オール・アバウト・セックス (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2005年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167590048

みんなの感想まとめ

性にまつわる広範なテーマを扱ったこの作品は、古今東西の文献を通じて多様な視点を提供します。著者は、性についての知的関心を持ちつつ、偏りのない議論を展開しており、性の社会的な側面を再考する姿勢が際立って...

感想・レビュー・書評

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  • フランス文学者である著者が、古今東西の性にまつわる本を紹介した本です。

    一つひとつの話題についてはそれほど掘り下げられているわけではないのですが、これだけ性にまつわる広い分野を渉猟していることに驚かされます。著者自身はSでもMでもなくいたってノーマルだと述べていますが、性についての興味を完全に知的関心へと昇華して、世相の一面としてとらえなおそうとする姿勢が顕著なのはそのためでしょうか。かたよりのない議論が展開されているものの、すこしもの足りないようにも感じます。

  •  AV嬢に「なんでAVやってるの?」って聞くと「なんとなく」って言葉が返ってくる。この「なんとなく」をちゃんと言葉にできる人はあまりAVに出ないのかもしれない(P173参照)じゃあ、国立大出身の黒木香はどうだったんだ。言葉にできる数少ないAV嬢ってことなのかもしれん。

  • 雑誌に連載された性にまつわる本の書評を一冊にまとめる。多様なジャンルを網羅。ルネッサンス期において乳房は、男性の喜びのための小ぶりな上流階級の乳房と、子ども(雇い主の子どもを含む)を育てるための大きくて乳の出がいい下層階級の乳房の二種類が存在したとマリリン・ヤーロム『乳房論』(リブロポート→ちくま学芸文庫)の説を紹介。

  • その名の通り,エロの総合図書館もとい,エロ大全ですな。
    古今東西のエロ情報を縦横無尽に駆け巡る。
    エロの人のためのエロ教養です。

    あんまり役には立たないけれども面白かった。
    というか,通勤の電車で読んでいたのだけども,見出しが目立って読むのに憚られました。

  • 1998年から 2001年にかけて文藝春秋に掲載された「エロ関係」の書評をまとめたもの。エロ関係と言ってもいわゆる男性向けポルノ小説が扱われてる回はごく少数で、性が持つ様々な側面を微妙に撫でつ抉りつする小説、エッセイ、ノンフィクションと多岐に渡るラインナップで現代性風俗を網羅的にカバーしているところがなによりの魅力だ。

    こういうテーマは、テーマ自身に内在する後めたさもあって、闇から闇、時代から時代へと葬り去られてしまうものかと思っていたのだが、様々な性風俗の様相がこれほどまでに「出版」されていたというのは意外だった。もっとも、紹介されている本のほとんどは現在では絶版か品切れで手に入り難くなっているらしい。まぁ、読んでみたいと思った本も無かったから別にいいんだけど。

  • 優しさが大事なのです。

  • ¥105

  • 本の内容があまり頭に残ってません。いろんな世界があるなぁと思いました。私はノーマルなのがいいです。

  • 性の深さを考えさせられる本。ここで紹介されている本を集めようとした友人もいた。ぼくも少しは集めて読んだ。今度文庫化されたが、解説が今一だったので買うのはやめた。

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著者プロフィール

鹿島 茂(かしま・しげる):1949年、神奈川県横浜市生まれ。フランス文学者、評論家、作家。東京大学文学部仏文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。2017年、『神田神保町書肆街考』を刊行、同年、書評アーカイブサイトALL REVIEWSを開始。2022年、神田神保町に共同書店PASSAGEを開店、現在4店舗を構える。

「2026年 『『共同幻想論』に挑む 家族人類学的考察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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