不要家族 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年3月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167588182

作品紹介・あらすじ

ウェルカム・トゥ・定年生活



大学を去った哲学教授は、いったい何かの役に立つのだろうか? 退職前後の揺れ動く男ごころを活写する、ユーモアエッセイを六十篇。

みんなの感想まとめ

退職を迎えた哲学教授の日常をユーモラスに描いたエッセイ集は、軽快な読み口で心を和ませてくれます。著者は自身の退官を背景に、学生との思い出やジャズ・ミュージシャンとのエピソードを交えながら、自虐的なユー...

感想・レビュー・書評

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  • 軽く読めるので、疲れた時や夜寝る前に読むのにちょうどよい。今巻は土屋先生がお茶の水女子大を退職し名誉教授になったタイミングで書かれたもので、退職ネタや学生さんたちとの最後の思い出など。そういえば助手さん出てこなかったような……。三浦勇夫先生の話は何回か出てきた。あとはあれか。ジャズ・ミュージシャンの人たちと共演したのもこの時。
    相変わらず自虐的なユーモアなんだけど、時々毒も吐く。今回もけっこう笑った。

  •  ストレスがたまったときは、論理学を勉強して心を休ませる。たまに、早起きしてすがすがしさを味わうそうです。土屋賢二さん「不要家族」、2013.3発行。扶養家族が定年を前にした著者を不要家族にしたそうです(^-^)

  • 再読。土屋先生にはまるきっかけとなった一冊。本書は、お茶の水大学を退官される少し前と退官後が中心。初期のエッセイより心なしか読みやすい気はするが、おかしな論理が展開する中に、深遠なメッセージが隠れているようないないような、そんな「土屋節」が大好きな人ならどの巻もおすすめ。良くも悪くも大差なし。個人的には、この本と出会わなければ、哲学という分野に興味を示すことはなかったかもしれない。

  • こんな風に 屁理屈を 論理的に説明しているにも
    かかわらず、情けなく やり込められてしまう 
    哲学教授 が 定年を前後の 心境を 論理的に
    屁理屈を 組み立てる。
    やはり、助手とのやりとりが 楽しかっただけに
    それが なくなったことが なんとなく 寂しい。
    それでも、屁理屈を 重ねつづける 意欲は
    衰えていないのが 頼もしい。
    その分だけ 奥さんが 悪妻ぶりを発揮して、
    ますます 意気軒昂なようで いい感じである。
    奥さんが 巨大化して、土屋名誉教授は 
    小さくなっていくのである。

    責任をめぐっての考察が、自己責任を
    叫ばれる中で 重要な考察と言えそうだ。
    1944年生まれであるので、当分 土屋エッセイは
    紡がれていくと思われる。

  • 大学を退官した記念すべき(?)巻。そのため、生徒からイジられることがほぼ無くなったのが残念だが、その分、奥さんとの絡みが増えた。老化に関するエッセイも増えた。相変わらずの土屋先生に満足満足。本棚はまだ出来上がらない。

  • 読書録「不要家族」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p69より引用
    “残念なのは、後に入る人には、どれだけ苦
    労して掃除したかが分からず、たんに「薄汚
    い部屋だ」と思われてしまうことだ。”

    目次から抜粋引用
    “箱の作り方
     お別れの挨拶
     品のいい名乗り方
     根拠の無い自信
     話のズレ方”

     哲学者でエッセイストである著者による、
    日々の些細な事を複雑に考えて著したエッセ
    イ集。
     箱の手作りについてから会話の方向性につ
    いてまで、ウィットに富んだ話が盛り沢山で
    す。

     上記の引用は、著者が大学を退職して部屋
    を去ることになったことについて書かれた話
    での一文。
    世の中、誰かが何かをしてくれているという
    ことは、殆ど目に見えないものなのでしょう
    か。目に見えているけれど、何とも思ってい
    ないだけかもしれません。
     大学を退職してからも、周囲の人との付き
    合いに苦悩する日々を送られているようで、
    なによりです。これからも面白い話を、聞き
    続けることが出来るでしょう。

    ーーーーー

  • 【ウェルカム・トゥ・定年生活】大学を去った哲学教授は、いったい何かの役に立つのだろうか? 退職前後の揺れ動く男ごころを活写する、ユーモアエッセイを六十篇。

  • 安定した「無用の用」感で、ツチヤ節健在です。

  • ツチヤ氏が退職。

    ひねくれてるなぁと思いながらも、どこか納得してしまう。

    学生の返しが素晴らしい。それにどうあがいても丸め込まれるツチヤ氏。両者のやり取りが微笑ましい。
    しっかりひねくれイズムがしっかり継承されてます。

  • 定年退職前後の土屋先生。

  • 土屋先生の自虐ネタの入ったユーモアたっぷりのエッセイ、思わす吹き出しながら読ませていただきました。身につまされるエピソードもあり、頷きながら楽しませていただきました。

  • 職を失うというのは人を混乱させるものだな。有名な哲学者のようだが、そういう人でも長年勤めた大学を退職するというのは大イベントらしく、国家公務員として安定した人生を送ってきた人ってこういうモノなのかなと。35年勤めて定年退職ってある意味幸せなのかもしれないが。
    もうちょっとマトモな内容を期待したのだが、単なる老人のボヤキでしかない。
    文春の連載まとめらしいけど、こういうのが団塊読者にはウケルのかね?

  • お茶大を定年退官前後の話。
    『根拠のない自信』の話は授業でも使えそう。
    いつもよりも楽しめた。

  • ちょっとキレが落ちてきた感じか。
    それともこちらが「土屋文体」に慣れたからか?(^ ^;

  • 週刊文春連載のエッセイをまとめた本。
    私はいつも土屋先生の新刊を楽しみにしています。本当に楽しい文章です。哲学の先生なのに小難しいことを考えさせないところがすごいです。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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