禁じられた敵討 (文春文庫 な-29-6)

  • 文藝春秋 (2003年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167567064

みんなの感想まとめ

テーマは戊辰戦争を舞台にした少年たちの勇敢な物語で、特に二本松少年隊の短編が印象的です。著者は、歴史の中で埋もれた小さな事実を掘り起こし、人間味あふれるエピソードを描いています。物語の中心には、13歳...

感想・レビュー・書評

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  • 中村彰彦さんが二本松少年隊のお話を書かれていたのが意外。短編なのですぐ終わってしまったが、長編を書いてくれると嬉しいな。

  • 表題作他戊辰戦争時の5編。著者の手になれば、長編ものにできたのでは。長編ものの方が著者の作風によいのではと愚考。

  • 2008.9.12

  • 幕末から明治にかけての風雲の中、様々に斃れていった男たちの物語の短編集。




    白虎隊が飯盛山で自刃して果てた日よりも23日前、わずか13歳から14歳の少年たちが戦死者16名の犠牲を出しつつ薩摩の兵に果敢に立ち向かったという"二本松少年隊"の物語「木村銃太郎門下」。

    指揮したのは韮山の江川太郎左衛門に洋式砲術を学んだ木村銃太郎。木村の穏やかで理論的な指導により、少年隊は実戦において奮迅の活躍を見せるが、薩摩の圧倒的な兵力に勝てるわけもなかった。

    戊辰戦争における会津を中心とする東北諸藩の対応は、本当に不器用としかいいようがなく、幼い命を犠牲にしたことは腹立たしくもあるのだけど、「武士たるものいずれは戦場に出るもの」と教えられてきた少年たちの最後まで武士たらんとする姿には、当時の諸藩ですでに廃れてしまっていた武士道が、この東北の地では確実に受け継がれ純粋培養されていたことを物語っている。




    実は中村彰彦氏の作品を初めて読んだ。

    マニアックともいえる、歴史に埋もれた、小さいけれど人間味あふれる事実を掘り出す情熱は素晴らしいと思う。

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著者プロフィール

1949年、栃木県生まれ。東北大学文学部卒。91年に作家として独立。史実至上主義を貫く歴史小説の第一人者。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。主著に『名君の碑 保科正之の生涯』はじめ著作多数。

「2025年 『幕末<暗号>解読記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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