パライゾの寺 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年4月9日発売)
3.18
  • (2)
  • (6)
  • (8)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167584030

みんなの感想まとめ

多様な人々の物語が織りなす、土佐の風土と歴史を背景にした連作短編集です。各ストーリーは、時代を超えた人間の営みや感情を描き、時には滑稽でありながらも、徐々に哀しみを帯びていく様子が印象的です。土佐の訛...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 土佐の郷土の民俗説話に材をとったちょっとエロチックで不思議な感じのする7つのストーリー。やや滑稽であっけらかんと男女の交わりが出てくる1編目の「まんなおし」から、ページが重なっていくほどに悲哀の色が濃い話になっていくような。
    どの話も遠い江戸時代の話というわけでなく、遠くて明治の初め頃から戦前くらいまでが舞台になっている。近代でも土佐のはずれのほうではこんな日常だったのかという驚きも。

  • 土佐の訛りで語られる古老たちの半生。その土地ならではの風習や歴史に翻弄された彼らの物語は聞き手の心を揺さぶるものばかりだ。
    連作短編集ともいえる本書の最終話では、それまで聞き手であった人物の思わぬ告白に背筋がぞくりとする。

  • P282

  • 短編7作。
    いい意味で裏切られた。
    もがき苦しみ、這いつくばりながらも逞しく生ききる、「歴史に名を残すことのない者たち」。
    現実に広がる怖さが淡々と語られる。

全4件中 1 - 4件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

高知県生まれ。奈良女子大学卒業後、イタリアで建築と美術を学ぶ。ライター、童話作家を経て、1996年『桜雨』で島清恋愛文学賞、同年『山妣』で直木賞、2002年『曼荼羅道』で柴田連三郎賞を受賞。著書に『死国』『狗神』『蟲』『桃色浄土』『傀儡』『ブギウギ』など多数。

「2013年 『ブギウギ 敗戦後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂東眞砂子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×