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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167575083
みんなの感想まとめ
多様な書籍を取り上げたエッセイは、読者に深い考察と共感を与える魅力的な作品です。著者は戦後末期の時代背景を持ちながら、現代の言葉遣いや文化に対する鋭い視点を示し、読者が抱く疑問や不安に寄り添います。特...
感想・レビュー・書評
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祖父が置いていった本3冊目
古本屋の著者が本を批評するシリーズ
戦後末期に生まれた著者とは時代が違うけど、
戦争もののところは感心して読めてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「アイデンティティーは、主体性、独自性のことと辞典にある。
よけいなことだが、翻訳書になぜ横文字が出てくるのだろう。
かねがね不思議でならない。」
そうっ!そうなのよっ!!私の場合は翻訳書ばかりではないのだけ
れど、「コンプライアンス」とか、「プライオリティ」とか、
「オマージュ」とか、「リスペクト」とか、「レガシー」とか、
「ダイバーシティ」とか、「アジェンダ」とか、「リテラシー」
とかさぁ。
使っている人を見ると「お前、それ、全部日本語で言ってみろ」
と突っ込みたくなるのよ。実際、ニュース番組などで政治家が口
にしているとテレビ画面に突っ込んでいるのだが…。
上記の文章以外に、吉本ばなな作品への評価にも共感した。著者
の出久根達郎氏は古書店主でもあり、書籍関連のエッセイで取り
上げられる作品はどれも好意的に紹介されているのだが、吉本
作品にだけは著者比でかなり辛口な方だと思う。
本書も書籍関連のエッセイである。この種のエッセイの難点は
「読みたい本」が無限に増殖するところだ。
ある川柳作家を取り上げた田辺聖子作品が紹介されている。この
作品と川柳作家に興味を持つ。なんとなく調べてみる。そうする
と、描かれている時代背景にも興味が湧いて来る。その時、日本
以外ではどんな動きがあったのか。
どんどん田辺作品からは離れてく。そうして、読みたい本が増えて
行くという罠にはまる。自宅の書棚には未だ手を付けていない本が
残されているというのに。
文章の上手さも相まって、取り上げられている作品のどれもが
面白そうなのがまた困る。困るなら読まなきゃいいのだが、書籍
エッセイは定期的に無性に読みたくなるから、また困るのだ。
そうして、私は本のアリ地獄へ落ちて行くのだ。
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