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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167568023
みんなの感想まとめ
音楽家であり作家でもある著者のエッセイ集は、彼女の独自の視点と豊かな言語感覚が織りなす魅力的な作品です。90年代の出来事や文化を振り返りながら、当時の社会や音楽界の様子を生き生きと描写しています。特に...
感想・レビュー・書評
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世界的ピアニスト、中村紘子(1944-2016)のエッセイ集。
1994年刊。月刊誌「クレア」2年半の連載分+α、全38篇。書名がナイス。
以下はマイベスト3。「ホテル・バッハの存在しないわけ」。ラブホのホテル・ショパンはあっても、バッハはなぜないの、バッハまんじゅうはあるのに。話は宮城県の片田舎、中新田にあるバッハ・ホールのコンサートから始まる。
「「王様」と私」。タイでのコンサートと王室のこと。話はあの「王様」役のユル・ブリンナーと銀座でてんぷらを食べる話から始まる。ユル・ブリンナーはすでに三段腹の中年男。ところが一緒に写真を撮る段になると……。少し辛口かな。
「アルゼンチンまでもぐりたい」は「穴があったら入りたい」の最上級の言い換え。若い時鼻っ柱の強かった頃の出来事、その時の相手(複数)との33年後の再会。確かに、「穴があったら」程度じゃ弱すぎる。
ボーナストラックはインタビュー(「週刊文春」8千字インタビューを再録)。ベストセラーになっていた庄司薫の小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んで、結婚するのはこの人しかいないと即決。猛アタックをかけたエピソードも披露している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りて。やはり中村紘子さんの本、面白い。しかし図書館の古い本なので読んでると咳が出るような…今後はあまりに古そうな本は借りるのやめよう…
90年あたりに書かれた文章が多く、よく考えると30年前であることにびっくり。田舎にコンサートホールが乱立していたバブルの時代。そして小和田雅子さん皇太子妃内定のニュースに寄せる文章も収録されている。時代。
中村紘子さんの他の本も全部読みたい。 -
20171124読了
1997年出版。昨年逝去された中村紘子さんのエッセイを読むのは、チャイコフスキー、蛮族に続いて三作目。文才にほれぼれ。交友関係が垣間見れるのも楽しい。解説は壇ふみ。P86新幹線の中で会った19歳のキーシン P92冬のうた ラフマニノフとロシア P100週刊文春インタビュー1992年 P196山本七平氏の葬儀における弔辞 -
(2003.03.13読了)(2003.01.16購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
ベルギー王妃のハンドバッグの秘密?ピアニストとハイヒールの深い関係?バッハまんじゅうとは?演奏家として、また国際ピアノコンクールの審査員として世界をかけまわる著者ならではの鋭い文明批評や、地球の裏側アルゼンチンまで穴があったら入りたい程の失敗談。時にクスリ、時にドキリのエッセイ集。
☆関連図書(既読)
「チャイコフスキーコンクール」中村紘子著、中央公論社、1988.11.07
「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子著、文春文庫、1995.03.10
「どこか古典派」中村紘子著、中央公論新社、1999.10.17 -
このすぐれた音楽家には通常の物書きとはかけ離れた言語感覚があるようで、ときにキュート、ときにシュールな言葉遣いが光り輝いている。
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大変すばらしいエッセイでした。
20年前に出版されたものだけど、まるで色あせない内容。言葉が音楽のように軽やかで、品があり、深みがある。
中村紘子という人がピアニストであることしか知らなかった。
どんな人で、どんな音楽を奏でるのか全然知らないので、この本を読むことになった偶然に感謝したい。
林真理子のエッセイが好きな人にピッタリな気がするなあ。
品(ひん)はずっとずっと上なんだけど、視点は結構似ているきがするの。 -
黒柳徹子のように好奇心と知性と才能をもったいつまでも少女のような人、という印象。本物のお嬢様。檀ふみの解説も秀逸。
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中村紘子の作品
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