新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 438
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167590062

作品紹介・あらすじ

なぜジャン・ヴァルジャンは、パリのその街区に身を隠したのか?里親から虐待を受けるコゼットが、夜店で見ていた人形はどこ製か?19世紀の美麗な木版画230葉を106シーンに分け、骨太なストーリーラインと、微に入り細を穿った解説で、"みじめな人々"の物語をあざやかに甦らす。長大な傑作の全貌がこれ一冊でわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 今、全訳本を読んでいるのだが、その復習に最適。ユゴーがまだ生きていた時代に出版された挿絵つきの『レ・ミゼラブル』から、106枚の挿絵を抜き出してあらすじと解説をつけている。一つの絵に一つのエッセイがついており、その解説が簡にして要を得ている。しかもそれらが、原作のあらすじに忠実に並べられているので、長い全訳本を読んでいて、前の話が思い出せない時にとても便利。挿絵もすばらしい。物語のイメージがより具体的になります。

  • ミュージカルの印象が強いので、いい意味でも悪い意味でも一面的な見方をしていたんだな、と思った。
    ユゴーの社会を観る目がわかる。鹿島さんのわかりやすい解説に引きこまれ、もっと、フランス社会を知りたくなる。

  • 値段が安くて、とても良かった。絵が豊富で目で見て楽しめます。

  • 最初の精読の時、分からない部分が多かったので、この本を手に取った。当時の風俗や地理や歴史が補足されていて、次回の精読の時に役に立ちそう。付録の地図や挿し絵もいい。あらすじのネタバレも多いので、1度作品を読んでから、この本を手に取るといいように思う。

  • 読みやすくて良いです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「読みやすくて良いです。」
      「レ・ミゼラブル」の概要を知るのに持ってこいだけど、360全部の版画で構成した完全版を出して欲しいね!
      「読みやすくて良いです。」
      「レ・ミゼラブル」の概要を知るのに持ってこいだけど、360全部の版画で構成した完全版を出して欲しいね!
      2013/07/16
  • レミゼにそこまで思い入れがないんで(前後するけど、ユゴーには“魅力的な悪”は書けない、想像出来ないんだろうな…と、この本読んで納得がいった。故に物語に物足りなさが残るんだな、と。なおジャヴェールは敵でも、法の正義、ね?)この本は後回しになってたけど、文庫再刊されたタイミングで読んでみた。
    『レ・ミゼラブル』の(訳)注を別冊にしたような本。
    19世紀の挿絵も堪能。(鹿島さんの他著『職業別パリ風俗』『馬車が買いたい!』辺りは、名著ながら、ただしレミゼに関しては思うほど読解の為の情報を得られない気がする分)レミゼを読む際のお供に。
    ユゴーのコゼットに対する思い入れの減少についての指摘に納得。以前、読んでてコゼットに魅力を感じなくなっていった辺りと一致したので。いや、落ち着いて考えたら、もともと魅力なんてない娘ではあると思うけど(だからこそ薄っぺらのマリユスと釣り合うってのもある)

    文庫再刊行時の帯のあおりは「必読超長編古典 “が一冊でわかる”」 でなく 「〜“をより理解するために”」とすべきだったのでは。これだけでは正直物語がわかるわけではないかと…。レミゼは、ユゴーのあのくだくだしいアジテーション紛いの言い回しを堪能してこそ!(ヲイw)


    【以後愚痴】本文中から拾える参考文献の邦訳の多くが、現在は絶版なのが残念ではある。ルイ・シュヴァリエ辺りは再刊してもええと思うのにのう…頼むよみすず。

  • 舞台は何度か見て、その度に感銘を受ける大好きな作品のレ・ミゼラブル!
    でも原作にはなかなか手を出せずにいました。そんな折見つけたのがこちら。
    数多くの絵で見ても楽しめる一冊になっていて、貪るように読んでしまいました!
    ジャンバルジャンって、確かに最強ヒーローみたい。これを読んだことで公開中の映画、これからの舞台、そして原作への挑戦!レミゼへの愛情が一層高まりました( ´ ▽ ` )ノ

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「舞台は何度か見て」
      舞台や映画って、あの長い話(ん十年前に子ども向け「ああ無情」を読んだだけなので憶測)を、どんな風に料理しているんだろう...
      「舞台は何度か見て」
      舞台や映画って、あの長い話(ん十年前に子ども向け「ああ無情」を読んだだけなので憶測)を、どんな風に料理しているんだろう?それが気になります。
      この本は近々読む予定(原作は読むかどうか不明)。。。
      2012/12/26
  • NHKで放送されたBBC版TVドラマと併せての評価です。

  • 読了 20200428

  • Les Misérables: Penguin Classics kindle, audible

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著者プロフィール

1949年生まれ。東京大学仏文学科卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。フランス文学者。1991年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、2000年本書『職業別 パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞受賞。著作は他に『「レ・ミゼラブル」百六景』(文藝春秋)、『パサージュ論 熟読玩味』(青土社)、『情念戦争』(集英社)、『渋沢栄一』(文藝春秋)、『失われたパリの復元 バルザックの時代の街を歩く』(新潮社)など多数。書評アーカイブWEBサイトALL REVIEWS主宰。

「2020年 『職業別 パリ風俗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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