。個人的にはあのまま戻って欲しかった、と思う。

    『そうか。不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を現さない。』
    『ただのノイズのご馳走だ。』
    「この人のために、強烈に何かしてあげたいって思うのって、恥しいじゃない?身の程を知れとか、自分に突っ込んだりしなきゃやってらんない。」

    『情熱が死んだことが、つくづく嬉しかった。』
    「私は、死を隠し持ってますの」

    『あのさあ、信じて何年になる?その間じゅう、私は、あの男にかまけなくてはならない。』
    『けっ、プライドプライドプライド、天敵なんだよ、プライド。』

    「じゃあ、自信を持ちなさい」
    「そ、それは、何もするなということですね」
    「お願いですお願いですお願いですってお願いしてんじゃねえか」
    『うい奴。可愛がって、可愛がって、可愛がり過ぎて、粉々にしてしまいたい。』
    『愛と思いやりが一緒になって自分に向けられると後ずさりしてしまいたくなるのだ。恐怖を感じると言っても良い。』
    「石、投げたいのなら、おれになげればいいでしょう?怒りなら、おれにぶつければいいでしょう?」
    「だって、あんたのこと怒ったわけじゃないもん。あんたに石投げたいわけじゃないもん」
    「いえ、良い人だなあ、とか思って。あ、割った皿、弁償しますから、すいませんでした」
    『こういう良い人のために、少なくとも皿洗いぐらいは、しっかりとやろう。』
    『声に出さないで尋ねてごらん。彼女は、かつて、こう言った筈だ。それなら、おれは、あなたに、これをあげる。』
    『彼女は、今、おれを猛烈に寂しくさせている。それは、いい。けれども、自分が彼女を寂しくさせているのだとしたら?耐えられない。』
    『自分をジャンクと呼ぶなんて、頭がどうかしてしまったんじゃないのか。でも、あそこにあったごみたち、どれも皆、丁寧に手入れされていた。結局、わたくしもそうされたくてうずうずしていたくせに。』

    『馬鹿になれる程人を好きになれるのは素晴らしい。』
    『妻も妻なら、夫も夫だ。つまり、ある時期、この二人は同類だったのだ。私の両親は、私を作成したとき、二人共、馬鹿だったのである。』
    「人生狂わせる人間は希少価値。」
    「と、いうか、あらかじめ狂った人生を空にプレゼントした。感謝するように」
    『人生なんか最初から狂ってる、そう思うと、この先、あらゆることを受け止めるのが容易になる。』

  • 「MENU」が完全に山田詠美ワールドで素晴らしい

  • 内田春菊先生の解説で山田詠美さんを発見して、春菊さんが尊敬してるって言ってたので気になってました。
    初 山田詠美先生です。
    文章の書き方がかなり壷ったので、他の作品も読み漁りたいと思います。
    短編なんですが、(MENU)(姫君)が良かったぁ~~(姫君)は最初読んでて・・うーん微妙~と思ったんだけどラストは切なくてよかった、短編で語り手が2人って新鮮だし。
    基本的に主人公に美人臭や特別臭が感じる類いの話があんまり好きじゃないんだけど、まったくうぜぇと感じさせないのがよいわ~~。
    危うげで繊細でセツナイ。まったりお酒飲みながら読むと自分に酔えると思います。

  • 食わず嫌いはよくないだろうと思って読んだ。わたし、山田詠美は嫌いだわ。それがわかっただけでも別にいいです。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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