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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167602017
みんなの感想まとめ
女子プロレスをテーマにしたミステリーが、予想以上の深みと魅力を持って展開されます。プロレス好きな著者の独自の視点が活かされ、緻密な取材に基づくリアルな描写と、キャラクターたちの個性が物語に厚みを与えて...
感想・レビュー・書評
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桐野先生は『白蛇教異端審問』でザ・ロックに言及してたので、なんとなくプロレス好きなんだろうなということは知っていたけど、まさかプロレスネタで小説書いてるとは……しかもミステリーだって。エグさみたいなのは控えめだけど、キャラクターものとしては面白かったなという印象。驚くべきは、近田が主人公で続編が出ているということ。
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女子プロレスの世界が垣間見えた 3.5
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「女子プロレスの小説なんて…」初めはそう思った。
人に勧められて手にした本だった。しかし、次第に物語にのめり込んでいく自分がいた。
緻密な取材に基づく、男性作家の格闘小説にも見劣りしない臨場感と、その中に巧妙に仕込まれたミステリー。
やはり桐野夏生さんの作品は読んでいて心地よい。
僕は作中に音楽のタイトルやアーティスト名が出てくる小説が好きだ。
なぜならスマホを使ってその曲を検索し、音源をBGMにその作品の世界にどっぷりと浸れるから…。
村上春樹の作品がそうである様に。
「ファイアボールブルース」
続編があることを知った。
to be continued ですね。 -
2018.3/7〜11
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プロレススポ根モノかと思って読んだらがっつりミステリで先が気になってガンガン読めた。男気のある火渡と女子プロレスの魅力とミステリが上手く融合されてて楽しめた。ラストもスカッ!
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内容紹介
リングの女王・火渡抄子と付き人の近田は、外人選手の失踪事件に巻き込まれる。女子プロレス界に渦巻く陰謀を描く長篇ミステリー -
R1/9/22
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殺人事件もからめてあるが、描かれているのは、主人公が女子プロレスを通して心身共に成長していく姿。女子プロの世界という特殊な舞台を、きっと綿密な取材を経て書かれたのだろうと思われるノンフィクションのような物語。「女にも荒ぶる魂がある。闘いたい本能がある」。いいな、この言葉。女だって、やるときはやるよ!
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桐野夏生が描く女性は、例外なくたくましい。そんな中で火渡は、女子プロレスラーという、職業的にたくましくあることを使命とされた主人公。リングの上だけにとどまらず貫かれたたくましさは、桐野夏生の生んだキャラクタの中でも特に印象深く残っている。花に喜ぶ女性的な面も、事件を追うひたむきさを浮き彫りにしているようにすら感じた。
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桐野夏生氏の初期作品。
ドロドロもなくサクッと読める軽いミステリー。
スポ根物は苦手な部類なのだけど軽く流す感じなので読みやすかった。 -
女子プロレス界で起きる派閥抗争や陰謀などを軸に、
外人選手の失踪(殺人?)事件を解明していくミステリー。
主人公・火渡抄子の付き人である近田が語り部となり進んでいくが、
デビュー後1勝もできない弱い近田の成長過程も描かれている。
プロレス好きな私には面白かったが、
正直、桐野夏生のミステリーとしてはインパクトはない。
しかし、20年前の作品だと思えば、アリかな。
作者のあとがきで、
火渡抄子を”神取忍”をイメージして書いた、とあるが、
確かに、20年前の神取サンはカッコ良かったね。(笑) -
女にも荒ぶる魂がある。女子プロセスのスター、火渡抄子。対戦相手の外人レスラーの試合放棄と隠された死の謎を追う。
戦う姿というのは、興業になるくらい、人間にとって昔からの根源的な楽しみなはずなのに、業界としてはちょっと残念な状態、だからこそのミステリー。 -
12/9/14Sold
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荒ぶる魂( ´ ▽ ` )ノ。
熱血スポーツ物と思って読んでたら、途中からミステリーになった( ´ ▽ ` )ノ。
女子プロ探偵なんて、珍しいにもほどがある( ´ ▽ ` )ノ。
初期作らしく、まだまだ文章が練れてなくて、ところどころ読みづらいけどね( ´ ▽ ` )ノ。
後のアウトやダークなんかの「強い女性」像の原型がここに( ´ ▽ ` )ノ。
ある程度なっつを読み進めた人向きかな?( ´ ▽ ` )ノ。これを最初にすると、その後は勝手が全然違って戸惑うだろうな( ´ ▽ ` )ノ。
1014.10.6 -
女子プロレスの小説ってありそうでないと思っていた。
ちゃんとあったんですね。
作者のホームページによると、タイトルの『ファイアボール』は、
薔薇の品種だそうで、DEEP PURPLEの曲とはまったく関係がないみたいです。
作者のHPを見るまでもなく、火渡抄子はやはり神取忍がモデル。
一応、長編ミステリーという扱いらしいが、
わし個人的にはミステリーと呼ぶにはかなり抵抗がある。
なぜなら、殺人事件の犯人があまりにも露骨で無防備でアタマ悪すぎだから。
警察は登場しないが、かなりマヌケである。
女子プロレスラーと編集者が探偵ごっこをしている間に、(この小説の世界に警察が存在するとして)警察はいったい何をしていたのだろう?
正直なところ、殺人事件は要らなかったのでは?
むしろ、名前だけ登場して描写がほとんどない三好、権藤、神林、キメラ、北本といった団体所属選手をもっと書き込んで欲しかった。
団体内の派閥争い、世代抗争などの人間模様をもっと深く追求してくれたら、
よりリアルなプロレス小説となりえたような気がする。
著者プロフィール
桐野夏生の作品
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