- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167599034
感想・レビュー・書評
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割と古いエッセイですが、楽しく読了しました。
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2015/7/11 読了
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美人エッセイスト岸本葉子さんの定番、主に自宅での日常を綴ったエッセイ。
とにかく「あるある」エピソードと擬音による表現がおもしろい。若い頃の作品を読んでも、最近の新しい作品を読んでも、ドタバタに対処する岸本さんはいつもカワイイ。そして何かを思いついた岸本さんはとてもカシコイ行動に出る。それがまた多くの人に日常生活のいいヒントを与えているのだろう。そんなテンポいい文章に突然哲学的なひらめきを語る。ここは岸本さんの教養の深さを物語る。
岸本さんは御自身のガン体験を元にした作品も多いが、そんなシリアスなテーマでもユーモアたっぷりに表現する。そのセンスは本書のような日常を見る観察力から培われていなければ出てこないだろう。自宅の細々した小道具と格闘したり、友達からの情報で仕入れた流行りモノにのめり込む様は、他の作品で既出のものであっても飽きることはない。 -
サラサラッと気楽に読める本。暇つぶしにもってこい。「テレビドラマにはまる」が面白かった。
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図書館で何気なく手にした割に予想以上のおもしろさだったので
一気に読んだ。
いい加減というか、勢いだけというか、とにかく潔くて気持ちよかった。
妊娠説のくだりではプププと笑ってしまった。 -
100202(a sp2 100221)
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家にいるのが何より好きな私としては、タイトルを見た瞬間「おぉっ」と手にとり、後ろ書きを読んで、最初の数行を読み、個人的に好きな、読みやすい文章だったので購入しました。
一緒にもう一冊も。
そして、それまでの既刊文庫をほとんど購入するのに時間はかからず。
やさしく、やわらかい文章で、でも決して自分の考えを押し付けるのではなく、こういう生き方があり、同じ独身女性として同じような悩みや不安、また楽しみもあり、安心感を覚えます。 -
家で過ごすことの日常をつらつらと綴った「家本」
とても文章の上手な方が書いた日常の日記をブログで拝見するような感覚で読めます。
自分の事を、良い部分も悪い部分も正直にサラッと描けるところが、とても好感がもてます。
あーわかる、とか、共感の得やすい文章で、一人の時間も上手に過ごせるって素敵!と思わせてくれる本。
内容から飾り気のない素敵な方なのだろうな、と思います。 -
自宅を中心に、毎日の暮らしの中での些細な
(大きなこともあるけど!)出来事についての色々。
作者の考え方とか、感じ方は
すごく共感出来るんだけど…
なんか文章のリズムが合わない感じ。
オチも、自分の中でストンと落ちないし。
同時期に、まとめて何作か読んだけど、
しばらくは、もうイイかなぁ〜。