夏化粧 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 222
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167615031

感想・レビュー・書評

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  • この作者が描いた『風車祭』がとても面白く、
    こちらも興味を惹かれ手に取った一冊。
    今回も強烈なオバァが登場し、笑えるシーン満載なのだろうなぁ〜と期待していました。

    確かに出てきたオバァは強烈。
    しかし割とシリアスな内容でした。
    終わり方は予想していたのとは全く違く、切なさが残りました。
    オバァは凄まじいものを残していってしまったなぁ…。
    願いを取られた人たちは、その後どうなったのだろう。

  • 産まれた時にかけられた呪いのせいで姿が見えなくなってしまった息子を救うために、母・津奈美は毎夜陰の世界へ旅立つというファンタジー。
    人は必ず七つの願いをかけられて産まれてくるといい、その願いの強いものを津奈美は盗みに行くのだが、自分の子供を助ける為なら自分が悪者になっても良いと命をかけて戦う姿に母の強さを感じた。
    強い願いの持ち主だって母に大切な願いをかけられて産まれてきたのに、自分の子供の為とはいえ、それを盗まなければならない苦悩。それが最後の願いへの試練に繋がり本当に強い心の持ち主の願いが聞き入れられるのかもしれない。(多分、弱い心だと苦悩もせず最後も諦めそう…)
    少しコミカルな表現もあり、また少しホロリと涙する場面もあり。非常に面白かった。

  • まじないによって姿を見えなくされた息子を元に戻す為、命をかけて陰となり、人から「7つの願い」を奪う、若き母津奈美の物語。

    母の愛はこれほどまでに強いのかと思い知らされた。
    強さのあまり大切な人を傷つける結果になってしまったのは、ちょっと悲しかったけど・・・

  • カジマヤーでファンになり、2冊目。
    期待に胸を膨らませたものの…これはイマイチ。
    突拍子もない展開はカジマヤーに似てるんだけど…なんでかなあ。登場人物があんまり好きじゃないかも。

  • 池上氏の作品はこれが初読。
    どんな作風なのかも全く知らないままに読んだのですが、期待を遥かに上回る面白さですごく得した気分です。
    荒唐無稽さとユーモアが絶妙に混ぜ合わされたファンタジーは、これまで読んだ他の作家にはないものでした。

  • 母は強し。
    突飛なファンタジー作品*

  • 積読本。
    ファンタジーとかふだんまったく読まないのに…!
    (えぇえぇ、中村氏の表紙に釣られたクチですよ)

    なんかファンタジーって苦手であまり手を出したことないんですが。

    てかもう、物語最中で「幽霊」だとか非現実過ぎるものが出てくると、それまでの文との差にゲンナリくるの!

    そのぶんこれはファンタジーって頭から決めてかかってたからよかったのかな?

    印象。
    最初…フワフワ。あーファンタジー感満載。でも読みにくくないぞ?
    中盤…お、おもしろい!でも雲行きが怪しく? 終盤…そういう展開!?最初のほのぼの感はどこへ!?

    でも後の解説である通り、ファンタジーなのに妙なリアル感を伴ってるので、苦手な私でもすいすい読めたのだと思います。

    読んでるときは分からなかったけど、こうやって読み終わって改めて見てみると、最初と最後のギャップが結構すごいよね。
    オバァの葬儀のとろなんか、面白さ満載だったのに。

    読後は少しスッキリしない感じはあったけど、でもこういう結末もありなんだなって納得できる範囲でした。

    ファンタジーでもこんな部類もあるのね。
    読まず嫌いでごめんなさい。


    @手持ち本

  • 母親の愛情は時として残酷だよ。

  • ■ 1145.
    <読破期間>
    H23/5/19~H23/5/24

  • 石垣島などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1970年沖縄県生まれ。早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。96年『風車祭』で直木賞候補に。沖縄の伝承と現代を融合させた世界を確立。圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表。著書に『レキオス』『シャングリラ』『テンペスト』『黙示録』などがある。

「2017年 『ヒストリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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