心に残る物語――日本文学秀作選 幸せな哀しみの話 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167558079

感想・レビュー・書評

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  • 哀しみというより息苦しさを感じるのは私だけでしょうか。最後の一編は哀しみよりも優しさにあふれてて好い。

  • どれもいいけれど、特に「クリストファー男娼窟」が気に入った。いろいろな作家の作品を集めた本を読むのは得した気分になる。

  • どの話も編者の作品かと錯覚するような、日常の闇や人間の性、業、人生の澱みたいなやりきれない何かを甘く切なくブラックユーモアの如く描いた、うまく言えないけど芥川賞っぽい短編ばかりだった。遠藤周作の『霧の中の声』が好き。最後にアパートに来た女は誰だったのか今ひとつ分からない。

  • 伝わらない思いや、心の内側にある自分だけの孤独感などを読んでいて感じました。そのなかで「異物」はクスッと笑える部分もあってほっとしたな

  • 2011.12.14. 読み終わってから、目をつぶって眠るまでにじわじわくる話たち。ちょっとグロテスクだったり、生々しかったりするけれど、キモチワルイとか怖いというよりは、哀しいです。どの話も、人間くさくて共感できる部分があって。詠美さんの選んだ短編集、フィットします。

  • 『骨の肉』はとても印象に残りました。

  • 山田氏が印象に残った作品がいくつか収められている。幅広いが共通しているのはわだかまりが残ること。

  • 全部面白かった。
    どれも、山田詠美が選んだのがよくわかる作品。


    ●クリストファー男娼窟(草間彌生)
    文章がダントツに好きだ。
    ただ電車の中で読むのは少し恥ずかしかった。

    ●骨の肉(河野多恵子)
    ものを食べているだけの描写が、とてつもなく性的。

    ●霧の中の声(遠藤周作)
    遠藤周作すぎた。あるある。そして薄ら寒い。

    ●愛撫(庄野潤三)
    たまりませんでした。萌えた。本当に萌えた。


    河野多恵子と庄野潤三は何か別の読んでみる。

  • ニジンスキーの手の話が個人的に好き。

  • ばらつきはあるけれど、どれも良い作品。
    若干、読み疲れた。

  • 様々な作家の短編を
    山田詠美が「幸せな哀しみの話」というテーマに
    基づいてピックアップしたもの。

    普段読まない小説家のものが読めて
    大変おもしろかった!!

    中上健次「化粧」
    半村良「愚者の街」
    赤絵瀑 「ニジジンスキーの手」
    八木義徳 「異物」
    庄野潤三「愛撫」

    などなど・・・

    他に石田衣良、沢木耕太郎などが編のものも
    あるみたいなので、続けて読みたいと思う。

  • 既読のものもちらほら。この間読んだ短編集に引き続き、中上健次、河野多恵子、などが収録。「クリストファー男娼窟」がのっているのもすばらしい。庄野潤三の私小説風ではない短編も久しぶりによんだなあという気が。河野多恵子「骨の肉」。去っていった男と、男の荷物を燃やしたいという欲望、二人で食べた殻つきの食べ物や骨付きの食べ物の残骸が絡まって、秀逸だなと思った。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『賢者の愛』『珠玉の短編』ほか著書多数。

「2025年 『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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