- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167560119
感想・レビュー・書評
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●久しぶりに佐々シリーズを読んでみた。より体験談が多ければいいかな。
●これも面白いけど、やっぱり過激派との攻防という点では、東大安田講堂攻防の話が一番面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐々氏の著作は何冊か読んでいるので、どこかで読んだエピソードばかりではあるが、危機管理の心得をエピソードで紹介してくれるので、すっと入ってくる。
パッシブソナーだけでなく、アクティブソナーで行きたいものだ。 -
内容が良くてすぐに読んでしまった
古本だけど買った価値あり -
■危機管理
A.「何かになりたい人」より「何かをしたい人」になれ
B.官僚の世界では、何かをやったものが非難され何もしないものが滞りなく上に上っていくようなところがある。
C.ネガティヴ・リポート:異常なし報告など。
D.エレベーター・ブリーフィングで報告すべきは次の3つ:事実、情勢判断、意見具申。
E.オレがやらずに誰がやる。私はこれで、アメリカ人の勇敢さの源を豁然と理解した。
F.聞くところによる、「このごろの若いものはー」との言語の初出は、エジプトピラミッドにも彫られている言葉なのだそうだ。若者を理解しようとしないのは、大人たちの陥りやすり錯覚によるものらしい。 -
危機管理のスペシャリストの実体験に基づく話だけあって、なかなか面白かったし、最終章の教訓集も頷ける所が多く、励みになりました。
が、自慢や悪口も多くてそこがやや鼻に付く嫌いがあって星一つ減。僕としては、教訓よりももっと体験された出来事のディテールを読みたかったです。それは別の本なのかもしれませんが。 -
佐々さんの本は体験に基づく内容なので、読んでいて面白いし、興味深い。ただ、同じことをやれと言われると、果たして自分にできるかと思ってしまう。
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佐々さんの著書は結構読んでいるので、特に目新たしい事が書いてあるわけでもないが、仕事上で役に立つ事が多く非常に為になりました。
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4167560119 282p 2004・4・10 1刷
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■概要
著者の佐々さんは東大安田講堂事件、あさま山荘事件、大島三原山噴火など、数々の難事件や災害に対処してきた「危機管理」のエキスパート。
近年の政治や企業のトラブルに触れつつ語った「危機」対策の戦略戦術「マニュアル」・・・とありますが、まあ、ちょっといい話集といった内容。
阪神・淡路大震災、9・11米中枢同時多発テロ、地下鉄サリン事件など、豊富な事例をもとに、問題対応の鉄則を説く。
■仕事に活かせる点
語り口が典型的な昭和のオジサンで、最初は抵抗を感じましたが、
読み進むにつれなるほど!と感じるエッセンスがたくさん。
(いろいろ、突っ込みたいことはありますが・・・)
特に、米国の危機管理プロセス(エレベーター・ブリーフィング⇒15ミニッツディシジョン)には感心。
と思って検索してみたら、エレベーター・ブリーフィング(3ミニッツレポート)※というのはマッキンゼーが提唱した方法だとか・・・(真偽は定かでは有りません、念のため)
※
US が核攻撃を受けた際に、アメリカ国防省「ペンタゴン」の
地下にある核シェルターにアメリカ大統領をエレベーターで
移動させる時間が「3分間」でそのエレベーターで移動中の3分間に発生した自称の報告をうけ対応策を大統領が支持を出せるようにするためにシンプルかつ正確な報告方法。
その他、ネガティブレポート(異常なし報告)だとか、
念のため報告だとか、研修のコネタに使えそうな話がざっくざくです。
(さわ) -
危機管理の第一人者、というか「危機管理」という言葉自体の生みの親でもある佐々淳行氏の危機管理ノウハウ本。といっても危機管理だけでなくビジネスマンとして、そしてリーダーとして使える小ネタが分かりやすく書かれている。
著者の佐々淳行氏について簡単に書いておくと、警察庁の官僚出身で黙ってれば警察庁長官にもなれたらしいが、持ち前の”乱世の雄”気質のために警察庁にはいられなくなり、最後は初代内閣安全保障室長に流れ着き、ここで退官。ちなみに警察庁から防衛庁に不本意ながら出向させられる顛末について書いてあった。何とも呆れる内容だったが。。。で、警察庁時代には、「東大安田講堂事件」「連合赤軍浅間山荘事件」等の警備幕僚長も務めており、映画「突入せよ!「あさま山荘」事件」の原作者でもある。この映画もかなりオススメです。
著者プロフィール
佐々淳行の作品





