ソクラテスの口説き方 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167588076

みんなの感想まとめ

ユニークな視点から日常を切り取ったエッセイ集で、著者の人柄や家族関係が巧みに描かれています。土屋先生は、愛されるおじさんとして周囲からの反応を楽しむ一方で、自虐的なユーモアを交えながら深い哲学的な洞察...

感想・レビュー・書評

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  • 土屋先生個人だけではなく家族関係も話題に上がっており、より土屋先生の面白味が深まりつつある。

    実際はどんな人なんだろうとか、他の人から見たらどのような人としてうつるんだろうなぁと思いを馳せている。
    こんなユニークな人がいたら自然とハッピーな気持ちになれそう。

  • 面白いエッセー集
    決して哲学者による哲学の話…ではない
    …むしろ日頃のうっぷんを晴らしているだけのトイレのようだw
    もしくは人生の哲学の中から鬼嫁日記をカムフラージュさせた笑劇作みたいなコラム集
    面白さでは5つ星なのだが何故か星5つ付けるのにためらってしまいます。。。

  • 「ソクラテスの口説き方」土屋賢二

    読了。
    周りからめんどくさいと扱われる愛されおじさんな哲学教授のエッセイ集。
    自虐ユーモアでオチをつけつつも時折、ハッとするような事も言っていたりと油断ならない。
    各話4Pなのでちまちまと読みやすかった。

  • 読み始めた頃の勢いがない。

    新鮮さに欠ける。

    大いなるマンネリだと思わなくもないが。

    特に言及すべき内容もなし。

  • 哲学者として 尊敬されたい。
    男として評価されたい。好まれる中年、オヤジとなりたい。
    とつねに 人の目を気にしながら 助手や友人に論戦に挑む。
    なんと言っても、その論戦の相手が 本音で語るのだから、
    土屋教授は たじたじ となる。
    結局は 軽率でさえないオヤジになって 幕を閉じる。
    わずか 4ページで これだけのことを まとめあげる
    『論理力』と『仕舞方力』は、すばらしいものがある。
    ロジカルシンキングは すべて 自分に跳ね返る。

    『私に幸福になってほしいと思わないの?』
    『私のこと 愛していないの?』
    『私のことなんか、どうでもいいと思っているの?』
    『だから バックを買ってもいいわよね?』
    土屋教授は バックと幸福の関係を追求する。
    『あのバックがないと幸福になれないの?』
    土屋教授は バックはちょっと高いという。
    この時点でもう負けているのだ。
    『男のくせに、どうして細かいことにこだわるの?』
    『理屈を言うなんて、男らしくない』ととどめを刺される。
    土屋教授は 男や男らしくにこだわるので、そこの弱点を突けば
    降参するしかない。
    ロジカルディベートの キラーワードを奥さんは知り抜いている。
    こうやって 土屋教授は 愛妻に かぎりなく 愛を捧げるのである。

    助手の 白湯に関する告白や 
    弟の 兄に対するリスペクトが まぶしい。

  • 面白おかしいエッセイ。ただ面白おかしいだけでなく鋭い切り口での批評の目を忘れていない。

    2003年初版ということでジョークが示す世相が若干古い。(老人に関する意識など)
    当時読んだらきっともっと面白かっただろう。

  • 【本の内容】
    「なぜ結婚すべきか」「好まれる中年男」「命令に従わせる方法」「妻のために死ねるか」など、人生におけるさまざまな難問をあらゆる角度から笑い飛ばし、読めば読むほどなぜか戦意喪失させるツチヤ教授の爆笑エッセイ。

    [ 目次 ]
    戦の章(女の論法の研究;人類の不幸 ほか)
    意の章(プロ野球には失望した;みんな専門家 ほか)
    喪の章(神の性質;命令に従わせる方法 ほか)
    失の章(酒飲みは不可解だ;何が自分の望みか ほか)

    [ POP ]
    週刊文春の連載コラム「棚から哲学」をまとめたのが本書である。

    実は、わたしは週刊文春を毎週読んでいて、「棚から哲学」はいつも楽しみにしている。

    毎週読んでいるのなら、文庫を読む必要がないと思う方もおられようが、一度楽しんだ文章もまとめて読むとさらに楽しい。

    回転寿司で、目の前に来た寿司皿を片っ端から胃袋に収めていくような満足感が得られるのだ(もっともそんな食べ方をしたことはない)。

    土屋賢二さんは哲学を専門としている大学教授である。

    自分のまわりで起きたこと、感じたことなどをいつもおもしろ可笑しく書いているが、批判の目を忘れない。

    批判的な視点こそ哲学者に不可欠な要素だからだ。

    哲学者は批判をする場合、自分のことは棚に上げるのが常である。

    棚に上げすぎると棚が壊れて落ちてしまう。

    こうなると、もう笑いが止まらないのである。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 読書録「ソクラテスの口説き方」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P110より引用
    “二〇〇〇年問題をあなどってのんきに信念
    を迎えた人もいたと思うが、わたしは違っ
    た。”

    目次から抜粋引用
    “女の論法の研究
     ジャズにおける分類法
     免許証の写真
     哲学の悲しい本質
     命がけの原稿”

     哲学者である著者による、雑誌連載のエッ
    セイをまとめた一冊。
     女性の論理的能力についてからオリンピッ
    クの意義についてまで、自筆のイラストを添
    えて書かれています。

     上記の引用は、2000年問題について書かれ
    た項での一文。また懐かしい話ですね。あれ
    だけ世間を大きく騒がせておいて、特に何も
    起こらずに過ぎてしまいました。大山鳴動し
    て鼠一匹というところでしょうか。
    私のようなのんきな人間が何もしてなかった
    だけで、コンピューターに関わる技術者たち
    は、年が明ける瞬間までヒヤヒヤもんだった
    ようですが。
     初めて見た時は、ひでえ、と思っていたイ
    ラストですが、シリーズを重ねて読むうちに、
    このイラストでなければと思うようになって
    きました。

    ーーーーー

  • 個人的には一番好き。

    特に
    もしも桃太郎だったら
    免許証の写真
    などはちょっと思うところがあったりする。

  • 天邪鬼なユーモアが楽しかったが、途中で少し飽きてしまった。ほかの本も読んでみたい。

  • 4/1読了

  • いつもどおり。

  • おやじウィットが効いてるよ!
    まえに読んだ「もしもソクラテスに口説かれたら 愛について・自己について」よりも、このエッセーはおやじウィットが効いていてずいぶん読みやすかったです。
    ただ、哲学者の書く文章としての読者に考えさせる力(語彙がなくてスミマセン)はあまり感じられません。ソクラテスの空気があまり感じられなかったのも残念です。ソクラテスの口説き方っていうのは、「ソクラテスを口説く」のではなくソクラテスが女性を口説くその口説き方だったのですね。

  • ユーモア溢れる哲学(?)エッセイ。
    テキトーで投げっぱなしな中でいきなり鋭いところを突いてきたりする!
    この人がお茶の水女子大で授業してるところが想像つかんな~w

  • 回りくどい文体と屁理屈はそのままに、雑誌連載なので一編あたりの長さが文庫本で4Pほどになったエッセイ。

    これなら、回りくどさが苦手な人でも、ひとつひとつをサラッと読めるのではないでしょうか。逆に、小生のようにそれが好きな人には、物足りなく感じる部分もあるかもしれません。

    小気味良いテンポで進み、一編に一回は含み笑いをしてしまう。なるほど、こういう「笑い」もありなんだな、と気付かされる作品です。

    (2006年読了)

  • 週刊文春の連載をまとめたもの。
    電車の中で読むに丁度良いが,笑わないように気を付けないと。

  • 土屋賢二の作品はまず題名からしてインパクトがある。
    内容は日常を面白おかしく書いただけであるが、その書き方が秀逸である。
    あたかも哲学書のようなタイトルであるが、まったくそんなことはなく、逆にコミカルな内容なので是非勇気を出して読んでみてほしい。
    あなたは土屋賢二にはまることから逃れられないだろう。

  • ・12/12 躊躇無く買ってしまった.新しいのが出ると条件反射的に買ってしまうな、これからも.
    ・12/13 一気に読んだ割にはいまいち印象がないなぁ.もっと強烈なのが欲しいな、そろそろ.も少し哲学的なやつの方が面白いかも.

  •  大学で「哲学」を教える大学教授(こういう人を「哲学者」と呼んでいいのだろうか)のエッセイである。
     読んでいて、最初は入り込めなかった。というより反発に近いものを感じ、不快であった。いかにも文章がいやらしいおじさん風なのである。奥さんを描く書き方など、勘弁してほしいという感じであった。読み進んでいくうちに、その文体そのものが持つユーモアというか、逆説的なレトリックを面白く感じ始めた。結果的にはまあまあ楽しく読めたのだが、それでも心のどこかに後味の悪いものが残ったのは確かである。こういった種類のユーモアは、どうも僕の心には入ってこないらしい。レトリックだと思って読めば、なかなか味のある文章なのだと頭ではわかっているのだけれど。これは、文章がどうとかいうよりも、こちらの感性の問題なのだとは思うのだが。

  • 大好き。
    身近にこんな人がいたら、毎日ずっと見てしまうと思う。
    でも社会的にはものすごいちゃんとしてる人だろうな。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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