昭和天皇 第二部 英国王室と関東大震災 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167593094

作品紹介・あらすじ

「彼の人は、この地において、その人生のなかでもっとも甘美な時の一つをもった」。大正十年、皇太子裕仁は初の欧州外遊で自由の味を知る。しかしその青春は早すぎる終焉を迎えた。帰国後、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件などが続発し、世情が不穏の相を濃くする中、やがて大正天皇が崩御。ついに裕仁の時代が訪れる。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻に引き続き、重厚感とドラマにあふれた一代絵巻。
    絢爛豪華かつ甘美な欧州巡行と、原敬暗殺〜関東大震災と在日朝鮮人虐殺〜大逆事件など、立て続けに覆う暗い影が鮮烈な対称をなしている。

    日本の様子というのは、P260「善良で臆病で残忍で優しい日本人」ということばに集約されている。

  • 昭和天皇と英国訪問と宮中某重大事件、
    父:大正天皇の諸事情より摂政就任
    そして元老がなくなり原敬が暗殺されと
    泥沼の昭和への進む前奏曲的な第二巻。

    じわじわきてるー。

  • 昭和帝の欧州外遊という華々しい部分と昭和混迷に向かう暗部
    運命は思わない方向に転がるもの

  • 本の半分は欧州外遊に割かれる。このときが人生の「花」だと昭和天皇は語ったそうです。半年も外遊されたんですねー。知らなんだ。その後は原敬暗殺、関東大震災、大正天皇崩御などなど波乱に満ちた人生となっていきます。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年、『奇妙な廃墟‐フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』(国書刊行会)を刊行し、文筆家としての活動を開始。1993年、『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。『甘美な人生』(ちくま学芸文庫)で平林たい子文学賞、『地ひらく‐石原莞爾と昭和の夢』(文春文庫)で山本七平賞、『悪女の美食術』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞を受賞。

「2019年 『平成批評 日本人はなぜ目覚めなかったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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