- 文藝春秋 (1998年12月8日発売)
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感想 : 59件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167615017
みんなの感想まとめ
自由で色鮮やかな物語が展開される中、主人公の綾乃は怠け者でありながらも、沖縄の太陽の下で無敵の存在感を放っています。彼女の生き方は、一般的な価値観とは異なり、何もしないことが許される社会の中で、独自の...
感想・レビュー・書評
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図書館で。面白かったです。
主人公のような何もしたくない何にもなりたくない人間にも優しい社会。良いなあ~ 働きたかったら日本に行けばいい。そりゃそうだ。でも何もしないで居られると言うのもある意味才能であって貧乏性な自分なんかには耐えられないかもしれない。石垣島は一度だけ行ったことがありますが素敵な島でした。あの珊瑚礁はもう潰されて空港になってしまったのだろうか…。観光の為に作る空港がその目玉となりそうな珊瑚礁を破壊すると言う矛盾。変な話ですね、実際。
ガンマーの優しさといい加減さは彼女の苦しい人生の末の答えなのかなあと思いました。最後がめつい巫女さんが世話を焼いているのが面白かったです。
それにしてもデージ困った問題で子供と父親の顔が似てないってのは笑わせて頂きました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだろうね、夏休みが終わる一日前って感じ。
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綾乃のユタになるまえの生き方が、自分では「したらだめ〜」と思っている生き方を、ことごとくしてる感じで、羨ましい。そう感じた自分が新鮮だった。日々ウン%の改善も程々に…てことかな
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色鮮やかな物語だった。沖縄の太陽とオージャーガンマーのもとでは、綾乃のフユクサラー(怠け者)もフラー(ばか)も不自然に感じない。眩しいくらいに自由だ。ろくに学校も行かないのに成績は優秀で、しかも黒髪の美少女だ。無敵だ!強気な性格もオイラ好み、相手にはしてもらえないんだろうけど。いちばんの友だちがオージャーガンマーというギャップもいい。17歳と86歳の友情というか、愛だよね。きっと綾乃はカニメガとも手加減なしのいい関係になると思う。仲のいい友達とはずっと一緒に遊んでいられると疑わないのはオイラもだ。贅沢なんかしなくても、約束もしていないのにガジュマルの樹の下に行けば友だちに会えるなんてこんな素敵なことはない。いつもの店でいつもの顔ぶれで酒を煽っているのとは違うものな。話すことだって会社や家庭の愚痴じゃない。綾乃とオージャーガンマーのユンタクは噛み合ってるかどうかなんてお構いなしだけど、聞いているだけで笑顔になる。幸せって何かわかっていて全力で楽しむ二人だからできる。大好きな友だちとはそんな会話をずっとしたいな。
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なんくるないさ~(松懈/悠着)が(是)でーじ(重要)。あんまーほんまーがんまー(妈姐妹)。はなもー(冲绳方言)、ほるもー(鸭川方言)ww
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大好きな沖縄の島が舞台の物語。
始めはすごくおもしろく感じたのだけど、途中から退屈になってしまった。
感情や状況にいちいち説明が多すぎて、それがちょっと鼻につくんだよなあ。設定はとってもいいのに、人物像とか内容も荒削りで、なんだかもったいない感じ。。。
でも、沖縄の方言、テーゲー主義な雰囲気、怠惰な綾乃とオージャーガンマーはすごーくよかった。
この人の違う作品も読んでみよう。 -
職場の上司にお借りした本です。
多分自分じゃ絶対買わない系統の本なので、
こういう出会いがあるのが貸し借りの醍醐味ですね。
さて、物語は沖縄を舞台としたファンタジーです。
主人公の綾乃が親友のオージャーガンマーという86歳の婆さんと
ダラダラとした毎日を送る中で、
突然神様にユタ(巫女のようなもの)になれ、
と言われて・・・というお話です。
沖縄の空気感なのか、全く切羽詰った感じは無く、
ひたすらダラダラした展開に最初はなじみづらいところもありました。
しかし慣れると意外に心地よいのです。
何もしなくて良い、ただ毎日生きるだけでよい、
そういう在り方も許されるんだなぁ、なんて思わされました。
7割ほど進んだあたりからは綾乃がユタになって、
物語は急展開を見せます。
そこからのスピード感もなかなかに良かったです。
それまでずっとアイドリングで運転したのに、
突然アクセルを踏み込んだような展開の中、
急に大人の女性になっていく綾乃はとても魅力的です。
なかなか面白かったので、その内テンペストとかも読んでみようかな、
なんて思わされました。 -
さすが日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
池上作品の原点ですね…言うことなしです! -
最初7割のだるい展開しない綾乃とオージャーガンマーのやりとりが、逆に楽しく石垣島の空気を感じられる本だけど、最後はあっさり。あ、それがオチ? みたいな。
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石垣島などを舞台とした作品です。
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主人公の綾乃のキャラクターがとにかく強烈(笑)
だって親友が86歳のオージャーガンマーっていうノーパンの老女だからね!ノーパンてどういうこと!(笑)
破天荒すぎて見てるこっちがハラハラするんですが、最後の最後でうっかり泣いてしまいました。この作家さんの書く話には、こういう突拍子もない人が必ず出てくるような気がするんですが、なんとなく許せてしまうのは舞台が沖縄だから?どんなに悪人でも、どこかにあたたかみがあるから?(笑)
トートーメー、ユタ、ウチナーグチ。沖縄は、『おきなわ』という土地なのだなあ、と強く思います。その、生死観、生き方をふくめて。 -
第6回日本ファンタジーノベル大賞
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いい、ほんと素敵な世界!物事を単純化させてくれる本。
オージャンガンマーのぶれない感じがいい( ´ ▽ ` )v -
これは夏に読んでよかった!綾乃の繊細さと大胆さが痛快な時もあればワガママすぎてげんなりするときもあるオージャーガンマーとのユンタクはもっともっと聞いていたい神様が庶民派でちょっと可笑しい^^オージャーガンマーもカニメガもいつか神様になるんだろうか綾乃がユタになれて本当によかったな
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数年前に西表島に旅行に行った時同じ宿になった女の子に教えてもらった本。「我が島の話」の意。島の変わり者である老怪女&悪童娘の名コンビが織りなす痛快話。沢山笑って最後は泣いた。全編に渡るウチナーグチ(沖縄弁)が生き生きとした表情を見せる。
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ユタになるように神様からのお告げを受けた美少女綾乃と86歳のおばばの交流を描く。ストーリーよりも、沖縄の空気が感じられるような作品で、読んでいて気持ちが良い。ただし、読後感は「風車祭」の方が良かった。
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石垣島出身の池上永一の処女作。
沖縄の豊かな自然と共に生きる美しく天真爛漫な少女と
60歳以上も歳の離れた親友のオバァとの交流を描くファンタジー。
いつもノーパンでうろつく86歳、
絞められない為に仮病を使う鶏、
縄張り争いで殴り合いをするユタ、
ユーモアに溢れてすごく楽め、涙も誘う作品。
「第6回日本ファンタジーノベル大賞作品」(1994) -
バガージマヌパナスは、第6回日本ファンタジーノベル大賞の
大賞受賞作品に加筆したものだとか。デビュー作といえるのかな。
沖縄の小さな島を舞台に、
のんびり好き放題過ごしている若い娘・綾乃の物語。
沖縄の呪術的(?)思考が全体に流れていて、
その死生観や仲良しのおばぁとの交流、娘の成長などが面白かった。
ネタバレになるかもしれないが、
仲良しのおばぁが、物語の前半では、
綾乃に流されるように(飲み込まれるように?)存在しているのだが、
後半、綾乃との交流を持つ以前の彼女の人生が描かれているところが
泣けた。 -
旅行中の石垣島の本屋さんで偶然見つけました。
主人公の不良娘綾乃と不良おばぁ
オージャガンマーのコンビが大暴れの話。
おばぁは平良とみさんって感じでしょうか
楽しい、引き込まれる話ですが、
ホロッとくる場面では2度ほど涙してしまいました。
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