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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167581053
感想・レビュー・書評
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エッセイのような掌編という感じでしょうか。全てが本当にあったこととは思えないけれど久世さんの中ではあったことなのかなと思う。それはそれで良いし嫌いじゃないです。
全編もちろん昭和の香りがするし耽美的でもあるので好き嫌いはわかれるかなと。私はそういう癖のある作品が好きなんですよね。
真実かどうかは別として男の人は弱くてロマンチスト、女は地に足がついていて強いと感じる作品です。女って辛さや悲しさも身の内に取り込めるところがある、ある意味楽しめるというのか。そういう強さは嫌いじゃないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古き良き日本に生きた男女の、幻想的でエロティックな、ぎりぎり際どい官能的な話が詰まった短編集。哀愁溢れる情景描写と文章自体の美しさ、品の良さに惹き込まれました。
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昭和のかをり。人妻と逢瀬する青年、年上の女と同棲する学生、大学生の姉妹と関係を持つ男など、これは、久世光彦の随筆か、小説か。いずれにせよ、どの話も、女が男を飲み込んでいました
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久世光彦…ときどきギョッとするくらいの下ネタ入れてくるよな…
下ネタっていうか…なんていうんだろうな… -
何度か読みたい話しの数々でありました。
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「ぼく(久世さん)」に憧れる。
魅力的でゾワっとするような怖さ、妖しさを持った年上女性たち。
ぼく(自分)には食べる(深入りして関係をもつ)勇気も機会もないような彼女たちをこの本を通して味見。
ぼくは憧れる。 -
違う唇が喋るのを聞いたエピソードからして妖しく強烈な導入。亡き親友の彼女に迫られた、背伸びして入った高級な湯豆腐屋。子供の頃の一時期一緒に住んでた親戚のお姉さんとジャム。同じアパートの人妻と白桃。次々と豪華なんだけど取り合わせの奇妙なディナーを持ってきてくれる親友の妻。メロンパン、クリームパン、刺身、せんべい、牛乳...。子供の頃仲間たちみんなで見た写真の女と電車でばったりあった驚き。札幌に疎開していた時にあった活発な少女。とろろ芋の好きな女。骨の鳴る女。近所の洋館に出入りする外国人の男女の思い出。煮凝りの思い出と共に語られる日仏ハーフの絵描きとの日々。/なんとも言えないあじわい深さ。もう何度か読んだらしっくりくるのか/「<ファウスト・ハイム>では、いつだってヴェルレーヌみたいな雨が降っていた」と言う一文の印象と、井上順のお茶の水えれじい聞いてみたいなという思い。
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「寺内貫太郎一家」「時間ですよ」など、向田邦子とコンビを組み、数々のテレビヒット作を産んだ久世光彦。彼の書く文章は、丁寧な演出を凝らした映像を見ている気分になります。湯豆腐、苺ジャム、蕎麦、桃、お汁粉、無花果、おでん。食べもののある風景からたちのぼる、官能的な十九の掌編集。一つ一つの文字が、まるで熱を持っているかのような艶やかな一冊です。
雨音文庫おすすめの一冊
(http://bookbookokitama.wordpress.com/event/hitohako/) -
オチがない。だから締まりが悪い。のだが、その切れ味の悪さがこの作品の妙味なのだなと。そこが新鮮。
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久世 光彦の女遍歴自慢の本か?面白くもない!
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"宮古の山中に、爺様ひとりと若者ふたりが小屋がけをして泊まっていると、ある夜、路に迷ったという「物優しい姿をした姉様」が泊まることになった。若者ふたりはたき火端にごろりとなって、おたがい相手が眠るのを待ち、爺様は寝たふりをしていた。すると女は「ああ寒い」と言いながら火にすり寄って、若者たちの体にちょいちょいと触れた。そのうえ赤い腰巻を出したり、白い脛を出したり、無私らしく陰部まで出して男たちの気をひく。爺様がそれを「おかしい格好のもんだなァ」と思ってながめていると、じきに局部は火の温もりにあって「ホウ」と口を開いてあくびをする。爺様がそれっとばかりに空俵をおっかぶせてガンガンぶったたくと、とうとう女は獣の啼き声を出した。女は二匹の狸が首乗りになって人間に化けていたのだった。(佐々木喜善『聴耳草紙』より「狸の女」。)"
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食べものにまつわる女の記憶。
テコちゃんの時間(久世さんと生活を友にした朋子さんの素晴らしいエッセイ)で知り、愛おしく思った久世さんを男として好きになっちゃう一冊でした。桃のエピソードと、二階の女の話が強く記憶に残る。ちょうど桃の季節、我が家にも濃厚に香る桃があったものだから、クラクラしながら読みました。 -
食べる事=色っぽい事っていうのは理解出来る。
この本は男性視点から(著者も男性だから当然か)、食と性がぶつかるシーンが書かれている。共感するということは私には無かったけれど、情景描写は良くて、目に浮かぶようでした。 -
友人に薦められて読んでみたけど、私には合わなかった。男女の物語が短編で十数本、後半は退屈になってしまった。
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ドラマや映画、演出を手がけていただけあって、生々しくすぐ眼の前に光景が浮かぶ文章により、あっという間に読めました。食と色。その入口となる「口」。みだらでもあるけど、日本が失った大切ななにかが、ここにはある。
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美しい日本語で描かれた、少しバランスの悪い男女の短編集。これエッセイなのかな。だとしたら、普通のひとが見逃す女の狂気の欠片をこんなに引き出すのはすごいと思う。
文字だけで匂いがたちこめてきそうな、艶っぽい物語。解説が秀逸だった。 -
飲食男女と書いて、おんじきなんにょと読む。
かなり艶っぽいエッセイ。
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