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Amazon.co.jp ・本 (656ページ) / ISBN・EAN: 9784167605063
みんなの感想まとめ
テーマは、異文化間の葛藤や人間関係の変化を描いた物語で、主人公の結木輝和は、ネパール人の妻カルバナとの結婚を通じて多くの試練を経験します。彼は両親を失い、妻の奇異な行動に翻弄されながらも、彼女の神秘的...
感想・レビュー・書評
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豪農の跡取り・結木輝和は幾度もの見合いの失敗の末、ネパール人のカルバナと結婚した。
日本語の覚えも悪く意思疎通もままならぬ生活の中、相次いで両親が死に、妻の奇異な行動で全財産を失うーー
何かが“降りた”ように流暢な日本語を話し、人々に施し癒やしを与えるカルバナ。
怒り、悲しみ、恐れ、絶望……揺れ動き、さまよいながら、失踪した妻を探して辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓だったー
第10回山本周五郎賞受賞作。
今の感覚だと、序盤の嫁取りのあたりは書かれて出版された時より数段気持ち悪いと思う-
金で貧国の処女を嫁にして、本名が聞き取れない発音出来ないからと若い頃想いをよせていた同級生の名前をつけ、義理の父親の介護と畑仕事をさせるとか。
それが日本の田舎で、多少であれ、本当にあったことだと思うと…
輝和の両親が亡くなった後、急激に衰退していく結木家は怖かった…
神がかったカルバナがオカルティックなのも、それを崇める人々も、施しや儲けの気配に群がる人々も。
輝和がなすがまま、破綻するのが見えてるのに
傍観者ぽいのがまた。
五千万で終わると考えてたんだろうけど、読んでるこちらもまさかの転落ぶりが…
全てを失って(助力者がいるので全てではないか…)大切なものが見えたのね。
風水や断捨離、ミニマリストに通じるものがあるような気がする。
買って5ヶ月は積んであったけど、読み始めると3日で読み終えました-
気持ち悪いとか怖いとか思っても気になってグイグイ先にいってしまった。
やっぱり読書は面白いな-と思いました。スマホに時間泥棒を許すのもほどほどにしたい。 -
とっても面白かったんだけど、あれとかこれとか結局なんだったんですかー!?って気持ちがぬぐえない。
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カルバナ(淑子)の行動は被現実的なんだけど、主人公輝和をカッコよく描かず、クズっぷり、しかし後半成長する。
最後ネパールの大地での行動は、救いなのか。 -
6月-18。3.0点。
農業を営む地主の次男が主人公。家を継ぐが、嫁不足のためネパール人女性達と集団見合い。
結婚するものの、不思議な減少が続き、妻は家出してしまう。
前半は主人公のまごつきと、嫁の不可解な行動でなかなか読み進まず。後半は一気読み。
ラストは良かったね。 -
山本周五郎賞
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篠田節子さんの本を読みあさって何冊目か。チベット辺りの宗教的な内容と、何もかも失って行く、追いつめられて行くような定型パターン。
「弥勒」と似ている感じもするし、「仮装儀礼」にも似ている気がする。
そして私は今回の物語は最終的には純愛じゃないかなと解釈した。
ちょっと違うパターンも読んでみたいものです。
当分、篠田さんはもういいかな。
激動のストーリーにちょっと疲れました。 -
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大きな農家の長男が、ネパールの女性と結婚します。
この男、最悪です。仕事と周りとの付き合いなどはこなしますが…妻の出身地ネパールがどこにあるのかも分からず、妻の気持ちなど考えず腹が立つこと間違いなし。
彼女がそうなったのは、素質もあったのでしょうが、追い詰められたからだと思います。
この話はどこにむかってるんだろう?どうするつもりだろう?と思いつつ読んでいきました。
最高は、どこにあるのかも分からなかった地。 -
厚い本だがあっと言う間に読めた。暗い話だが展開が早く、飽きない。ネパールに行きたくなった。
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ストーリとは関係ないけど、
心に病を持った人、浮浪者のような生活をしている人、人生に疲れた人、そういう人たちを受け入れる質素な生活を行う集団いいと思う。それで、そこで暮らしていく中で贅沢な暮らしがしたくなったり、新たな目的を持って生きていきたくなったりした人はそこを出ていく、というようなコミュニティ面白いとおもう。 -
最後まで一気。ほんとにすごい小説家。
とはいえ、95年10月からの連載で、問題意識が掴みづらかった。
確かにオウム事件などが起きた直後なので、そこへの考察はあると思うが、端的に主人公は悲惨だし、宗教はクズが集まることがよくわかった。 -
ネパール人の妻を持った地主の男性が、妻の不思議な能力を気味悪がる。しかし次第にその能力に翻弄され、財産を失い、裸一貫になり、掴んだものとは。地下鉄サリン事件後に発表された本作は、人心掌握する宗教の側面と、それにとどまらない物質主義からの脱却を提起しているようにも読み取れる。今のアジアは経済的に豊かになる反面、精神面も変化が起きてもおかしくない。おそらくこれからアジアが直面するであろう、精神の再生を描いている。
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地方の名士に生れた主人公輝和は、40まで嫁が来ず、ネパール人の妻を貰う。家を守るために従順そうだという理由だけで貰った嫁は、宗教的な活動を始め、資産を食い尽くす。
細々と自然からの恵みだけでの生活がなんとか安定していたところ、妻が突然姿を消す。和輝は失踪した妻を探しにネパールへと旅立つ。
幸せとは何か、金や名声か、自給自足の慎ましやか共同生活か、何があれば心は満足するのか。それを追い求めている小説。
言いたいことは分かる。長く丁寧に色々な事象を加えて、和輝は求めているものにたどり着く。そうだろうね。という感想。 -
この小説って一体なんなのか、どういう物語なのかっつーのが読後数日経った今でも捉えきれない。色んな事盛り込み過ぎなんだけど、かと言ってバラバラではない。日本ではカルバナも空っぽだったし、輝和も空っぽだった。ただ輝和が自分らしきものを手にした後半でカルバナがなんにも覚えていないってのはあまり歓迎できない展開だった。一連の神懸り的な出来事に関しては潔いまでになんの解説もないところが清々しい。教団の描写では仮想儀礼に連なるものを感じたし、過疎地での嫁取りついてはロズウェルなんか知らない、ネパールの情景では転生と後の作品の萌芽らしきものが垣間見え、それぞれ一作になるほどの数多くのテーマが含まれた作品。壮大よ。H市が八王子だってこと何故かにしばらく気付かなかった。野猿街道の西側とかそんな場所が舞台なのかな。
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長い
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著者プロフィール
篠田節子の作品
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