佐々警部補パトロール日記 目黒警察署物語 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 110
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167560010

作品紹介・あらすじ

戦後の混乱がまだ残る東京の街の警察署に東大を出たての新米警部補が着任した。パトロール警察官の心情と街の表情を、「危機管理」の第一人者が描くポリス・ドキュメント。(粕谷一希)

感想・レビュー・書評

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  • 佐々さん、イラストが上手い
    そして自分は男前に描く
    だが、当時の写真も載っていて昭和一桁生まれ
    間違いなく当時のイケメン
    若かりし頃を知らなかったので
    髷が似合いそうな顔立ちだと思っていたが
    家柄がそうだった

    交番の交通費を貸してくれるっていうのは
    当時は自腹だったようだ

    佐々さんの嫉妬レビューも多いが(鼻に付くなど)
    違い過ぎて(出自、東大法学部卒など)
    嫉妬の対象にもならないので
    素直に書いてあることを受け取ってしまう
    自分は気にならない
    あの時代にわざわざ警察目指すって
    思うところがあったんだろうし
    安全圏から口だけ出して
    何もしない人が言うのはおかしい

  • あさま山荘事件の陣頭指揮にもあたった佐々淳行の社会人1年目、新米警部補時代のポリスドキュメント。『東大落城』、『連合赤軍「あさま山荘」事件』のそうだが、ノンフィクションとして、ただひたすら事実の並べるに留まらず、当時の世相と著者自身の思想を背景にドラマタイトな読み物に仕上げてくれる。本書も実に読み応えのある良書でした。

  • 佐々さんの新任時代プラス、戦時中だった子供時代の思い出です。
    男子たるものや……という硬派・まじめ路線に、読み手を楽しませようとボケも入れてみせる、そこに超エリートのイメージはないですねw
    「東大落城」「浅間山荘」も読んでみます。

  • 佐々淳行氏の若かりし頃の交番日記。当時でしか考えられないような迷惑な市民が多数登場する。個人的には「連合赤軍浅間山荘事件」も捨てがたい。なお、浅間山荘事件には
    後藤田正晴・佐々淳行・平沢勝栄・亀井静香らが取り組んでいたらしい。

  • おもしろい。佐々さんの官僚としてのスタートを描いていて、当時の警察を取り巻く状況や社会情勢も垣間見えてすごく楽しい一冊。ちょっと文体に抵抗があったけど、許せてくる。エリートの視点からの描写なんだけど、佐々さんは本当に「ノーブルオブリッジ」、そういう姿勢だから嫌味には感じない。<br>
    <br>
    所々に当時の東京についてのエピソードが沢山挿入されていて、それもまた大変興味深い。空襲で人口百万人を割った東京に残った人たちこそ、真の「東京人」だ、って部分には感心しながら頷いたけど、「東京人」に連載されてたって知ってちょっと苦笑。<br>
    <br>
    何度も引用される「海軍次室士官心得」は是非読んでみたい。でも入手が難しそうなので「新しい監督者論」を読もうと思う。<br>
    <br>
    全然関係ないけど、つい前に読んだ「小説陸軍」にも登場した「大日本史」の編纂に佐々さんの祖先が関わっていたらしい。

  • かなりオススメ

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

「2016年 『重要事件で振り返る戦後日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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