セピア色の言葉辞典 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2007年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167575106

みんなの感想まとめ

さまざまな言葉が時代や場所によって変化し、忘れ去られていく中で、懐かしさや新鮮さを感じさせる一冊です。紹介される言葉は、死語に近いものから、初めて耳にする未知の言葉まで多岐にわたり、読者に新たな発見を...

感想・レビュー・書評

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  • 死語という言葉があるが、かつて使っていたがいつのまにか使わなくなった、そんな言葉と思っているが、ここにでてくる言葉はもっとそれより以前か、場所が違ったのか、一度も口にも目にもしたことがない言葉が多くでてくる。

    「欄干渡り」「徒然」「うじゃじゃける」「ヒドロシイ」「カルタ箱」「一顆」「ゴロチャラ」「あたじけない」「武張るなど、わかるようで解らない言葉が続く。明治の人の言葉も、そして若い人の言葉もわからず、間に挟まれ辛いですな。

  • 出久根達郎 著「セピア色の言葉辞典」、2007.10発行。「ぼる」「トッポイ」「ちゃら」、使ったことはないかもしれませんが、知ってますw。「朝顔」は知ってますが、「W.C」がウォーター・クロゼットという洒落た言葉の略とは知りませんでした(^-^) 「脚線美」「肉弾」「悩殺」、そんな言葉、飛び交ってましたね。「お膝送り」をお願いします。今度、電車で使ってみたいなと、思いました(^-^)
    使ってみたい言葉、懐かしい言葉、洒落た言葉がめじろ押しですw。出久根達郎 著「セピア色の言葉辞典」(2007.10)、再読です。①朝顔 ②おちょこ ③脚線美 ④食っちゃ寝 ⑤チクタク ⑥ちゃら ⑦トッポイ ⑧肉体美 ⑨悩殺 ⑩仏頂づら ⑪勉強する ⑫ぼる ⑩③訳知り

  • 今は全く使わない言葉たち。
    懐かしくも、不思議な感じです。

  • セピア色、言わば褪せつつあって、さらに言えば死語にならんとしている、そんな言葉の数々が並ぶ。とは言え、初めて聞く未知の言葉が多かった。

  • <言葉のグラデーションに思いを馳せる>


     この本のことではないのですが、ある人気作家が書いた恋愛小説で、主人公の惚れる女性が「とっぽい口調で」話した、という記述にぶつかったのです★
    「"とっぽい"って何? どこかの方言?」
     首をひねるも手持ちの辞典にはなく、わからずじまいでした。

     縁とは奇なもの。数年後に見つけた『セピア色の言葉辞典』(2007)で、久しぶりに「とっぽい」という言葉に遭遇~☆
     でも、やっぱりわかりません。
     件の小説のなかでは「愛嬌のある」女性のようで、「気障で不良っぽい」の意に結びつけるのが難しいのです。「気障」と「愛嬌」って共存するかなぁ……?
     がんばって解釈するなら「気障で不良っぽい口調だが、生意気なところに愛嬌があった」のでしょうか?

     近頃耳にしなくなった言葉たち「~弁慶」「欄干渡り」「あたじけない」「乃木式」も、卑近な使用例がなくイメージしづらいです……★
     本書は特に難しい本ではないですが、最後までどうしても飲みこめなかった★ この困った感想を、今日はあえて「世の中が悪い」「今の日本が悪い」と世間全体に責任転嫁します。

     もっと途中経過を残しておいてほしいです。間(あいだ)が抜けているのだよ。急に断層が生じていて、移り変わる前に喪われる「死語」が多すぎます。
     年代や地域に応じて言葉が変わっていくのは当然だけど、それは突然の変化じゃなく、なだらかなグラデーションになっていくのが好ましいんじゃないかな。

     ひとつの言葉の変遷を、長い時間をかけてずっと見つめてみたくなりました。ひとつの言葉を追いかけて旅するような、雄大な視点で描かれた本を読んでみたい!
     もとは一枚だった布が何度も裂けて、あるものはとどまり、あるものは他の地方へと渡り、流れ、様々に散らばっていく。それを日本白地図に色取りして、美しいグラデーションを記録するような……。
     そうだ、金田一春彦氏の日本語研究を覗いてみるか☆ と思いたちました。

  • 今は余り使わなくなった単語や言い回し〜『暮らし』からは「ぼる」「WC」「共働き」,『少年少女』からは「めんち」「おちょこ」,『方言』からは「えへん顔」「徒然」。『日々のなりわい』からは「フクハキタリ」「ふるぼんや」「小額収入生活者」,『花柳の色』から「出歯る」「肉弾」「松ふぐり」「小田原」,『言の葉のしずく』から「万歳」「肩書き」「うざったい」「カルタ箱」「一顆」「ゴミ」「ちゃら」,『ふる雪や』から「四月馬鹿」「乃木式」〜日本語シリーズでは「お公家さんの日本語」より為になるし,懐かしいという気持ちにもなる。彼の文章にはムラがあるのが難

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著者プロフィール

出久根 達郎(でくね・たつろう):1944年茨城県生まれ。73年から東京・高円寺で古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『おんな飛脚人』『安政大変』『作家の値段』など多数がある。

「2024年 『本の身の上ばなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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