柔らかな頬 上 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2004年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167602062

みんなの感想まとめ

母親の娘の失踪を巡る苦悩と孤独が描かれた物語で、特にカスミの心理描写が深く掘り下げられています。彼女は故郷を捨てた後、娘の行方を追い続ける中で、社会や家庭からの孤立を感じ、絶望的な状況に直面します。失...

感想・レビュー・書評

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  • カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。罪悪感に苦しむカスミ。実は、夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。カスミは一人、娘を探し続ける。4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは。話題の直木賞受賞作ついに文庫化。


    娘が失踪した事件を追う物語ではなく、娘が失踪した母親の物語ですね…今のところ

    元旦から読み始めたけどなかなか時間取れなくてやっと上巻終了笑
    この先がめちゃくちゃ気になってます。
    どんな結末に持っていくのかしら…
    直木賞ですもの期待してますよ♪︎~(・ε・。)



    • みんみんさん
      有名すぎてスルーしてたけど最近読み始めてみた笑
      有名すぎてスルーしてたけど最近読み始めてみた笑
      2026/01/05
    • 1Q84O1さん
      ブクログを始める前に読んだことがあります
      けど、ダメだ!
      忘れちゃっています(;´д`)トホホ…
      ブクログを始める前に読んだことがあります
      けど、ダメだ!
      忘れちゃっています(;´д`)トホホ…
      2026/01/06
    • ともちんさん
      桐野夏生さん『OUT』読んだ記憶…
      この本のタイトルは覚えてます!
      みんみんさんの説明で上巻は読んだ気持ち(*´艸`)
      桐野夏生さん『OUT』読んだ記憶…
      この本のタイトルは覚えてます!
      みんみんさんの説明で上巻は読んだ気持ち(*´艸`)
      2026/01/06
  • 一人娘が失踪した母親が受ける、絶望的な孤独感。

    何年間も希望を捨てられずに娘を探し続ける母親は、社会からも夫からも孤立していく。現実と折り合いをつけて娘を諦められる父親と、実際に腹を痛めて産んだ娘を諦められない母親。その違いを生んでしまう過酷な現実が印象的であった。

  • 直木賞受賞作という事で買った一冊。

    不倫と子供失踪の話

    失踪した子供を探す話が中心の小説だと思ってたが、子供を探す母親の話の様に感じた。

    子供を探す母親の心理が詳しく描かれていると思うけど、ちょっとでも子を捨て不倫相手を選ぼうとした心理がよくわからないような、気持ちは理解できる様な…

    初めはあまり興味が湧かなかった話だったが、だんだん話に引き込まれて下巻がどうゆう展開になるか気になる小説でした。

  • 全体的に進行はかなり緩やか。
    内容も内容なので、鬱々としてくるし、
    正直少し退屈に感じるところもあった。

    ただ、上巻の終わりに近づくにつれて
    空気がわずかに変わり
    新たな展開が見えてくる。

    桐野夏生、
    ここまで我慢させてからやっと位相をずらしてくる。

    このあとどうなっていくんだ…
    というところで、下巻へ。

  • 何年も前に読んだ本だが、今でも後を引いている。

  • 以前にテレビで見ていつか読もうと思っていた作品。子供が行方不明の母親の気持ちを思うと苦しくなる。

  • うーん、かなりいまいちっていうか嫌いなストーリーパターン。
    とはいえ、直木賞受賞作品!

    ミステリーというより家族をテーマにした純文学?
    しかし、主人公含め登場人物のだれにも共感できませんでした。

    上巻では
    故郷北海道を捨てたカスミの長女が北海道の別荘地で謎の失踪。
    実は、夫の友人の石山と不倫していて、2組の家族旅行という形で、その石山の別荘に遊びに行った際に事件発生!
    その別荘地で、家族の目を盗んで、あいびきしていたカスミは罪悪感に苦しみます。
    そして、娘を捜し続けます。
    4年後、癌に冒されて余命いくばくもない元刑事の内海と知り合って、さらに娘を捜す二人。
    事件の真相は?
    という展開です。

    会話の内容、雰囲気、登場人物の描写含めて、のめりこめません。
    本書内では、それぞれの登場人物の内情、心情を描いていますが、共感できませんでした。

  • ・5/8 読了.ミロシリーズとは違った不安定さで、読み進むにつれてストレスが溜まっていく物語になってるところがまた違った不安をあおっている.

  • 面白いと言ってもいいのか迷う内容ですが、続きが気になって仕方ない…

  • 前半登場人物に感情移入出来なくて苦戦した。
    なんだこいつって思う人ばかりで一回本捨てました(下読んでからまた買い直した。)
    子供がいるのに不倫、動物虐待などは個人的に苦しすぎて読み返せないのだけれど、それでもこの小説はとっておかなければと思った。

  • やっぱり桐野夏生は面白い!

  • 重かった。。
    この母親に対して同情はしても共感はほとんどできない。
    が、同じ女の子の母親として、娘を失った気持ちは痛いくらい理解できた。
    悲しい物語。しばらく引きずった。

  • このカスミという女性が理解できない

    何だかモヤモヤしながら読んでいたが
    後半、死期の近いもと刑事が現れたことで
    何か起こりそうな予感
    一気に期待が高まった
    さて、下巻でどうなるか…

  • 下巻に続く。

  • カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。罪悪感に苦しむカスミ。実は、夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。カスミは一人、娘を探し続ける。4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは。話題の直木賞受賞作ついに文庫化。

  • 直木賞受賞作品♪

    主人公のカスミが、家族ぐるみで友人である石山の北海道の別荘に招かれる。実は、石山とは不倫関係。家族の目を盗んで逢引きした翌朝、娘の有香が失踪。罪悪感に苦しみ、石山と別れ、一人で娘を探し続ける…。

    上巻では、故郷を捨てたカスミが、子供を失って4年後、元刑事の内海と訪れた北海道で、元不倫相手の石山と再会するまでが描かれている。

    いずれは妻と離婚してカスミと一緒になりたい石山。反して、いつも心にポッカリと空いた穴を埋められず、塞ぐ何かを探し続けているカスミ。
    そんな二人の温度差が、別れた後の人生に表れている。
    倒産し離婚、現在は20歳以上年下の風俗嬢のヒモになり、借金取りから逃げ回る石山。
    しかし、カスミは表面上何も変わらない。

    この違いは何か。
    男と女の謎が、本を読み終える頃には解るのだろうか。

  • 「柔らかな頬」著:桐野 夏生

    友人が大量に送ってきた本の中にあった一冊です。私はストーリーそのものよりも、日本語の使い方や文章の一つ一つに感動するタイプなのですが、桐野さんの文章は、時々どきっとするくらい、素晴らしい文章に出会えます。

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA69966838

  • 桐野夏生 (1951- )。
    主婦たちの犯罪をリアルに描いた『OUT』が書かれたのは、1997年。
    その二年後の1999年に、本作『柔らかな頬』は発表され、直木賞を受賞した。

    娘を失踪事件で失った母親の、娘を探す物語。
    別荘で不倫に溺れる母親は、その時、娘を失っても良いと思う。
    その思いを実現化するかのように、娘は突然神隠しに合う。

    後半、末期癌に犯された元刑事が、母親の娘探索に加わる。
    死の迫る元刑事にとって、この事件は最後に生命の炎を燃やすテーマたり得ていたのだ。
    最愛の娘を失い、自己の人生の核を喪失した母親にとって、娘の探索を助力してくれる元刑事はありがたい存在だ。
    二人は、実は「共犯者」でもある。
    生の空虚を埋める手段として少女の探索を行なっていく、という意味で「共犯者」なのだ。

    作中に、別の刑事が述べる「娘は最初からいなかったのでないか」という発言が印象的だ。
    子供という存在とは、存在の曖昧さを示すものなのかもしれない。
    現実の子供と、親の認識としての子供。
    その中で子供という存在は揺れ動き、時には曖昧模糊となる。
    曖昧模糊とした子供は存在しないのと同じではないか。

    女性である桐野夏生による女性登場人物の描写は、男性読者にとっては、ある種、異生物の生態を描くような恐ろしさを感じさせる。
    こうした驚きが女性作家の作品を読む喜びでもある。

  • 不倫相手の別荘地で、女性の愛娘が行方不明となる。全てを捨てて娘を探し続ける内に、元刑事が捜索に加わって探し続けるが、彼の余命はいくばくも無いが、献身的に探し続ける。

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著者プロフィール

1951年生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞を受賞。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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