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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167565015
作品紹介・あらすじ
大韓航空機爆破事件の元工作員が破壊テロ工作の全貌から死刑を免除されるまでの数奇な半生を、戦慄すべき北朝鮮の実態や日本人教育係・李恩恵の素顔を混えて綴る迫真のドキュメント。
みんなの感想まとめ
この作品は、北朝鮮の工作員としての過酷な運命を背負った女性の生涯を描いています。大韓航空機爆破事件の実行犯である彼女が、自身の過去を赤裸々に語り、国家の命令に従いながらも人間としての葛藤を抱える様子が...
感想・レビュー・書評
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大韓航空機爆破事件の金賢姫の半生記。金賢姫は自分のすべてを語っている。何よりも描写の詳細さ、彼女の記憶力に圧倒される。金賢姫には半年前ソウルで会い、二日間、じっくり取材したばかりだ。彼女はいま、地方都市でひっそり暮らしながら、二人の子供を育てている。大韓航空機を爆破した後、彼女はバーレーンから身柄を移送され、韓国国家安全企画部の取り調べを受ける。中国人を装い続けた金賢姫は、捜査員によって大都会・明洞に連れ出され、南大門市場で美味しいクッパを食べて自白した。豊かな民主主義社会を目の当たりにし、北朝鮮で受けた教育が嘘だったことに気付いたからだ。私は彼女と同じルートを歩き、同じクッパを食べながらインタビューした。「いつか二人の子供に母はテロリストだったことを明かさなきゃいけない」。こう語る彼女の唇が震えているのが印象的だった。(竹内明)
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KAL機爆破の実行犯、金賢姫による手記。
本書では、KAL機爆発の命令を受けた彼女が、「祖国統一の偉業をなす英雄」としての矜持を持って任務を遂行するが、警察に捕まって人間的な扱いを受けるうちに、自分の過ちに気付き、北にいる家族への心配で葛藤しながらも自白に至る過程が描かれている。
19歳で「工作員」に選ばれて何年もの間訓練を重ね、それを誇らしく考えてきた20代半ばの女性が、使命感に溢れて飛行機の爆破任務を受けるにいたる様子や、小さな行き違いによってバーレーンで警察に捕まりそうになって自殺を試みようとするときの心情、その後、取り調べの過程で何の罪もない多くの労働者を殺した、ということに動揺したり、北朝鮮で繰り返し聞いていた韓国の様子と実際のソウルのあまりの違いにショックを受けたりする様子が生々しく書かれている。
取り調べの間にも、もう二度とは会えない家族を思って泣いてばかりの女性である。せいぜい20代の女性にこのような大それたことをさせる国の異常さ、自分の家族が「英雄」の家族として優遇されるよう自ら死のうとする人間を作り出す国・北朝鮮の残酷さについて考えざるを得ない。 -
想像を超える現実を生きた女性の記録。思い返したくない記憶を思い返してこのように書き起こすのは、たいへん重いことだったろう。
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大韓航空機爆破の背景をキム ヒョンヒ本人が告白している本。
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http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4167565013
── 金 賢姫/池田 菊敏・訳《いま、女として(上)金賢姫全告白 ~ 199109‥ 文芸春秋 199409‥ 文春文庫》
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2010.7.21 紹介
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200516
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さらっと読んでしまいます。
上下巻です。
読んでから、彼女を見る目が変わったな。 -
今月、金 賢姫さんと拉致被害者家族の飯塚親子との面会があった。
これについて、個人的な感想はあるけれど、数奇な運命を歩んでいる
金 賢姫さんについて、もっとよく知りたいと思った。
そして、彼女の言葉をもっと読みたいと思った。
そんな思いがきっかけでこの本を手に取ることになった。
上下2巻に分かれている「いま、女としてー金賢姫全告白」の上巻は、
大韓航空機爆破事件に至るまでの話し、毒薬をかんだときの心境、
バーレーンでの事情聴取、韓国に送還されて自白すまでの心境など、
とても赤裸々に綴られている。赤裸々と一言だけで片付けてしまって
よいものだろうか思うほどの衝撃的な内容だった。
工作員から一人の女性に戻っていくというか、そんなココロの葛藤が綴られている。
そして、少々ひねくれた表現ではあるが、
よくもここまで自分の本音・本心を吐露できるな、と金さんの人間性の強さをとても感じる。 -
北朝鮮の、近いようで遠いお話。
現実感を全く帯びさせないかの国の情勢を笑う前に、過去の日本を笑うことから始めたほうがいい。
資本主義の波に浸かっている自分にとっては共産主義はよくわからないが、人間の善性を完全に信じることができ、かつ全ての人が応えられるならばそれもまた幸福な社会であると思う。 -
「二つの朝鮮を策動する南朝鮮の飛行機を落とせ」―親愛なる指導者・金正日の親筆指令を受けた美貌の工作員・金賢姫はぶじに任務を果たした。しかし、毒薬タバコによる自殺に失敗、韓国へ護送された。南山の地下取調室での巧みな尋問に、ついに彼女は重い口を開き、百十五名の命を奪った破壊テロ工作の全貌を語り始めた。
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壮絶な人生
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自国を疑うことなく信じきった行為により、多くの罪もない人々が殺されてしまうまでの経緯が書かれています。国と自分との在り方を問われます。
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北朝鮮工作員のお話
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上下巻。当時はあまり北朝鮮のことを知らなかったけど、今読むとすごく理解できます。
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結構おもれー。北朝鮮ってこんな国なんだね。てか人間として、全然価値観が違うことが、怖い。。国単位のでっかい宗教団体みたいだ。でも、10年前の本なので、今とは、また違うと思うが。すごく興味深い手記だった。
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