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- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167598105
作品紹介・あらすじ
手紙の作法にうるさい日本人。でも男が女に呼びかける手紙用の呼称は、夏目漱石の場合には「貴女」「貴方」など、「あなた」と読む言葉にほぼかぎられ、驚くほど少ない。芥川龍之介は恋文では愛称で「文ちゃん」と呼びかけているのに、結婚すると直に「お前」にかわっている。さて、江戸時代の松尾芭蕉の場合はどうだったのだろうか。
感想・レビュー・書評
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毎回たいへん勉強させてもらっているこのシリーズも、第九巻までたどり着きました。
今回は、「門弟」という観点から古今の名家を論じた回が興味深かったのですが、一回に芭蕉、徂徠、宣長、白石、柳田国男などをいっきょに語り、その後森鴎外にまつわるエピソードの紹介に移ってしまったのが残念でした。このテーマで、崎門学派や中江兆民・幸徳秋水の師弟など、五、六回分のエピソードはざらにありそうなのですが、他に語りたいことが尽きないということでしょうか。それはそれで、九年も連載を続けてきて、なおネタ切れにならないというのも、驚くほかありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しく読みました……としかw
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