本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167606022
感想・レビュー・書評
-
図書館で。
う~ん、なんだろう。
放蕩したいなら、祖父とかを言い訳にしないで自分がしたいからしたい、という選択の方が共感が持てるなぁ。というわけで親の遺産を仕送りしてもらって、パリで高等遊民とか100年早いって感じの感想です。(遺産が尽きた後は働いてたみたいですが不法労働じゃない?それって)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
祖父の手紙に導かれて1970年代のパリを巡るストーリー。
昔のパリにトリップできるのが楽しい。
全6話での様々な人達との出会いが印象的。 -
第14回日本冒険小説協会 最優秀短編賞。
パリで亡くなった祖父の足取りを追って何でも屋をしている主人公。祖父が写った写真を手がかりに、プロレスラーや左官屋、娼婦、画家などに逢う。
戦前、パリは自由の象徴だった。「一度はパリを見てから死ね」「日本で就職するか、パリに行くかの2択」などと考えられ、祖父も主人公も、前述の出逢った人々も、パリの空気にやられて落ち着いてしまう。 -
最後が何かよかった。
-
参った。感想をアップしようとしたら、2007年に読んでいた。それなのに、読んでいる間、これは前に読んだことがある本だとはまったく気付かずにいた。ショック。
ストーリーは、渋くていい。男の弱さを様々な角度から見せてくれた。弱さ=優しさなんだけどね。
藤田さんの描くパリものは情景が見えるよう。ちょっとハードボイルドタッチなところも気に入っている。
戦前のパリで放蕩の限りを尽くした亡き祖父の足跡を辿る主人公。30歳。パリで出会った一人ひとりとの交流が、彼を一歩ずつ成長させる。
なんで、こんなに面白くて好みの話をすっかり忘れてしまったんだろう。ああ、情けない。でも、またいつか読み直そう。 -
主人公が巴里で出会う人々の生き様は面白い。終わり方も好き。
だけどあまりにも祖父の影を強調しすぎていて、ちょっと無理やり感も感じました。
総合的には良かったです。 -
パリにエトランゼとして滞在する日本人を描く連作。
著者プロフィール
藤田宜永の作品
本棚登録 :
感想 :
