風味絶佳 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2008年5月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167558062

みんなの感想まとめ

恋愛をテーマにした短編集で、独特なキャラクターたちが織り成す物語が魅力です。作者は長いキャリアを持ち、谷崎賞を受賞した実力派であり、登場人物は肉体労働者に設定されていることで、当時の潮流に反発するよう...

感想・レビュー・書評

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  • 1.著者;小説家で漫画家。高校で文芸部に所属、フランソワーズ・サガン等を愛読。大学の時に、漫画研究会に所属。在学中に漫画家デビュー。「ベッドタイムアイズ」で文芸賞、「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞、「風葬の教室」で平林たい子文学賞他、多数受賞。福田和也氏が、山田氏の「4U」「MAGNET」等を短編小説の名手と評価。
    2.本書;恋愛小説の名人と言われる、山田氏の短編集(6編)。①間食 ②夕餉【人妻が清掃局職員に惚れて、家出→同棲。男に料理を作り続ける話】③風味絶佳【70歳でも真っ赤なカマロを走らせる祖母を巡る話】➃海の庭【離婚した母親の中学の同級生で、いまだに母を慕う引越し屋の男。その男を慕う娘の話】⑤アトリエ⑥春眠。登場人物は、ビジネスマンではなく、とび職や清掃局員等という人々であり興味津々。谷崎潤一郎賞を受賞。
    3.個別感想(印象に残った記述を3点に絞り込み、感想を付記);
    (1)『第2編 夕餉』より、「どんなに私が丁寧に作ったものでも、口に合ったためしはなかった。もっとも、私も、正確に料理はしたものの、それが彼の血や肉になるなんて考えた事はなかった。・・・味気ない妻。愛してもいないのに結婚するからこういう事になるのだ。条件だけで配偶者を選ぶから、食卓の楽しみを失う破目になったのだ。軽はずみな夫」
    ●感想⇒結婚観は十人十色です。某調査によれば、日本の1日当たりの結婚数は1813組→離婚は646組。3組に1組が破綻。結婚は、❝経済的な安定❞の他に、❝家と家という、複雑な人間関係を背負う❞事になります。しかし、離婚原因を見ると、男女共に「性格が合わない」が最多。従って、結婚に際しては、相手の人格を見極めると同時に、完璧な人間はいないと思うので、短所の許容範囲にも柔軟性が必要です。『恋愛→結婚→オシドリ夫婦』という幸せな人達もいるでしょうが、少数派と思います。生涯を共にする伴侶選びは重要です。そうは言うものの、大恋愛の結果、結ばれるというドラマチックな人生にも憧れますよね。読んだ小説の一節です。「仕事と伴侶。その2つだけ好きになれば人生は幸福だ」と。いずれにせよ、人間として尊敬に値するものを一つでも持ちたいものです。
    (2)『第3編 風味絶佳』より、「いつだって、どのような時だって、女、優先。祖母は、それを貫いていた。幼い孫に対しても強要した。彼女と一緒の時に、志郎は電車やバスの座席に座った事はなかった。一つ空いていれば彼女に譲る。二つ空いていたら、もう一つを側に立っている別な女に譲る。・・・女がいる限り、男は疲れたままなのだ、と子供心に悟った。・・・仕込まれた事は山程ある。重い荷物を女に持たせてはならないとか、ドアは先に開けて押さえておき女を先に通すとか・・・」
    ●感想⇒一昔前までは、男女差別という言葉をよく耳にしました。その頃は、ビジネスの場では、女性幹部は少数でした。男女雇用機会均等法を皮切りに、十分とは言えないまでも、差別は縮小しつつあります。私も幼い頃に、祖母から「生活の各場面で弱い立場の人がいたら気配りしなさい」と口酸っぱく言われました。バスや電車での席譲り・幼子を抱えた母親へのアシスト・困った様子の人等への気遣いは当然だと思います。女性と男性では、役割や体格等が違うので、それなりの配慮が必要。祖母はこうも言いました。「他人様が困っていたら、自分の親等、大切な人と思って、行動しなさい」と。経済的に、裕福とは言えない家庭でしたが、手前味噌ながら、祖母の教えに感謝しています。
    (3)『第4編 海の庭』より、「何か大きなものによって人間関係は動かされている。私達にはかなわない力強いものに。そう思うと、何故だか気は楽になる。色々な事を諦めるのに成功して、波立つ心は、ようやく鎮まる。『(作並)そんなことないよ。・・・あの時、自分から行動起こさなかったら、今、日向ちゃんともこうしていないよ。・・・人との付き合いって、全部自分の努力からなんじゃないかなあ』『(日向)努力なんて言葉、大嫌い。報われなかった時に悲しくなっちゃうよ』」
    ●感想⇒悩みに関する調査では、人間関係の悩みが最上位だそうです。人間関係には、憎しみ・妬み・・・、と色々あります。人は社会の中では、何らかの集団(家庭・地域・学校・企業等)に属して生きていかなければなりません。従って、人間関係を避けられません。私は、(作並)の言う「人との付き合いって、全部自分の努力から」に賛成です。色々学び、自己を確立するのです。それを武器にして(修正しながら)人に接すれば良いのです。疑心暗鬼に陥らず、へつらう事をせず、堂々と振舞えば良いのです。そう言うと、カッコいいのですが、私も人間関係に苦労しました。それにもめげずにやってこられたのは、良き友人・先輩・書物のお陰です。自分だけでは限界がありますよね。
    4.まとめ;恋愛小説をあまり読まない私が、本書を手にしたのは、文章力に優れていると評判の、山田氏の作品という単純な理由です。そして、私とは異なる「肉体の技術を生業とする人々、職人の域に踏み込もうとする人々」の恋愛観を覗いてみたいという、好奇心からです。著者の表現力の巧みさと、六篇それぞれに興味をそそられる話の構成力に感心しました。高橋氏の解説での賛辞です。「現代の言葉のシェフが秘蔵のレシピで作り上げた六篇の小皿料理」と。❝個別感想❞で書いた他にも、『第六篇 春眠』では、父親が息子の片思いの女性と結婚。悶々とする生活を送る男の心情の描き方には、見事のひと言です。この小説は、恋愛がテーマと言いながら、人生の機微を巧妙に綴った作品だと思います。(以上)

    • ダイちゃんさん
      いつも丁寧に返信して頂き、ありがとうございます。
      いつも丁寧に返信して頂き、ありがとうございます。
      2023/06/10
    • ダイちゃんさん
      参考です。吉川英治氏(故人)は、小説家。「宮本武蔵」等があります。好きな言葉は「われ以外みなわが師」より。森本哲郎氏(故人)は、ジャーナリス...
      参考です。吉川英治氏(故人)は、小説家。「宮本武蔵」等があります。好きな言葉は「われ以外みなわが師」より。森本哲郎氏(故人)は、ジャーナリスト。好きな言葉は「生き方の研究」より。
      2023/06/10
    • 村上マシュマロさん
      こちらこそ、ご丁寧な返信をありがとうございます。参考書籍のご紹介もありがとうございます。先程、浅くですが検索エンジンを使用して調べていたとこ...
      こちらこそ、ご丁寧な返信をありがとうございます。参考書籍のご紹介もありがとうございます。先程、浅くですが検索エンジンを使用して調べていたところです。もう少し深く調べます。ありがとうございますm(_ _)m
      2023/06/10

  • 長いキャリアを持つ作者による、谷崎賞も獲った6つの恋愛短編。
    登場人物はどれも肉体労働者に設定されており、当時の潮流に敢えて反発する様なコンセプトを自分は感じた。
    さておき、唯一表題の『風味絶佳』は作中のユーモアと狙いが噛み合い面白く感じたが。。。神経を逆撫でするような舞台装置的人物が頻出し、全体的に読中のストレスが凄まじい。(『春眠』は読み進めるか悩んだ程。読者を選ぶ作家だと相変わらず感じる)

  • 何回読んでもまた読みたくなる。
    簡単に感想なんて書けないから、
    いつもそのままにしてる。
    表紙を見るたびに甘い香りが漂っている気がしてしまいます。

  • キャラメルみたいに甘くて苦い六つの恋愛短編集。
    ガソリンスタンドのスタッフやゴミ収集作業員の男たちが、山田詠美に描写されるとたちまち色っぽく美しく魅力的になる。そしてそんな男たちに閉じ込められている女たちのなんと可愛らしいことか。
    読んでいるうちに涎が溜まって思わずごくりと飲み込むような、いやらしくて瑞々しい文章。大好き。

  • 読後の後味は甘すぎるチョコレートやキャラメルを嚥下した後、喉に絡みついたり、ひりひりする感覚に似ている。
    どれだけ甘くて楽しい生活や恋をしていてもどろりとしたそういう感覚にふと陥ることは小説の中だけではなく、現実世界で恋愛に囚われずともあると思った。

    肉体労働に日々勤しむ男性に愛されるため、隠しごとをしたり独自の考えを持つ女性たちが強かでありながらも、相手がいなかったら崩れてしまうのではないかと疑う程の脆さも兼ね備えてるように感じた。

    一日に一度は寂しいって思うことって人を愛するこつ。
    表題にもなってる風味絶佳が一番好き。
    グランマ(不二子さん)チャーミングでとっても素敵。

  • ずっと積読でやっと読んだ。とてもよかった。短篇集。どれもちょっと特殊なように見える恋愛物語。甘いだけではない、寂しさ、切なさ、やりきれなさも感じられる。「風味絶佳」と「海の家」が好き。切ないような終わり方が好きかなぁ…。

  • 短編6篇。

    決して不愉快という訳ではないが、かといって心地よい後味とも違う、ビターな読後感。好みは人それぞれ分かれそう。

    そういった意味でカバーのキャラメルの絵は見事にこの作品集にしっくり来ていると思う。だいぶ焦げが強い感じ。

    全体的にガテン系な男性というか、あとがきに曰く‘職人’が醸す風味を小説に編み上げたとの事。
    恐らくは一般的な勤め人には無い粗さ、特異性のようなものを指していると思うが、若干の変態性を感じるのはなぜだろう。

    まあでも綺麗で心地良いだけが「風味」ではないしな。


    5刷
    2021.2.6

  • 悲しくなったりくるしくなったりしたい人なんて誰もいなくて、楽しい嬉しいことだけなぞって生きてたい。
    つらいことはしたくないし嫌なことはみたくない。
    日々の幸せなところだけを享受していたい。

    でも、そんなことは不可能で、いっぱい上手くいかないことがあって、少し上手くいってもまたすぐにだめになっちゃって、全然ままならない。

    でも、だから愛しい。
    明るいばかりじゃない人生が少し愛しくなる6つの短編

    (あと、帰り道に、キャラメルを買って帰りたくなる。)

  • キャラメルに見立てた装丁が素敵な本。

    久しぶりに山田詠美を読みました。
    といっても、彼女の作品自体3冊目くらいですが。

    やっぱり独特の雰囲気があります。
    優しさと、現実の生臭さが混在している、というか。
    なんとも言えない気分になるのは自分とは全然違う考えや視点だからなのでしょう。

    「夕餉」と「風味絶佳」は好きでした。

    だけど「アトリエ」でギブアップ。
    生理的に受け付けず、先を読む気になれませんでした。
    もう少し成長したら、もう1回読んでみるかもしれません。



  • 映画は柳楽優弥と沢尻エリカの共演。君の心がわかるよなんていう男についていく女を、黙って見守って、俺が幸せにしてやろうとか考えてることは、錯覚か、酔ってるしかない。恋なんて、上書き保存。次から次へと移り変わっていくのが人生だ。沢尻エリカは、松田翔太や高城剛、そのほかにもデザイナーなど、いくつもの恋を重ねてきた女性だから、風味絶佳に描かれる艶やかでキュートなイメージにぴったりなのだと思う。そういう恋ができる、もしくはそんな女と付き合うってことは、自由を失う覚悟がいるし、恋と愛の間を彷徨い続ける苦しみに耐えなければならない。幼さと大人、甘さと苦さ、いろんな想いを感じさせてくれる。

    シュガー&スパイスという言葉と「優しいから好きだ」と言われる主人公が妙に自分に似ていると思った。優しいと思ってしたことはなく、いつも男らしい人が好き、家庭的でなんか和んじゃうのと言われるのが嫌だった。本当は全然違うのに、、あぁ、俺だ、まさに俺がいる。と思った。映画こそ全てと思っていたら、本も侮れないと、年に数十冊は読むようになる。

    以前読んだときとは、全く違う所に共感し、泪が出る。いい出逢いをしてきたからなのだろうか。うっかり買ってしまって返品されたんだなぁと、寒い部屋の中で、ひとり重い現実を受け入れる。ここに出てくる登場人物のような、風味を感じる日は、やってくるのだろうか。もともと、好きっていう感情が欠落してるから、実は、これは執着なんだろうか、自己憐憫なんだろうか、と読みながら考えてしまう。読後感は、どのストーリーも良かったのが救いだ。滋養豊富、風味絶佳!!

  • 山田詠美さんの小説6つ。すごく独特。1つ1つ時間をかけて読むと良いんだろうなとおもった。

  • 面白いんだけど、掴みどころが難しく、自分の読書量の少なさで感じられる部分がかなり狭いまま読んでしまってる感覚があった。
    出てくる男性の職業がしっかりとした仕事ではあるが世間的に声高に言えないようなものばかりで、その職業と絡めて、恋愛描写が進められていくのが割と多く、初めてのタイプの恋愛小説だった。
    女性作家がここまで男の心情をリアルに書けてるのが素晴らしい

  • 2012年に読んだものを再読。

    こんなに味わいのある話だったなんて…。
    あの頃は映画のイメージに引っ張られてしまって、
    本当の意味が見えていなかったんだな…。

    やはり山田詠美先生の小説は素敵です。

  • キャラメルに見立てた装丁が洒落た作品です。
    裏表紙が特に良いですね。

    山田詠美さんらしいとても独特な世界観でした。
    全6章の恋愛+人生模様?を描いた個性的な作品です。ゆっくり味わいながら読むとしっくり来るのでしょうか…

    好みの問題もあると思いますが、個人的には味わい尽くせず散漫になってしまい、消化不良な読後感でした。

  • 口に入れてる間はねっとり甘いんだけど
    後味はビターでずっと残り続ける
    キャラメルのような恋愛にまつわるお話

    肉体労働に携わる男性たちに
    すごく敬意を払って描写してあることが
    あとがきから分かって素敵

    食べ物の描写と人間の描写を
    比喩している部分はものすごく生々しくて
    鮮明にイメージさせられた

    それぞれの短編で感じたことたくさんあったけど
    読み直すとまたいろんな発見がありそう

    アトリエは最後何が起きたかわからないくらい
    衝撃的な展開ですぐに読み返してしまった

    どれも好きだった

  • 本棚にあったからなんとなく読んでみた。

    6つの短編小説にそれぞれ登場する男たちは順番に、鳶職、ゴミ収集車の作業員、ガソスタのバイト、引越し作業員、汚染水清掃員、火葬場の職員、とどれもビジネスっぽい頭脳系というよりは肉体労働を強いられるものでそういう職業には無頓着だったから新鮮だった。どの短編も個性があって読んでいて飽きない。
    風味絶佳と春眠は特に印象的だった、いや海の庭もかも。どれもよかった。

    今回この小説は旅先とかいろんな場所で読んでいたので、内容を思い出すと同時に読んでた周りの空気や景色も取り戻せるような気がしてなつき度が上がった。本はどこでも読めるから旅先で本を読むのは今まで少し抵抗があったが、そのことに対してとても肯定的になれた気がする。外で読むのも楽しいな。

  • 作者の文体が好きだったが、久しくその作品群が目に止まらす、久しぶりに読んだ。その表現力は風味がある。
    ただ、今回の短編集はなにか物足りない、むしろその文体が鼻をつき退屈までする始末。この短編たちにはストーリーがないことに気がつく。今ある状況を舐め尽くすかのように描写され、前半はいいが後半は想像がつく分、雑な読み方になってしまう。風味絶佳なキャラメルというより噛みすぎて味がなくなったガムのような印象です。
    比較的好きなのが冒頭の「間食」、逆に「春眠」はどうにも受け入れ難い。
    色々な職業の深いディテールは、その当事者でなければ知り得ないところまで描ききっており興味深く読めた。

  • 10年くらい前の映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」の原作も収録されている短編集。
    この映画当時観たのだけど、ピリッと痛いところが印象的で、それは小説も同様だった。
    (余談:映画の沢尻エリカが超キュートな小悪魔で女の私も惚れそうだった。笑)

    何かレビューが書きづらい短編集だった。好きなのかどうかもよくわからない。けれどガツンと残るものがある感じ。
    共通点は“身体や技術を使った職業”で、全部のお話に何かしらそういう職業についてる男の人が出てくるのだけど(鳶職とか、火葬場職員とか)それらの描写はメインではなくて、あくまで主題は“恋愛”。
    そして色んな意味での“三角関係”も必ず出てくるけどそれもけしてメインではなくて、そういえば三角関係みたいな感じだな、って気づくくらい。
    不思議な余韻があってすぱっとした終わり方のお話はなくて、無理やり王道を挙げるとすれば表題作の「風味絶佳」になるのかもしれないけれど、何か変な気分になるお話揃いだった。いやらしい意味じゃなく。笑

    山田詠美さんの本を読むと、言葉の使い方の天才というか、もやもやと心の中に存在する感覚をシンプルな言葉に換えるのがものすごく巧いと思う。
    ふとある一行や一節にはっとさせられたり。

    「アトリエ」というお話が、妙な感じで心に張りついてる。

    何とも言えない。けれどやたらと残る、というのはきっと、好きってことなんだな。その辺は理屈じゃなく。

  • 肉体労働に携わる人々と、彼らを取り巻く女たち。

    甘いようで怖い。
    表題作が一番好みかなー。グランマかっこいいし。

  • 初の山田詠美さん。

    実は今まで、作家デビューした頃から、気になるけど経験を積んだ大人になるまでは…と見て見ぬ振りしてきた作家の一人。

    6つの短編に出てくる男性達は、肉体を生業とする職人、いわゆるガテン系の方々。それぞれの恋愛を軸にした話ですが、分かりやすいのに絶妙なさじ加減の言い回し、男女に関わる名言が、時には辛辣に時には甘く散りばめられて魅了されます。

    男性の中では「海の庭」の哲ちゃんが一番好きです♪哲ちゃんともう一度初恋をやり直している母は、掴み所なくて少しイライラするけど。娘の日向子の目線が、大人びてて心地よい。

    キャラメルはあんまり好きじゃないけれど、読んだ後なめたくなりました。

    • 円軌道の外さん

      こんばんは!
      いつもお気に入りポチやコメント
      ありがとうございます!

      自分もこの小説好きです(^O^)

      本職はボクサー...

      こんばんは!
      いつもお気に入りポチやコメント
      ありがとうございます!

      自分もこの小説好きです(^O^)

      本職はボクサーだけど
      昼間は引っ越し屋でトラック乗ってるので
      ガテン系の男たちに
      スゴく共感したし(笑)、

      山田さんの作品を
      よく読んでた学生の頃より
      やはり今の方が
      シミるものがありました(^_^;)

      読書や映画や音楽って
      触れた年代や
      その頃の環境によって
      感じ方が変わってくるから
      面白いですよね。

      だからこそ何度も楽しめるし♪


      てか、自分は甘辛、両刀なので(笑)
      ずっとキャラメル舐めながら
      この作品読んでました(^_^)

      2013/05/07
    • さちろーさん
      外さん、コメントありがとうございます!!

      この本を読んだきっかけは、外さんのレビューなんですよ(照)
      あのレビュー読んで、登場するガ...
      外さん、コメントありがとうございます!!

      この本を読んだきっかけは、外さんのレビューなんですよ(照)
      あのレビュー読んで、登場するガテン系の男達に目を奪われて…(笑)

      それと、山田さんの本は大人になったら読もうと思ってた事もあったし。
      タイミングが合ったんですね♪

      これからも外さんのレビューを参考にさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします(^^)
      2013/05/08
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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『賢者の愛』『珠玉の短編』ほか著書多数。

「2025年 『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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