ツチヤの貧格 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2011年6月10日発売)
3.42
  • (5)
  • (20)
  • (27)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 223
感想 : 18
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167588144

みんなの感想まとめ

日常の中での些細な出来事を笑いに変える力を教えてくれるエッセイ集です。著者のユーモア溢れる視点から、私たちの生活に潜む哲学的な問いや社会の風刺を楽しむことができます。特に、日々の厳しさの中で緩む瞬間の...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 走り過ぎて行く日常の繰り返し。そんな中での些細な出来事に対し、著者のように考え方一つ変えるだけで笑える出来事に変える事ができるのだと気づく本です。
    人は厳しくなる時も必要ですが、同じ分だけ緩くなる時も必要だと。
    そんな時にはこの本を取り出して読みたいです。

  • 読書録「ツチヤの貧格」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P134より引用
    “かなりの数の中高年の女が離婚したほうがいいかどうか迷って
    いる。この記事を読めば、離婚しないと早死すると考えて、離婚
    に踏み切る女も出るのではないかと思う。”

     哲学者である著者による、日々の生活に対する著者の思考を記
    したエッセイ集。
     著者の妻についてからつるかめ算についてまで、自筆のイラス
    トを添えた面白おかしい皮肉とウィットに富んだ文章で書かれて
    います。

     上記の引用は、迷惑な情報について書かれた項での一文。
    六十歳以上の夫婦が一緒に暮らすと、妻は死亡リスクが二倍に、
    夫は半分になるとのこと。新聞の記事だったそうですが、その下
    に保険会社か弁護士事務所の広告があったかどうか気になるとこ
    ろです。
    人の生き死にも、人生の大きな決断も、ビジネスプランの一つで
    しか無いのでしょうか。
     自筆のイラストはいつもながらの出来栄えです。大変味わい深
    いので、慣れると見つけた時にホッとします。今回は点数が少な
    めなので、少し寂しく感じてしまいます。どうやら私ははまりつ
    つあるようです。

    ーーーーー

  • 笑いが必要なときには土屋先生。ちょこちょこ読んではくすくす笑わせていただきました! 表紙もね、素敵ですね。中身はいつもと同じでしたね(褒め言葉)。

  • 「間違って写真集を買ってしまったのだろうか」と危惧したが、中身はいつも通りだった。新キャラ(?)ツチヤ師がいい味。

  • 一度は思ったことあるなとか、誰にでも思いつきそうなことなんだけど、自分には絶対書けないなあというエッセイ。
    頭が良い人のはずなのに、バカっぽいことを書いていて変なのと思いつつ、何となくためになってるような気がしないでもない、不思議な感じ。

    久々にロマンス以外の本だったので新鮮だった。

  • “形あるものはすべて壊れる(とくにわたしは壊れやすい)。ただ一つの例外は、気に入らない食器である。(中略)遺跡の出土品を見ても、多くは消滅している中で土器だけは原形のまま残っている。古代人にも気に入らないうつわがあったのだ。”私はこの文章の繋げ方が面白かったんだけど、これにくすりと笑える人だったら、この本は、夜寝る前とか頭が疲れた時とかに読むのに適していると思う。あとツチヤ師が登場するのはこの巻から、だったかな? こちらも好き。それから「犬よ」と「締め切りに苦しむ日々」が、特に面白かった。

  • 土屋さんの本は数年前までははまっていたのだけど、どうもマンネリ化した感じがしてしばらく遠ざかってたんだよね。
    久しぶりに読むと、面白い!さすが僕が勝手に名づけた「日本三大面白随筆家」だけある。

    こういう類の本は、時折、暇つぶしに読むのが最適と実感しました。

  • 2012/10/24 いつも安心して楽しめる

  • 大好きです。自虐ネタに嵌ってしまいました。

  • A=Aである。
    AにBが含まれる。もしBが含まれないなら,AにはBではないものが含まれる。
    Aは保護の対象である。私はAである。だから私は保護の対象である。かりに私がAでないなら,保護の対象にならないことが保護の対象に値する為,やはり私は保護の対象である。

    これがツチヤエッセイのエッセンスである。このシリーズを読んでいれば,何度も出てくるロジックで,読む度にばかばかしいと思う。だけども,少し笑ってしまう。ここに読ませる力の強さを認める。

    マンネリなんだけど,この無理矢理ロジックを味わう為に次も買うんだろうな。文庫だけど。

  • 相変わらずな感じ

  • いつもの軽妙なエッセイ集。何の役に立つわけでもないが、暇潰しには最適。

    この洒脱さを今一理解できていないと思われる齋藤孝の解説が痛い。

  • やっぱおもしれーです。

  • いや~、笑えますね。 所々、涙が出るくらい笑えました。
    エッセイの中に土屋先生の「哲学」が、形を変えて表現されています。
    「知的な笑い」を堪能できます。
    このシリーズをもっと読んでみたくなりました。

  • 自虐的だね。こういう語りかたは好き。日本の品格、を謳う作者とかつては同じ大学にいたというのが何となくおかしい。

全15件中 1 - 15件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土屋賢二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×