- 文藝春秋 (2011年10月7日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167567170
みんなの感想まとめ
歴史を舞台にした壮大な物語が描かれ、主人公の立見鑑三郎は幕末から明治にかけて数々の戦争でその名を馳せます。桑名藩の斬り込み隊長として勇敢に戦った彼の姿は、戦乱の中で無傷で生き抜く神々しさを持ち、読者を...
感想・レビュー・書評
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中村彰彦さん3回目のトライ!
これは面白かった。最後まで読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幕末戊辰戦争において、桑名藩雷神隊の斬り込み隊長として勇名を馳せた立見鑑三郎。維新後は、陸軍に出仕し、西南戦争、日清・日露戦争でも第1の軍功を挙げた、まさに闘将中の闘将。戊辰戦争で、越後を皮切りに東北各地を転戦し、酸鼻極まる惨状の中を無傷で生き抜いた姿は、神々しくさえある。
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戊辰から西南戦争、日清日露と戦い続けた立見尚文に驚きます。小倉出身の奥ヤスカタと立見尚文は戊辰でやられてから巻き返しがいいですよね。
北越戦争は河井継之助だけでない、と。土方みたいな喧嘩上手はまだいますね。 -
幕末から明治時代・日露対戦までを戦い抜いた立見鑑三郎(のちに尚文)のお話。
幕末の小説はまさに激動の時代で、タイムマシーンで突然50年も100年も先の未来に人物たちをつれていってしまったかのような感さえ覚える。
立見鑑三郎も、武士としての刀・銃の混じる戦(いくさ)すがたから、明治の日露戦争では外套にシガーをくわえくゆらせる姿へと変ってゆく。
物語を通して一貫しているのは、彼の中に流れる武士のこころなのでしょうね。戦争を讃えるのではなく、幕末を生き抜いて、開国後に大国ロシアを破るもののふの芯を見た気がします。
しかし幕末の戦闘風景の描写は凄惨を極めるな…。 -
■歴史小説として面白いオススメ〇
■東洋一の戦術家と言われたほぼ不敗の名将についての小説。全体的に戦闘描写が非常にわかりやすく特に戊辰戦争における北越戦争は完成度が高い。
・抜刀切り込みについて、一般に手薄なところへ突っ込んでいき、左右の敵に背後へまわりこまれるよりも、初めから敵の密集したところを狙った方が効果は上がる。その集団が敗走すれば左右もそれに続いてしまうし、あえて立ち向かおうとする者がいたとしても、その視界には自分の背後に悪鬼のような表情で続く味方も映っているはずだから、どこか腰が引けているものだからだ。
・「知行合一」=知識と行動との合致を尊び、信じて断行する時には結果を恐れてはならないとする教え。
・指揮官として〇〇せよと命じるよりも、身をもって行動した方が全軍に指揮官の意思が伝わりやすい。
・西南戦争において、政府軍が警視庁抜刀隊を募集した際に、約一万三千人が応募したが、そのうち福島、三重の二県からの応募は約一割以上にも達した。ここからも、賊徒朝敵とされた者たちの恨みの深さが察せられる。
・西南戦役における政府軍の編成の特徴は、一鎮台を一旅団とした「建制旅団」はひとつもなく、そのすべてが各鎮台から選ばれた兵や徴募巡査を混じえた「混成旅団」だったことにある。理由としては、建制旅団を編成すると薩摩人が中枢を占める大隊、連隊が多くなってしまい、ひいては旅団ごと薩摩に寝返ってしまう恐れがあると考えての苦肉の策だった。
・西郷隆盛は身長180.3cm、体重146.3kgであった。
・作者の真意は、これまで歴史小説の主人公にも文献史学の研究対象にもほとんどならず、今なお歴史の闇のかなたに埋もれている日本人に何とか光が当てられないのか、という一点である。
・立見の陸軍における昇進を何かと邪魔をする山県のこだわりは、戊辰戦役における長岡攻防戦での盟友時山直八の死からであったといわれる。
・戦国時代以来、日本人は夜襲を普通とし、逆にロシア人は日中の平原会戦を普通としていた。 -
立見尚文のお話
戊辰戦争の話がメイン
東洋一の用兵家と称される人のお話
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