風味絶佳 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2805
レビュー : 309
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167558062

感想・レビュー・書評

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  • ことばが本当に魅力的。
    やっぱり山田詠美って素敵。

    今回は「海の庭」がグッときた。
    作並君とお母さんの初恋が初々しくて色っぽい。

  • 数年前に沢尻エリカと柳楽優弥主演で映画化されていた表題作目当てで。恋愛にまつわる短編集。キャラメルをちりばめた装丁が素敵。恋は甘いだけじゃない、苦い部分もある。けど、苦いとわかってたってまた恋をしたくなる。誰かを好きになる。なんだか恋愛がしたくなるなーという短編集。山田詠美2冊目なんだけど、繊細な心情を綺麗な文章で綴られる印象。2012/543

  • 「アトリエ」がいい。『姫君』の頃は鋭利なナイフのような言葉に刺される快楽があったが、「アトリエ」は想いが何かを書かないことで、逆にそこにある想いの塊を摘出する。

  • 詠美節には飽きたの。短編ならタイニーストーリーズの方が良かったな。うまいけど、飽きたの。

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2005年7月号

  • 「風味絶佳」というより、もっと黒くてどろどろした、ヘドロのようなものが渦巻いているようなイメージだった。いろいろな人間のいろいろな感情とその波が交差して、ぐるぐるするような感じ。一冊を通してそんな感じを抱いた。

  • アトリエがすごい好きやった!!
    あんな関係がすごい羨ましいって思った。
    愛とは恐ろしいね、
    普通やったら喜ぶとこなんに二人とも喜んでないし、
    二人だけの世界があるというか、なんやかんやで大変なことになったけど、でもそれほど愛し合える人がおるのってすごいなーって思った。

    あと風味絶佳に出てくるばあちゃん嫌い。
    うちの母さんあんなんになりそう。
    絶対かかわりたくない、あんな非常識そうな人・・・
    てかまわりでやんややんや言って、「なんもわかってない!」とか言うげんたら、のけ者にしんと教えてあげればいいがいねって思うげん。多分あたしもわかってない側やから、男の子の方に感情移入してしまって、なんかめっちゃかわいそうやった(´・ω・`)
    春眠も同じ感じ。春眠の話もすごい嫌い。
    あたしも死んだかあちゃんの味方。

    あと海の庭は切なくて好きやった。
    きゅんきゅんした!

    てかキャラメル食べたい

  • 花柄の日々ではないけどそれこそが恋愛で人生なんだろうなと思う。

  • 【本の内容】
    「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。

    恋の妙味を描く珠玉の6篇。

    20年目のマイルストーン的作品集。

    谷崎賞受賞。

    70歳の今も真っ赤なカマロを走らせるグランマは、ガスステイションで働く孫の志郎の、ままならない恋の行方を静かに見つめる。

    ときに甘く、ときにほろ苦い、恋と人生の妙味が詰まった小説6粒。

    恋愛小説の名手がデビュー20年目におくる風味絶佳な文章を、1粒ずつじっくり味わってください。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    いいよ、いいよーコレ。

    世間の評価で一番なのは、グランマ篇だけど、ナニゲに料理を作る篇がすごい良いのヨー。

    アトリエも良いし、なにより、『好き』が端から端からこぼれ落ちている。

    恋愛小説だからと、セカチューやイマアイ電車と同系列でしょと一括りは良くない。

    文章上手いなとやっぱり感心する。

    ここ最近の恋愛小説もんって、イマイチだったのよ。だからすごいぐっと来た。

    装丁は、ぜひカバーと帯まで含んだ状態で見て欲しい。

    すごい良い装丁だよ。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2014.07読了 3時間ぐらい?

    映画を見たことあったので、気になって購入。シュガー&スパイスってこの中の短編の一つだったのね。
    普段読まない恋愛小説を読んだけど、久々に美しい小説の世界に触れたって感じがした。まあ、恋愛経験ほとんどないですから、よく分かんないところが多かったけど。

    昔マツコデラックスが「最近、歌詞に好きだの愛だの会いたいだの詰め込んだ歌ばっかりじゃないの!その言葉を使わずに、愛だの恋だのを表現するのが歌手なんじゃないの?」と言っていたけど、まさにこの小説は愛だの恋だの使わない恋愛ソングに近い気がする。そこに漂う空気感にただただ酔いしれるけれど、どこか胸も痛む、そんな美しい小説だった。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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