イギリスはおいしい (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 885
感想 : 119
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167570026

作品紹介・あらすじ

アフタヌーン・ティーを飲むと、イギリス文化が見えてくる。フィッシュ・アンド・チップスはオシャレなのか。-不評極まるイギリス料理なれど、イギリス文化を会得すれば、これまた実に美味なるものなり。リンボウ先生のご説、ご覧あれ。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の話題作、「新レセピ」のオマケが付いて文庫版登場。

感想・レビュー・書評

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  • イギリスの料理は不味い、そんな話をよく聞きます。

    確かに、お茶の話はよく聞きますが、、
    いわゆる“名物料理”というものはあまり印象にありません。

    こちらは、そんなイギリスの“食文化”についてエッセイになります。

    著者の林さんも、食べ物自体の味は適当で濃やかさはなく、
    安定もせずに、お世辞に美味しいとは言えないと一刀両断。

    それでも、イギリス人が“食事”に対していい加減なわけではなく、
    その行為には、人並み以上に愛着を持っているとしています。

    食卓の雰囲気、お酒の飲み方、ケンブリッジでの食事の風景、
    その背景となる文化を踏まえれば、なるほどなぁ、、と。

    個人的には“ティータイム”を一度、体験してみたく、、
    スコン、食べてみたいですね~

  • イギリスの食について、いかに美味しくないか、面白おかしく書かれていながらも、著者のイギリスへの愛が伝わってくる。時々、"そうそう"などと思って、クスっとしながら、あっという間に読了。

  • リンボウ先生の本でイギリスを好きになったのか、はたまたイギリスが好きだから本を手にとったにのか。

  • 先日の天声人語に、この本で取り上げられている、赤色の蕗に似た「ルバーブ」が取り上げられていた。

    「イギリスはおいしい」を読んでいなかったら、特に興味も持たなかったであろう。時代も変わり、日本でルバーブが受け入れられる様になったのだろうか…ちなみに私はまだこのルバーブというものを口にした事がない…



    • nejidonさん
      こんにちは♪
      ルバーブに反応してしまいました。
      もう15年くらい前から畑で育てています。
      大きな葉っぱが目立ちますがジャムにするのは茎...
      こんにちは♪
      ルバーブに反応してしまいました。
      もう15年くらい前から畑で育てています。
      大きな葉っぱが目立ちますがジャムにするのは茎の部分で甘酸っぱくて美味しいですよ。
      レビューは2年前のものですが、その後出会えましたか?
      2020/08/24
    • stanesbyさん
      インターネットで検索した際に「フキみたいなんだな~」と思ったまでで、まだ実物にはお目にかかっていません。。。。。ロンドン出張時にも出会う機会...
      インターネットで検索した際に「フキみたいなんだな~」と思ったまでで、まだ実物にはお目にかかっていません。。。。。ロンドン出張時にも出会う機会に恵まれませんでした。
      2020/08/24
  • 思っていたよりも面白かった。山形由美さんの"グリーンノウの伝説"ってあの辺りのことだったのですね。

  • 冒頭、”イギリスの食事はまずい”と世界的に定評となっている説に対して、著者なりの考察が語られているくだりがおもしろい。その上で、イギリスならではの味わいや風習、人々との交流などがウイットに富んだ語り口で描かれ、かの国への興味がいや増した。

  • イギリスのまずいとおいしいを痛烈に書いた本。
    イギリス人が何を大切にしているかという価値観もわかる。

  • 1995年出版。私も学生時代、確か1990年にロンドンへ行ったんだが、狂牛病疑惑で帰国後長らく献血できなかった。やっと解禁になったら、今度はお年頃で比重が足りないとな…あれ、何の話だったっけ?2018年に読んでもあんまり時の流れを感じさせない国だなあと。東京じゃあ、こうはいかない。

  • タイトルに反しておいしくなさそうな内容
    イギリス人のユーモアも垣間見えて面白いです

  • イギリスの食文化について、個人的な感想をたっぷり含めて紹介している面白い本。

    野菜を煮すぎるお話やパブの文化、アフタヌーンティーのお話も好き。発行からしばらく経っていて、今はまた変化しているだろうけどイギリスの食文化を知りたいならうってつけだと思う。

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。
慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学・国文学。
1984年から87年にかけて、日本古典籍の書誌学的調査研究のためイギリスに滞在、その時の経験を綴ったエッセイ『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、作家デビュー。『イギリスは愉快だ』(平凡社・文春文庫)、『ホルムヘッドの謎』(文芸春秋)と並ぶイギリス三部作はいずれもベストセラーとなって、イギリスブームの火付け役となった。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P.コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年講談社エッセイ賞を受賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論、自動車、古典文学等著書多数。また声楽を学んで、バリトン歌手としても多くの舞台を踏むほか、「重唱林組」「The Golden Slumbers」を主宰して内外の重唱曲を演奏、バスパートを担当。オペラ『Maborosi』(二宮玲子作曲)を作劇したほか、合唱組曲『夢の意味』『あめつちのうた』等(上田真樹作曲)、演劇的組歌曲『悲歌集』、歌曲集『English winds』等(野平一郎作曲)、歌曲『あんこまパン』歌曲集『ゆけ、わが想い』等(伊藤康英作曲)を始めとして、多くの歌曲・合唱曲の作詩でも知られる。また観世流二十六世宗家観世清和師の作能にて『聖パウロの回心』を作劇。ほかに新作能『仲麻呂』『黄金桜』等がある。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『能よ 古典よ!』(檜書店)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、詩集『夕暮れ巴水』(木版画川瀬巴水、講談社)『巴水の日本憧憬』(木版画川瀬巴水、河出書房新社)、詩集『新海潮音』(駿台曜曜社)、句集『しのびねしふ』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)等多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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