ハプスブルク家最後の皇女 エリザベート 下 (文春文庫 つ 9-4)

著者 :
  • 文藝春秋
3.63
  • (3)
  • (6)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167574048

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 下巻に入って中欧の歴史はさらに複雑化。
    彼女は人生を共にする人と出会うけれど、暗い歴史の中で翻弄される...

    上巻から一気に読みましたが、少しは明るさのある上巻に比べ、
    全体的に悲壮な空気漂う雰囲気になっています。

    それもそのはず、歴史はついに第二次大戦へ突入し、
    ナチスドイツの侵攻によって祖国が奪われ迫害されてしまうのです...

    そしてハプスブルグ帝国の一部だった、他の中欧諸国も
    分断されたり侵略を受けたりと、本当につらい時代だったと思います。

    きっと中欧の歴史上、一番大変な時代に生を受け
    生きることを余儀なくされた皇女...
    世が世なら、高貴な人生を謳歌したであろうに。
    もちろん政略結婚やなんかで苦労はするでしょうけど。

    それでも、庶民とともに悩み苦しみ生きる姿には感動しました。
    どうか彼女の望んだ平和や国家の自由がいつまでも続きますように...

  • オーストリア、ウィーンなどを舞台とした作品です。

  • 国家の威厳、尊厳、様々な人間模様。一人の女性の人生を通じて非常に勉強になった。
    陸続きで多民族。一夜にして地図から祖国が消えるなんて日本人の私たちにはない危機感。
    第二次世界大戦のヒトラーの行動なども知ることが出来て、現在の私の平和な毎日に感謝!

  • (上巻より続き・・・)<BR>
    ハプスブルグ王朝を垣間見る為、民主化が進む前にウィーン・プラハ・ブダペストに行ってみるべし!!

全5件中 1 - 5件を表示

塚本哲也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×