昭和天皇 第三部 金融恐慌と血盟団事件 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2012年2月10日発売)
3.74
  • (1)
  • (13)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167593100

みんなの感想まとめ

激動の昭和初期を背景に、若き天皇の苦悩とその影響力が描かれています。張作霖事件や田中義一内閣の総辞職など、政治的な緊張が高まる中で、昭和天皇が宰相を罷免するという大胆な行動が、時代の動乱を引き起こすき...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 張作霖事件が決定的となり、田中義一内閣総辞職へ導く彼の人(天皇)。保守勢力、右翼勢力や陸軍の首脳陣に対する彼の人の威信は大きく傷つく。若い天皇が宰相を罷免するよな言動をしたことが昭和の動乱の導火線となる。

  • 六巻と同感想

  • 元号が昭和となり2.26事件の前夜まで、暗い種が萌芽し始めた時代
    歴史にifはないのだろうが、もし…と思わされることがいくつもある

  • 現在文芸春秋連載中の大河小説の3巻目。「彼の人」昭和天皇は父大正天皇の死去とともに即位した。年齢わずか25歳。 その数年前欧州を歴訪した若き天皇は「奥」の改革をしたり、新聞を広く読み世情を知ろうとした。
     しかし1年も経たないうちから金融恐慌や中国との武力衝突、張作霖暗殺事件と難問が積み重なる。当時の首相田中義一に不信感を抱いていた「彼の人」は張作霖事件の軍部の関与を隠し通そうとした首相に「辞任」を促す。
     伝家の宝刀の効き目はすさまじく、逆に天皇はこののち「政治」に関与することに躊躇するようになる。
    こののち3月事件、10月事件、さらに血盟団事件と世情を揺るがす事件が相次ぐ中、世継たる男児の誕生が遅れて苦悩する「彼の人」に中国で満州事変が勃発、先の「反省」から軍の出兵を許可してしまう。

    満州事変中弟君の秩父の宮と意見を交わす場面がある。秩父宮は軍部のクーデターは止む無し、憲法の停止を求めるが「彼の人」はすでに国家大権を総攬しているとして、要求を一蹴する。おそらく齢は30歳そこそこ。
    弟から言われたことでなおさら孤独を感じたであろう。作家と同じく原敬か加藤高明が生きて、輔弼していたらと思う。日本の現在も変わっていたかもしれない。

  • 昭和天皇が即位されたのは20代。あまりに若い。

    激動といわれる昭和初期。ご苦労されたことだろう。

    今、女系のことが話題になっているけど、昭和もあった。
    今とは少し事情は違うけど。

    4人続けて内親王。養子、側室などの話が。

    知らんかった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田和也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×