旬菜膳語 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2012年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167570095

作品紹介・あらすじ

江戸時代のウナギ蒲焼は、ウナギを丸のまま焼いてブツ切りにする料理だった。蕎麦のセイロは、かつて蕎麦を蒸していた頃の名残り。浩瀚な食物文化史は縦横無尽。しこうして亡き母の漬けこんでいた三十年物の梅酒を舐め、少年時代の松茸フライの味を懐かしく想い出す……。『イギリスはおいしい』でイギリスの、驚くべき食材の素晴らしさを本邦に紹介した林望先生が、読者の期待に応えるかのごとく、日本の旬の食材をテーマに切り込みました。うまし国ニッポンの再発見!

みんなの感想まとめ

季節の移ろいと共に、旬の食材の魅力を深く掘り下げる内容が特色です。著者は、食にまつわる歴史や文化を巧みに紐解きながら、江戸時代から現代に至るまでの食材の変遷や調理法の進化を紹介しています。特に、鰹や雲...

感想・レビュー・書評

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  • 書誌学とは古典籍の成立、伝来、装幀などその書籍に関する諸々の事柄を研究・記述する学問のようだが、著者は美味しいものも探求する書誌学者だ。美味しいもの×書誌学がこの本といえる。旬のモノを取り上げ、今夜の食卓に並んだ秋刀魚を食べるようになったかのはいつのことか、ウニをウニと呼ぶようになった訳とか、マツタケを楽しんだ平安貴族の様子だとか、目の前に並んだ食材が時空を超えて旅をする、書誌学者ってすごい。

  • ○文学者でもある大学教授の林望氏の著作。
    ○食べ物に造詣の深い著者の、季節に応じた旬の食材・料理について、日本文学、西洋文学の知見を交えつつ、“美味しそうに”エッセイにまとめている。
    ○身近な食材から日本にはないものまで、深い知識に裏打ちされた文章は秀逸。日本の文学史についても興味を持てる。

  • 美しい形容詞のオンパレードです。
    書誌としても貴重な一冊。
    これから「本朝食鑑」をまず、
    読もうと思います。

  • 食の奥深さを再認識

  • 四季それぞれの旬の食材についてのエッセイ集。書誌学者だけに様々な古今の文献を引用している。サンマが古い文献にはほとんど登場せず、一般化したのは、保存技術が進んだ明治以降であるなど、興味深いエピソードが満載である。著者の博識と料理人としてのキャリアが結びついた楽しいエッセイ集である。

  • 一つのテーマを上げて、その食材に関する過去の文献や短歌、俳句等を織り交ぜて紹介してあるので、奥が深い。
    ただその分気軽に読みにくく、内容すべてを十分に理解できずに終わっちゃった感じ。

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著者プロフィール

1949年東京生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院博士課程満期退学(国文学)。東横学園女子短期大学助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞受賞。『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞受賞、後に『(改訂新修)謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社文庫)。『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)、『往生の物語』(集英社新書)、『枕草子の楽しみかた』(祥伝社新書)等、古典評解書を多く執筆。学術論文、エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける。近著に『結局、人生最後に残る趣味は何か』『和歌でたどる女たちの恋心』(いずれも草思社)、『節約を楽しむ』(朝日新書)がある。

「2025年 『古往今来 忘れられた名著を味わう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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