- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167598099
作品紹介・あらすじ
あの有名な軍歌「同期の桜」にはもとの詩があって、なんと作者は西條八十であった。それがなぜ、どのように変えられたのか?歌詞の背景にある世相と言葉の関係を考察して、音便の問題にまでいたる表題作から、碁の「つぶやきことば」、正字と簡体字、地名と古語など…言葉をテーマにした面白エッセイが満載の一冊です。
感想・レビュー・書評
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いつものように知らないことばかりで非常に勉強になりました。
一つ意外だと思ったのが、童謡と唱歌に関して考察がおこなわれているところで、著者がフィリップ・アリエスの『子供の誕生』の議論を踏まえているところです。どの巻だったかわすれてしまったのですが、以前著者が、新聞か雑誌の評論でこうした広い意味での社会構成主義的な議論をさもあたりまえのことのように記している大学の先生と激しくやりあった経緯が語られていた記憶があり、著者はこういった現代思想的な発想はあまりお好きでないのかもしれないと思っていました。
意外といえば、「フリー百科辞典ウィキペディア」の引用がされているのもそうでしょうか。もっとも著者が自分でしらべたのではなく、読者からの手紙のなかでウィキペディアが参照されていたのを紹介しているにすぎないのですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
んー、読み終わったのずいぶん前なので忘れた!
やはりすぐに感想書かんとだめだな。 -
2007/07 もう、いろいろとすみません。国語くらいは人並よりもうすこしできるかと思いきや、いったい自分は何人のつもりであったのかと思わされる。ああ恥ずかしい。こっそり勉強しようと誓う本。